The Green Hills of Earth
通勤の途中、修学旅行にでも行くのか、学生が駅に大きな鞄をもって大量にたむろしているのを見掛けることがあります。 大きな鞄を持っているのは今も昔も変わらないのですが、最近はキャスターつきの鞄を持ている人が増えましたね。
大人も子供も、最近はそんなキャスターつきの鞄を持つことが流行りなんでしょうか。繁華街に行ってもゴロゴロ、地元の片田舎に帰ってもゴロゴロ、あちこちで特に女性がゴロゴロしています。力が弱いから楽なキャスターつきのカバンを使う…より、旅行じゃないのなら荷物を減らしたらいいんじゃないの?と余計なお世話のひとつも焼きたくなります。というのは、この鞄、引くと楽なのですぐにゴロゴロしたがるんですね。それがどんな人混みでも…で、人混みの中だと回りを歩く人は歩いている人だけが見え、ゴロゴロ引いている鞄は見えません。ですから、その人を避けたと安心すると視界の外から何やら足にぶつかってきてびっくりする訳ですよ。それで、その人が謝るならかわいげもあるというか、こちらも「ああ、大丈夫ですよ」とか「こちらも気付かないでごめんなさいね」なんて言えますけれど、こういうところでゴロゴロする非常識な人は大抵「なに私の荷物にぶつかっているんだよ」という顔でチッっと舌打ちをして睨んでくるか、無視を決め込む輩がほとんどです。で、そうなるとこちらも「なんで荷物をぶつけられて、更にそんな不愉快な目で見られなきゃならないんだよ」と不愉快な気持ちになり、わざと鞄を蹴倒したりしちゃうわけです(まぁ、ほとんどの場合空振り…気付いたときには後の祭りですけれど、時々、私の足の上をゴロゴロ乗り上げてくる強者がいるのです)。で、こちらも同様に「邪魔なものを引きやがって」とか「なんだよこの」ってな目でチッっと舌打ちをするのです。
なんかね、この瞬間がとても嫌です。 なんで、自分の引いている荷物が人にぶつかったのに、喧嘩腰の目でにらむのでしょう。人混みの中だからこそ、人様に迷惑をかけないようにするのが当然だし、迷惑をかけたら会釈のひとつすれば丸く収まるじゃないの。 多分、この人たちは「自分の荷物を蹴られた」という考えしかないのか、それとも「謝ったら、つけこまれる」と思っているのでしょうかね。そういう自己中心的な考えしか持てないのは悲しい限りですね。
これだけゴロゴロ鞄が増えたのですから、荷物の位置を示す旗を義務化するなど何かの工夫をしてほしいものです。小心者としては余計なトラブルに巻き込まれたくありません。これ、本音です。
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