The Green Hills of Earth
2006年05月07日(日) |
阪神は正しい? / 飛び込み? / SONY60周年 |
阪神電鉄は筆頭株主の村上ファンドに対して質問状を送ったそうです。また、阪神タイガースの選手会長が村上ファンドに対して怒りを表明したとかそんな記事も見受けられます。
これら一連の記事は、「村上ファンドが悪者」として扱っています。穏やかな水面に石を投げ込み、水面を穏やかにしたいなら金を出せと脅しているかのような論調です。でも、果たして本当にそうなのでしょうか。上場した株式会社であるにも関わらず、その株が買い占められないように努力をすることも怠り、安泰の上で安穏としてきた事に責任があるのではないでしょうか。阪神タイガースというある意味大阪の誇りとでも言うような球団を抱えている奢りから営業努力もせず業績も伸び悩んでいたのではないでしょうか。利益だけを追求して株を売買すると言う事が日本の社会では新しい事で、やっていることが姑息と見えるかもしれませんが、これも立派な事業であり、もともと株式の意味を考えれば村上ファンドの方が正義で、阪神電鉄のやっていることが「甘え」ではないかと私には思えます。
日本のプロ野球選手は各チームと契約をしている個人事業主でチームの社員・従業員ではありません。(ですから本来はスト権などもないのですが…)契約社員の身分でそこまで会社に忠誠を誓うと言うのも変な話しだなと思いますが、一選手又は選手会が会社の経営に口を出す、意見をするというのは明らかに間違った行動であって、「球団のこともあるので話さないようにしてきた」のであれば、ずっと口をつぐんでいるべきだったと思います。選手は経営陣が決めた陣容の中でファンに対しサービスを行い、プロらしい試合を見せることに専念をすればいいのです。そのチームが嫌なら契約が切れた時点で他に移れば良いだけですね。受け皿があるならですが。
どの世界でも、今まで通りの事をしてきたのでは発展を望めません。そして新しいことをするのであれば、そこにはリスクがつきまといます。鉄道と不動産事業を切り分けるというのは、鉄道を敷設してその周りに街を作ってきた今までの常識では考えられないことかもしれません。しかし、阪神電鉄はそんな発展をしてきたのでしょうか。電鉄を名乗っているのが恥ずかしいような短い路線があるだけで、それも大阪と元町と言う開発され尽くされたような区間を結ぶ路線の間にまだ「鉄道と不動産が一体化していなければならない」ものがあるのでしょうか。私にはそうは思えません。確かに街を作る時には鉄道も大事な要素となるでしょう。しかしその鉄道部門がこの程度であったなら、不動産部門だけ別にするというのはとても理にかなったことではないでしょうかね。 阪神電鉄の規模で不動産と鉄道事業が一緒である必要があるのかと言う疑問に加え、昨年まであれだけ世間を騒がせた株の買い占めなどについて、一切防衛策も講じずのほほんとしていた経営陣は少なくとも退陣した方が宜しいのではないかと私は思いますが如何なものでしょうね。
6日の午後7時50分頃、大阪駅の環状線ホームで中年女性が列車に飛び込みました。これにより、内回り外回り合わせて60本が運休し、2万5千人に影響したそうです。
自殺だとしたら、生きるか死ぬかを選択するのは個人の自由だと思いますが、死ぬ場所は人に迷惑を掛けないところにして欲しいものです。もしくはもっと大混雑するところで愉快犯となって世の中に迷惑を及ぼして話題を集めて欲しいものです。中途半端な生き方しかしないから中途半端な死に方しかできないんですよ。同情の余地無しですね。迷惑千万な話しでした。
SONYが今日創立60周年を迎えるそうです。
一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、薄型テレビへの出遅れやデジタル音楽プレイヤの出遅れなどで業績が悪化しており、今巻き返しに必死の状態です。最近は液晶テレビ「BRAVIA」も好調で秋に発売予定のプレステ3等期待を持てる製品もあり、SONYの今後がちょっと楽しみではあります。しかし、私が見たのはasahi.comの記事ですが(いつまであるか判らないけどlink)、この記事で「あなたのおかげで目が覚めました」とSONYの社長に名指しされた竹重さんっていうのは、私も利用させてもらっているお店です。今まで私の知り合いが新聞に載ったことというと、「バイクで海に転落し水死」とか「飲酒運転で暴走し逮捕」とか「○△社製レコーダを使って不正発覚」とか兎に角自慢にならないことばかりでした。まぁ、竹重さんのお店も、年に数回はお邪魔しますけれど、今は遠くはなれてしまっていますので、私が自慢するほどのものでもないのも事実なんですけれど、やはり知っている人が褒められるというのはうれしいものです。後で電話でお祝いを伝えましょうかね。
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