The Green Hills of Earth

日記内検索は目次ページにあります。
☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2006年06月30日(金) 罪のバランス / 誘拐その後 / 著作権 / ノートパソコンのこと

多分、子供の頃は物の道理がわからず、一般常識で「悪い」とされていることも、「知らずに」やってしまうことがあるでしょう。だからこそ、子供のうちは罪を犯しても許されるのです。しかし、「道理のわからない子供」と言うのは果たしていくつまでのことを言うのでしょうか。今現在の法律では青年は20歳からとされています。しかし、凶悪な犯罪についてはもっと若くても刑事裁判を妥当とする形に変わってきています。
良い歳になった私たちの年代から見ると、大変失礼かとは思いますが、今の高校生位の子供はやはり子供だなと思える部分がかなりあります。しかし、自分が高校生だった頃を思い出すと(遠い霞の向こう側のような記憶ですが)、高校生どころか中学生の頃から「自分はもう十分大人だ」と思っていましたし、高校に入ってからは、バイトをして自分の生活費は自分で賄っている部分もあったので特にそう思っていたように思います。しかし、その当時の自分を今の私が振り返ると「てんでガキ」だったことは否めません。そう考えると、本当に凶悪犯罪を犯した子供は「凶悪犯罪を犯したのだから許されざるものなのか」と考えてしまいます。
そう、片方では「その凶悪性、残虐性などは、どんな良い訳をしても、そしてこれからの一生をかけても償いきれるものではない」と思いますし、もう一方では「何も知らない子供なのだから」と言う気持ちにもなります。しかし、そう思ったところで「大人ぶった子供(中高校生の年代)なら、分かって良い、いや判っているべき、身につけているべき常識がある筈だ。それが欠落しているのはおかしい」と思ってしまうのです。

では、子供が常識を身につけられなかったのはなぜなのでしょう。
今日のasahi.comに「ブランド品の万引きを繰り返していた親子」の話が載っていました。
52歳の母親が見張り役、27歳の娘が実行役を務めていたそうです。
この記事では娘が「バッグが素敵だった(から盗んだ)」と言う娘の話に対し、弁護人が「それは生活に必要なものか?」と問い詰める場面があったと書かれていますが、その母親はどういうつもりだったのでしょう。
52歳にもなって、万引きが良いことか悪いことかの判断も付かない親からは、やはり万引きが良いことか悪いことか判断ができない娘が育つのですかね。当然ながらその親を反面教師としてまともに育つ子供もいるでしょうし、一概に育った環境が悪ければみな悪人になるとは言えませんが、少なくとも、親に責任の一端はあるのではないでしょうか。

未成年で責任の取れない子供が犯した罪なら、その子供を育てた親が責任を取るのが正しいでしょうか。少なくとも「エネルギー保存の法則」では、発生したエネルギーは何らかの形でバランスが取れることを示しています。未完成な子供、まだ義務教育期間中の子を育成する義務は親にある訳ですから、子供が取りきれない責任は親に課すというのがバランスの取れたスマートなやり方ではないでしょうか。ま、こういう法律が成立したら、「親に起こられてむしゃくしゃしたから、親に仕返しをしようと思った」と凶悪犯罪に走るお子ちゃまが増えるだろうなとは思いますが…
それでも、「子供だから」を理由に犯した罪、その被害にあった被害者の受けたショック、悲しみと言うエネルギーが中途半端に浮いてしまうのはおかしいことですよね。恐怖政治が正しいことだとは思いませんが、必要な時にきちんと罰を与えるという意味で、学校での体罰、家での体罰を見直すべきなのではないかとも思います。
「こういうことをしてはいけないよ」と手やお尻をたたかれたり、拳骨をもらうことの方が、「こういうことをやってはいけなかったんだよ」と死刑になったり、何年も塀の中に行くことよりどれだけ良い事か考えてみて欲しいものです。


誘拐その後

先日の渋谷で起きた誘拐事件、良く分からないのですが、私は「思いつきでそんな時代遅れのことをやったって」とこき下ろしたのですけれど、asahi.comの記事を読むと、この3人連続強盗グループに加わっているって事なんですかね。

まぁ、「加わっている」と言う言葉から三下の使いっ走り程度のかかわりなんだろうと言うことが伺えますけれど、話はどんどん大きくなりそうです。


著作権

「ローマの休日」の著作権所有を主張し、パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションが、同作品の激安ソフトを販売する会社に対し販売差し止めの仮処分を東京地裁に申請したそうです。

