The Green Hills of Earth
JR東海、JR西日本が来夏投入する新幹線では客室禁煙で、デッキに喫煙室を設けるなどの対応をするらしいですが、JR東日本は来春から新幹線や特急列車などで完全禁煙を実施するそうです。長野新幹線や九州新幹線など乗車時間が2時間未満の新幹線では全面禁煙はありましたが、2時間を越える新幹線では初めてのこととなるようです。
掲示板の方にも書いた事をこちらでもちょっと書かせてもらいます。 先に書いた「タバコ」を読んでくれた方から、「タバコ農家」と言うキーワードをいただきました。 「タバコ」を書いたとき、本当は「日本政府が大好きな〜できないのでしょうか」と言う文章の後ろに「それよりも、タバコ栽培に関わる人のことをきちんと考えてほしいものです」という一文をつけていたのですが、この文章で書きたい事は「なぜ、そんな害毒のある物を害毒があると判って売っているのか」と言う疑問だったので、最後の最後にその一文を削ってしまったのでした。←言い訳っぽくてスミマセン。 日本だけでなく今現状でタバコの葉の生産で生計を賄っている人は大勢いらっしゃるでしょうから、そういう人達にとって「禁煙」の風潮はとんでもないことだと思います。もし「タバコ禁止」となったら路頭に迷う人が大勢でてしまうのでしょう。当然ながら農家の方たちだけではなく、日本たばこ産業(JT)と言う会社も他の事業に手を広げているとは言え大打撃を蒙ってしまうのでしょうね。更に販売禁止となった途端に「そんな害のある物を売っていたとはけしからん」と健康被害の訴訟が何件も巻き起こるのではないでしょうか。でも、「タバコの販売を禁止するほど害があったなんて知らなかった」と喫煙者が訴訟を起こしたとしたら、私はそれは間違えていると思いますけれどね。どれだけの毒性があるかどうかに関わりなく、これだけ体に悪いと言われていたのに喫煙をやめなかったのは本人の選択でしょう。それを禁止となった途端、そんなものを販売していたのが悪いというのは屁理屈にしか過ぎません。でも、そういう状況になったら、必ずこういう訴訟を起こす「バカ」がでてくるでしょう。しかし、今までにも書いてきたことですが、タバコが体に害を及ぼすらしいことは判っていても、それは一律ではなく「どれ位」と数値化ができないものですから、「タバコのせいで体を壊した」と訴訟を起こしても負けるのが目に見えています。それはもしタバコの販売が禁止となっても変わらないでしょうね。それより喫煙していた人全てを相手取って、非喫煙者が訴訟を起こすと言う方が面白いとおもいますが如何でしょうね。 もし、タバコの販売及び喫煙全面禁止を強行したとしたらどうなるでしょう…多分日本だけが禁止にしたところで、世界でタバコの葉っぱは作られていますし、タバコ自体も作り続けています。日本でもタバコの葉は作ることができる訳ですから、販売・喫煙の罪を麻薬と同じにしなければ闇市場での販売は後を絶たないでしょう。その昔アメリカで施行された禁酒法のようになってしまうのでしょうか。 結局は、それら企業やその生産に関わる人を守るため、そしてその仕組みを根本から変えることがめんどくさいから、後は個人の責任で吸ってね。それと嫌煙者の為に(っていうか、本来するべきことだから)喫煙者への締め付けは目をつぶる、安易と言うか日本政府の得意技「臭いものには蓋をする」(将来どうしようもなくなった時の政治屋に貧乏くじ押し付ける)を解決策としているということなんでしょうね。 個人的にはタバコより先に「酒」を規制して欲しいと思います。いつどれだけの被害を蒙っているか判らないタバコより、酔っ払いの引き起こす迷惑の方が問題は大きいと思いますから。ま、こちらもタバコと同等かそれ以上に規制することは難しいものだろうなと思いますけれどね。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |