The Green Hills of Earth

日記内検索は目次ページにあります。
☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2006年07月26日(水) 進行状況 / 研究費を不正流用 / ドラマ

水面下で準備をしている、このページのブログ移行作業…ちょっと苦労しています。
「全てを自分で作る」は早々に諦め、テンプレートをダウンロードさせていただいて、カスタマイズをしている訳ですけれど、思った通りに動作してくれません。「自信の勉強のため」なんてもうそっちのけで、「兎に角、体裁が整って欲しい」と願わずにいられません。

基本的な部分は全部できているんですけれど、「見た目上これだけは作りこみたい」と思っているところが駄目なんですよ。この辺りは文法を理解していかないと手を出しにくい部分でもありますし、家Linuxサーバ仕立ててしまおうかなと思いつつ、元来の不精な性格がそんな面倒なことは却下と頑固に拒んでしまいます。
機能的にはもう引っ越しても問題はないのですが、(エンピツのページデザインが普遍であることからもわかるように)引っ越してきて尚、ちまちまいじるって言うのはどうも好きじゃありません。良くデザインを変更される人もいらっしゃいます。センスが良くて、毎回「すごいなー」と感心する人もいます。でも、私にはそんなセンスはありませんから私は頑固で居たいのです…とは言いつつも、諦めるのも早いんですけれどね。はぁ…ヘタレだわ。


研究費を不正流用

九州大学で文部科学省の科学研究費補助金を不正流用した事例が3件見つかり、5人が処分を受けていたそうです。

昔、ある会社(A社としましょう)からソフトウェア製作の依頼を受けた事があります。
A社の営業さんと一緒に客先に伺い、仕様を検討し、ソフトウェアの部分は私が、ハードウェアの部分はA社が納入するという手はずになっていました。客先でのヒアリングを基に最初の見積もりを提出することになったのですが、私がソフトウェアの見積もりをA社に持参すると、それを見た営業さん(多分20代前半)が怪訝そうな顔をして「こんな少しで良いのですか?」と聞いてきました。私は初めてのお取引と言う事もありますので、十分なマージンもとっているつもりで居たのですが、もっと高くても良かったのかとちょっとびっくりしました。そしてその後で、A社の作成した見積書を見せてもらったのですけれど、例えば5万円で仕入れる機器は15万円で納入するし、私とその営業が半日お邪魔してヒアリングする費用は2人で10万とかなっているし(10万/日×20日=200万円/月ですよ。バブル全盛の時だってこんな単価をつけるのはよほど大手の企業だったんじゃないでしょうか)、更に別途営業人件費と言う項目があったり、交通費も本当は往復600円くらいで行けるのに5000円くらい請求しているし、「はにはに?」と思うような、これまでに見たことも無い、そしてそれ以降も見たことの無い豪勢なめちゃくちゃぶりを発揮した見積書でした。営業の主体はA社にあるので、口を出すべきところではないのですが、つい口から「それは余りにも無謀なんじゃないですか?」と言葉が漏れてしまいました。(金額は適当ですけれど)100万が妥当と思われる仕事で500万円を請求しているような感じです。それも、先に書いたことからも明らかなように、ソフト開発やハードウェアについて如何に素人であろうとも、「これはなに?」と思う項目が目白押しです。こんな見積書を持っていって納得してくれる客が居るとは思えませんからね。しかし、「私たちはいつもこんな風にやっていますよ。そちらももっと乗せた方が良いと思いますよ」とのんきに言うのです。(本当に受託できると良いね)心の中でそう思いながら、この仕事はその時A社の事務所を出てすぐに忘れることにしました。そして、この後A社から連絡が来ることはなかったようです。そして、後で知ったのですけれど、このA社、お役所からの天下りの人が経営陣を占めているような会社でした。

