The Green Hills of Earth
実家に帰った名目は「父にパソコンを教えに行く」だったのですが、副題は「野菜を貰ってこよう」だったんです。
先日久し振りに電話機を買い換えた訳です。これの前に使っていた電話機は6〜7年くらい使ったと思いますし、その前に使っていた電話機は10年位使っていたような気がします。特にその10年使った気がする電話機はデザインもとても気に入っていて「修理代が高くても良いから」と買った値段より高い修理代を払って修理して使っていた記憶もあります。でもその電話機の前は結構頻繁に買い換えていたように思うのです。何が気に入らなかったんだろうと思い出せなかったのですが、今の電話機の取扱説明書を見ていて「あっ!」と思い出すことがありました。そう、昔は留守録の機能に拘っていたんです。「トールセーバー」っていう機能があるのです。これは外から家に電話を掛けた時、(例えば)呼び出し3回で繋がったら留守録に何かメッセージが入っているけど、繋がらなかった時は新しいメッセージはないことをしめしているのです。そう言う風に呼び出し音で留守録にメッセージがあるか無いかが判れば、メッセージがないのにわざわざ電話をつないで操作して確認をするという無駄な出費が防げるという機能です。この機能に加え、外の電話からメッセージを再生したり早送りしたり消したりするそれらの操作が如何にやりやすいかに拘っていたんです。今は多くの人が携帯電話(やPHS)を持っているので連絡はそれにすれば済みますが、携帯電話が普及する前の時代ですから、友達と待ち合わせをするには、結局そう言う機能を使ってこまめに連絡を取るしかなかったんですよね。今は何でも携帯電話ですから、家の留守録なんて一年に何回使うでしょうねぇ。「トールセーバー」なんて言葉も久し振りに聞いた気がします。 この電話は目新しい機能として「0033」のサポートというのがありました。テレビでも結構盛んに宣伝をしているようですが、今までは家の電話から携帯電話に電話を掛けると結構高い通話料がかかっていたのですが、最初に0033を付けると全国一律3分56.7円で話せるというものらしいです。そしてこの電話は携帯電話の番号を認識すると自動的に0033を付ける(事ができる)という機能がついているのです。 箱の中にはこのサービスを説明するNTTコミュニケーションズのカタログも入っていましたが、固定電話から携帯電話、携帯電話から携帯電話、IP電話から携帯電話のどれを取っても安くなりますよという例が書かれているのですけれど本当なんでしょうかね。まぁ、私も友人と連絡を取る時は友人の携帯電話に掛けると言うことが多いので、少しでも安くなるなら利用させていただきますが、でもこういうものの宣伝文句(最大半額)って言うのは、たいていの場合「相手の最悪の条件」との比較が多いんですよね。ですから努力だけして効果はほとんど無しなんて事にならないよう、どれだけこれを使ったらお得になるのかをしっかり見極めてみないとだめですね。近々考えてみようと思います。
reiko katoさんの「晴れの日もある」5月2日「忘れた方がよいこともある」を拝見しました。 私はその作家は存じ上げませんので、その記事に書かれた「原稿を宅配便で送って」と言うことに作家がどうして怒ったのかは知る由もありません。私が先日イラストを描いた本(おぉ、既に発売になっているんですね)では、私のイラストを出版社の方が取りに来てくれるなんて事はなく、出来た作品をCD-Rに焼いて郵送しました。別にそれでおかしいとも思いませんでした。本の本文を書いた人も「自分のページ」の中でPDFを使う事の経緯を書いています。パソコンで原稿を書く人は、それをメールで送ること等に抵抗はなく、原稿用紙など手書きをしている人には思い入れがあると言うことなのでしょうか(ひとまとめにするのは語弊がありますが)。 私がこの記事を読んで気になったのは、reiko katoさんが「宅配で相手に届かないことはほとんど無いのでは」と書かれておられるところにあります。確かに「ほぼ100%」と「ほぼ」を付けられたら、合っているかも知れないとは思いますが、実は事故は結構ありますよ。 お問い合わせ番号を参照すれば荷物がどこにあるかわかりますなんてシステムも、実はザルで、荷物は発送元の営業所に残っているのに、番号だけは配達先の営業所に来ているなんて事もざらにあります。その間に数カ所の集積所を通過しているのになぜチェックできなかったのかと疑問に思いますが、そう言うずさんなシステムなんですよ。時間を掛ければ追跡はできるのですが、締め切りのある原稿や賞味期限のある食品ではそう言う事故が命取りになりかねませんね。 私は仕事の肩書きの1つが(えらそーに書けば)「物流コンサルタント」なんて事になっていたりしますので、そしてそれで全国を飛び歩いていたので様々な事故を見聞きしています。し、仕事から離れて個人としてみても、私のビンボオーラが発揮されるのか事故は多発しています。ですから私の所に宅配業者の営業所長が土下座に来たことなんてここ5年位の間でも3社で5回位ありますよ。荷物が届かなかった訳ではないですが、中が壊れて使い物にならなかったり、特別な料金を支払って時間指定サービスを利用したのに時間に遅れたりしたものです。また、宅配トラックがドアを閉め忘れ、道に荷物をばらまきながら走り去っていったのも2回目撃していますし、全く宛先の違う荷物を配達してきたのが3回(大口の荷物に別宛先の荷物が紛れ込んでいた)。そのほかにも道路脇でトラックから別のトラックに荷物を移し替え、「取り扱い注意」の荷物も全部放り投げて移していたり、アルバイト作業員が倉庫内で足で蹴って荷物を移動したりと、もし配達はされても中身は壊れていてもおかしくないという事例には事欠きません。また、これが某民営化中の郵便事業者となると、郵便集配課の課長が土下座に来たことが4回もあります。土下座の理由は荷物の破損、遅配、紛失のようなものです。例えば、冷凍のケーキを通販で買った時、「客が3日以上不在の場合、一度荷を送り返してください」とでかでか注意事項に書いてあるのに、1週間を経過して配達してきたり、同じく冷凍のケーキを局に取りに行ったら事務員が「冷凍」と書いてあるケーキを常温の棚に保管していて、それをお手玉で遊ぶかのようにぽんぽん投げ上げながら持ってきて、更にそれは上下が逆になっていたのです(当然その場でその事に苦情を言い、更にお店の方にもその事情を説明し、単なる返品ではなく郵便局が弁償するという形にさせたのは言うまでもありませんが)。或いは東京の会社に荷物を送ったら届かないと連絡があり、荷物を追跡しても判らず、結局1ヶ月後に九州の片隅の郵便局で発見されたなんて事もありました。そんな経験があるものですから、私は極力ゆうパックを利用しないのです。通販で買い物をしたりオークションで落札した相手がゆうパックを指定している場合、こちらの事情を話し変更を依頼してみます。それが食べ物でなければ最悪ゆうパックでも我慢しますが、食べ物だった場合は注文そのものを諦めることを私は選択します。それ位私の中でゆうパックの「信頼」は無いのです。企業の「信用」というのは飾りではないでしょう。信頼があるから信用される。確かに事故率は年々少なくなってはいるでしょうけれど、そのような事故の当事者になったことがある場合、どうしても信頼しきれないものもあると言うことも私には理解できます。果たしてこの作家はそのような経験があって言ったことなのかなと考えてしまうのです。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |