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2008年04月08日(火) 放射性物質盗まれる…ニュースの扱い軽くない? / タクシー代500万

千葉県市原市にある非破壊検査株式会社の営業所保管庫から、放射性物質「イリジウム192」が入った容器が1本盗まれていることが分かったそうです。

保管庫は2重扉で鍵が4つ掛けられていたのですが、荒らされた形跡はないけど、防犯カメラには容器を持ち出す不審な男が映っていたとの事…その男が映っていたのはどんな時間帯なんでしょう? 

いや、それよりも、この盗まれた放射性物質、この容器の中にある限りは人体への影響はほとんどないのですが、容器から取り出されると、(私が参照したtbs.co.jpのページを引用すると)

一般の人が1年間に受ける放射線量の50倍の放射線を1時間で被ばくする可能性があるということです。
だそうです。
回りくどい言い方をしていますけれど、通常に生活をしている50年分の放射線を1時間で受けてしまうと言うことですね。

先日は茨城県の荒川沖駅で、どこかの精神異常者が無差別に人を刺して回りました。自分を神またはそれ以上の存在と信じる異常者、自殺したいけど一人はいやと言う異常者が氾濫している昨今、この盗まれたイリジウム192がどこかで悪用される可能性は低ありません。

この手のニュースはもっと大々的に取り上げられるべきだと思いませんか。知っていても被害にあう可能性はありますが、知らずに居るよりはどれだけ良いでしょう。盗んだ人を早く捕まえることも大切ですし、このような放射性物質を管理するにはあまりにもお粗末な体制は早急に改善されるべきです。その為にも、もっとこのニュースは大きくなって欲しいものだと思う次第です。


タクシー代500万

国交省関東地方整備局道路部の職員が、平成19年度にタクシー券を190回総額500万円近く使っていたことが分かりました。

この職員は、申請した残業が225日で296時間。1日平均1.3時間だそうで、それは十分終電のある時間ですが、彼らの言い訳では、1,000時間を越える残業を申請している人も居るのに、彼はそれを潔しとせず、残業はしなかったことにして、連日午前2時、3時まで仕事をしていたのだそうです。

私たちも、本来やってはいけないことですが、残業代に規制がかかった後も、残業を「していなかった」ことにして、サービス残業をしてしまうことがあります。でも、その場合、公式には残業をしていないのですから、もしタクシー代が発生したとしても、それは会社には請求できません。だって、仕事もしていないのにタクシー代を請求できるはずがないじゃないですか。それがいやならサービス残業をしないことです。

私が先月まで居た会社でも、かなり残業は多かったです。終電を過ぎることもしばしば(いや頻繁に)ありました。会社から自宅までタクシーに乗って首都高経由で帰宅すると大体15千円程度でしょうか。それでも、会社は月に3度となるとかなり渋い反応を示しました。

会社からは「タクシー帰りが連日となると、当然睡眠時間が不足する。また、15千円を超えるような金額なら、立派なホテルにも泊まれる。もし、それがどうしても必要なら出張扱いにして、タクシー帰りではなく、近くのホテルに泊まって英気を養うように」と通達も出ました。当然の話です。

一般的な話として、私たちソフトウェア開発に携わる者は、一人月辺り100万を下回る金額で契約をしていることが多いと思います。100万円なら1ヶ月を20日勤務として1日5万円。1日7時間勤務なら時間あたり約7千円となります。タクシーで25千円を使っていたら、この人の仕事の内3.5時間は交通費と言うことになってしまうのです。実際にはもっと単価は低いでしょう。60万円位と想定すると、1日3万円で時間当たり4,500円です。この場合、タクシー代を稼ぐのに5.5時間、つまり定時を18時としたら、そこから23時30分まで働いた金は全てタクシー代に消えるのです。全く儲けになりません。無駄ですね。

そして多くの場合、タクシー代で消えるだけではなく、その時間は残業代も申請されます。ですから会社がいい顔をしないのは当然のことといえるでしょう。余程必要がない限りタクシーなど使うのは愚の骨頂です。会社に利益をもたらすために働いている人から見たら「ごくつぶし」以外の何物でもないのです。

さて、この職員ですが、多分彼および、彼の所属する国交省関東地方整備局道路部または国交省関東地方整備局なのか、それとも国交省自体なのか(多分これが正解だと思うけど)分かりませんが、彼らには「原価意識」なんて言葉は存在しないのでしょうね。自分たちの仕事が生産性を考える必要のない仕事であり、税金からいくらでも補充されるため原価を考えることに掛けては幼稚園児並の知能しかないのでしょう。ですから私たちが普通に持つ「自分の給料を支払ってもらうためには、それに見合うだけの売り上げに貢献しなければならない」と言う意識も皆無で、単にだらだら仕事をして残業代を稼ぐこととか、もっともらしい言い訳をしてタクシーチケットを使うことしか考えていなかったのでしょう。

彼ら原価意識のない幼稚園児に税金を任せるのは本当に正解なんでしょうか。彼らが常識と思っている愚行、暴挙を抑止するだけでかなり税金が節約できる気がします。
彼らの慣習、プライドなどはゴミ箱に捨て、民間からであれどこであれかまいませんが、原価意識を持つ人の手で予算管理をして欲しいものだと思います。


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