先の研究費の使い込みと全く関係のないような話かもしれません。
でも、私には同じ話に思えるのです。つまり、A社は天下りしてきた人たちが役所から適当に仕事をもらってくるので、まじめな営業をしなくても、適当に言い値で見積もりを作っても、それが通る仕事を苦もなくとってこられる環境にいるのですね。そういう営業しかしないから(そもそもそれを営業といえるのかが疑問です)、時々天下り先とは関係の無い仕事が舞い込んできても、普通の仕事ができない…いや、普段やっていることが「普通」なので、「普通じゃない」仕事はできないのです。そう、泥棒の国では泥棒は普通の人だし、泥棒じゃない人は非国民である訳ですね。九州大学などでも、研究内容を申請して国から研究費と称するお金を引き出せます。そして、その審査も、用途のチェックもかなり甘いのではないでしょうか。ですから大学側の心のタガが緩んだ人たちには、適当な理由をつけてお金を引き出してしまえば、それはもう自分が自由に使えるお金と勘違いをしてしまうのではないでしょうか。詳しく調べたらもっと不正流用はボロボロ発覚するような気がします。しかし、チェックを厳しくして、ティッシュ一箱買うにも申請と審査が必要なんてことになったら研究も滞っちゃいますし、一見研究とは何の関係もないものを買うなどと言うとき、それを説明するのも面倒って事になりますよね。

私の知っている人は、国から助成金を貰って実験をするのに、必要だからと人形(はっきり言ってしまえばダッチワイフ…こんな感じのもの)を数十体買い揃えていました。「いろいろな体型があるほうが実験に幅が出る」と様々な種類の人形にこれまた研究費で買ったセーラー服だのナース服だの様々な服を着せています。傍から見て「いろいろな体型って女性型ばかりだし、服なんて関係ないと思う」「自分の趣味に走っているだけなんじゃないのか」と思うのですけれど、それがその人の中ではきちんと説明ができている「実験に必要なこと」らしいのですね。確かにより安いマネキンは人の形をしていても肌の質感などは全然違いますし、より人間に近いものと言う意味ではこういう人形もありなのかもしれません(本当にそうなのかはわかりませんけれど)。言っている事を聞くと「そうなのかな?」と思う部分もある反面、やはり根強く「趣味に走っているだけでしょ」と思う気持ちは払拭できないで居るのです。

この手の話がニュースになる度、私はこの話を思い出します。「あの人はどっちなんだろう」とね。家事の便利発明などと違って、それらの人が研究していることは、たいていの場合、われわれが思いつきで発明・発見できるようなことではありません。人が驚くような発明、発見などは人と同じ事をしていては生まれてこないというのもある意味真実でしょう。どこまでが実験で、どこからが私利私欲なのか難しい判断です。ですから、ある意味研究費の何%かは無駄に使われる費用と見込んでおけば腹も立たないということなんでしょうね。後は金を使っただけの成果を出せよというしかないのだと思います。特に今回の九州大学の場合は、その金を特に悪用したと言うほどのことでもないので、こういうことに目くじらを立てちゃいかんよと思います。ま、そういう風に言ってチェックが甘くなるとどーんと大きな使い込みがばれて、「今までなんでチェックしてこなかった」となること必至ですから、小さな事件がちょこまかとおきている方が社会としては安心なのかもしれませんね。

その研究費を、個人の生活費、交友費、更に株の売買などに充てていたとなれば言語道断ですが、あまり細かいことは気にせず目をつぶるしかないのかなと思う次第です。


ドラマ

先日、昼(15時から)に再放送されている「危険なアネキ」に出ている伊東美咲さんが、とっても美しくて惚れちゃったと書いたのですが、その直後くらいから(多分火曜の21時枠で)伊東美咲さんが出るドラマの放送が始まりましたね。題名覚えていなくてごめんなさい。そして、その中で見る伊東美咲さん、全く顔が変わっちゃっています。女優さんってこうも簡単に顔が変わってしまうのかとびっくりです。演技によって顔が変わるって事?それとも単純な経年変化? 兎にも角にも「はにはに?」ですわ。

それと、ちょっと興味を持って(生まれて初めて録画までして)見ている「結婚できない男」ですけれど、あれって、本当「こんなヤツいないよ」と言い切れない…と言うより、私もどちらかと言うとあんな性格かもしれません。良かれと思って言った事が誤解されると言うことが多々あるのです。こちらは気を使って言ったつもりなのに、相手は全く逆に攻撃の言葉としてとるみたいな経験が少なからずあります。だから、あの阿部寛さんを見ていると「そこまで大げさじゃ ウソ臭い」と思いつつも、ついつい感情移入してしまいます。
情報通の人(いや普通の人もかもしれませんが)は、このドラマが今後どうなるか、既に展開を判っていらっしゃるのでしょうけれど、私は何の情報も仕入れず、のんびり楽しみたいと思います。


目次(検索)前へ後へHomePage


リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
mail address
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010