「ローマの休日」は昭和28年(1953年)に公開され平成15年(2003年)12月31日24時をもって50年が経過し著作権保護期間の50年が経過しました。しかし、平成16年(2004年)1月1日0時から著作権保護期間を50年から70年に延長した改正法が施行されたことで、激安ソフトを販売する会社は「著作権保護期間が過ぎた」と判断し販売を開始したのですが、映画の配給元は「12月31日の24時と1月1日の0時は同じ時刻だから、この映画も著作権保護期間は70年となる」と主張しているのです。

大体、言葉があやふやなんじゃないでしょうかね。12月31日の24時って言う言葉が曖昧なんですよ。期間(範囲)を表す表記で23時59分59秒までと書くと、「ではその59秒から60秒になるまでの1秒間はどないするんじゃ」となるので便宜的に24時と言う表現を使っているに過ぎないのでしょう。それはあくまでも「未満」であって「以下」ではない、つまり「60秒は含まれない」と言う判断が正しいでしょう。そうでなければ2003年12月31日の24時は「12月30日23時59分59秒から1秒経過した時間」と捉えるのが正解でしょうね。

確かに、この1秒の解釈の違いであと20年おいしい汁を吸えるかどうかが変わってくるのですから、言う方も駄目でもともとと言って見たくもなるでしょう。しかし、その屁理屈は一般の理解を得られるものではありません。たった1秒の違いではありますが、その事実は受け入れるべきだと思います。


ノートパソコンのこと

「とりあえず修理をせず、お金ができたら修理に」と思っていたCF-W2ですが、その後冷静に考えたら、このままお蔵入りが正しい処置かなと思うようになりました。
結構長く使ったと思ったのですが、買ったのは。(「2004年の2月1日のことだったんですね。2年半…これが長いと見るか短いと見るかは人それぞれですけれど、見積もりの折りに「液晶もそろそろ寿命を迎えそうです」と宣言されているだけに、ここで修理代を払って修理をしてもまた近い内に今度は部品代約6万円の液晶交換が必要になってくることを考えると、簡単に修理するとは言えません。

それより、最近はノートパソコンも10万円程度から買えるようですからそちらから検討をした方が良いのかなと思えてきたのです。
しかし、そこにはいくつか問題があります。私の場合は外に出るときは持ち歩くことが多いので、まず携帯性が良い事が条件です。そしてただ小さければ良いのではなく、きちんとタッチタイプができる事も条件。CPUの性能なんて動けば良いや程度なのですが、今度買うときにはきちんと保険をつけて買いたいと思います。しかし、この保険と言うのはメーカーによって様々で、例えばEPSON DIRECTで販売しているパソコンでは、保険は減価償却方式です(正式な名前は知りません。ごめんなさい)。つまり、商品が届いた月は保険の補償額は100%ですが、それから契約した年数に応じて少しずつ値段が下がっていくのです。確か最後の月はその補償額は数千円だったんじゃないでしょうか。そして、その金額を使いきった場合、その保険が後何年残っていようと保障はなくなるのだそうで、その代わり保険の代金も安いのです。ですからノートパソコンとはいえ殆ど家から持ち出さない人にはお勧めの保障なのですけれど、私のは不満です。ノートパソコンは可搬性が良いだけに落下などのトラブルもありますし、また今回の私のように水をかぶってしまったとか、更に液晶パネルの寿命や耐久性の問題もあり、末永く使うつもりならそれなりの保険は入っていた方が良いのです。多くの場合修理を1回したら元が取れる金額ですし、修理をする機会は結構あるものですから(ま、使い方にも寄りますけれどね)。
私はアップルのPB550cでは液晶交換を経験しています(保障期間内だったので無償)し、その後のIBM(X30)は落下させて壊していますし、今回は水をこぼしてとトラブルを起こしています。そんなドジはしないというのならそれでも良いですけれど、私は保険を重視したいと言う考えです。そうして辺りを見回すと、次期パソコンももしかしてまたPanasonicになるのでしょうか。Rシリーズは軽くて良いのですが、キーピッチが狭すぎるのが気になります。ですから買うとしたらTシリーズかWシリーズになると思いますが、W5で見積もりをすると294,450円だそうで、そう簡単に手を出せる値段じゃないですね。安いノートパソコンなら2台買えちゃう値段ですからねぇ…悩むところです。


目次(検索)前へ後へHomePage


リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
mail address
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010