The Green Hills of Earth

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2006年05月02日(火) 努力とは… / パトカー追跡で4人死亡 / 方角…ビジネスチャンス? / 女性だけの…

中国を訪問中の自民党幹事長は、中国の外交担当国務委員と面談をして、拉致被害者の家族が米大統領と会見したことに触れ、今まで北朝鮮の拉致問題は「日本と北朝鮮の問題」と間に入ろうとしなかった中国に協力を要請したところ「努力する」と言うコメントを得られたそうで、これを「前向きな発言を得た」と発表しています。

本当にそうなんでしょうかね。もともと、中国や北朝鮮なんてその場に出てきたのが三下だった場合…いや、場合によってはトップが出てきたって都合が悪くなれば直ぐに意見をひっくり返すでしょ。副首相級だなんて言ったところで、そんな人の言ったことにどれだけの重みがあるんでしょ。それも具体的に何を確約した訳でもなく、ただ「努力する」と言った程度の言葉のどこに重みがあるんでしょうね。その昔、成田空港造成の頃に、反対をする地権者に当時の政府代表が会おうとして会えなかった事に対し、地権者が「会うと、こちらは全く妥協もしていないし、何の進展もないのに『一定の成果があった』と言われるのが嫌だから」と言っていたのを今でも覚えているのですが、その辺りは結局北朝鮮も中国も韓国も日本も一緒なんですよね。何の成果もないのに、体面は取り繕いたがるっていうかね…それを気化される私たちは、その発表の冒頭に「大本営の発表によれば」と眉に大量のつばを塗って聞かなければならないようです。


パトカー追跡で4人死亡

群馬県伊勢崎市で停止線をはみ出して信号待ちをしていた車に職務質問をしようと、停止命令を出したところ、車が5kmに渡って逃走し、中央車線をはみ出してトラックに激突して乗っていた4人が死亡する事故がありました。

状況は判りませんが、停止線をはみ出して停まっていた程度で職務質問をするって事は、余りないでしょう。バカで愚かで高慢な勘違い警察官が、新米に善良な市民の貴重な時間をつぶして職質の練習をさせているなんて事も私は経験していましたが、そんな阿呆警官は多くはないと信じたいものです。そう考えると、報道には載ってこない「それ以外」の職質されるべき何かがあってその車は逃げたのでしょう。まぁ酒を飲んでいたか、麻薬をやっていたかは判りませんが、兎に角停められたらヤバイってものでしょうね。結局は自分の責任で車を運転し、自分の(取れもしない)責任で勝手に法律を曲げ、自分の責任で逃走し勝手に自爆した訳です。私は、自分の身内だったら「自業自得だ」とは思っても、そこまでは明言できないかもしれませんけど、この人達を全く知らないからこそ「こういう人達はいなくなって良かった。少しはこういう無謀をする危険因子がいなくなってホッとする」と暴言を吐かせて貰います。
免許を持っているのであれば、酒を飲んで運転してはいけないと言うことは当然判っている訳です。それを押して飲んだのであれば、違反が見つかりそうになったらすっぱりと諦めたら良いんです。諦めず逃走をするなら、その逃走にかかる全ての責任は自分で負わないとね。同乗者がかわいそうと言う意見もあるでしょうけれど、何をしたか判らないですが、一緒に楽しんでいたんですから自業自得ってなものでしょうね。ま、最後に逃げて死ぬ羽目に春とは思ってもいなかったでしょうけれど…


方角…ビジネスチャンス?

2007年10月に国際宇宙ステーションに宇宙飛行士をひとり送り込む予定のマレーシアで、「もし宇宙飛行士がイスラム教徒だったら」と頭を悩ませているそうです。

イスラム教徒はメッカに向かって1日5回祈りを捧げます。しかし、宇宙ステーションは90分で地球を一周すると言う猛烈なスピードで地球を回っており、常に「メッカの方角」は変わってしまいます。「アッラー アクバル」とか言って地面にひれ伏している間にメッカはどんどん違う方向に行ってしまう訳ですわ。これでは敬虔なイスラム教徒は宇宙に出られません。マレーシアではこの問題に対処するため、時間と方角を計算するプログラムを作っているそうです。
この記事を読んだSlashdot.comでも「もし、回転して疑似重力を得るステーションが出現したらどうする」なんて書いてありましたが、そこはやはり自動的にメッカの方角を向き続ける「自動聖地探知シート」なるものを作ればそこそこ売れるかもしれません。宇宙だけでなく地上でも旅をするイスラム教徒に「この上に乗れば、自動的にメッカの方角を向いてくれます。時計がついて祈る時間もラマダンの時期も全部お知らせしてくれまっせ。いつでもどこでもこれさえあればばっちりです」なんて売れるかもしれません。どなたかこのビジネスチャンス生かしてみませんか。


女性だけの…

かなり以前から「女性だけの開発チーム」という言葉を耳にするようになりました。
「女性の繊細な感性を生かして」とか「女性の細やかな気遣いを」とかそんな事を前面に押し出しているのですが、果たしてそれって今の時代に必要な宣伝文句なのでしょうか。一方では「家事は女性のものと決めつけるのは横暴だ」と言いながら、一方では「女性にしか気付かない細やかな配慮」とか言うのはとても矛盾しているように思います。女性にだってがさつな人、家事が出来ない人もいれば、男性にも細やかな配慮をする人、きちんと家事をこなす人も居ます。それを「女性特有」とか「女性だけ」と括って宣伝文句にするというのは、「女性は男性とは違う(男性と女性には差がある)」と自ら認めていると言うことになるのではないでしょうか。
女性の下着や生理用品の開発も含め、女性でなければ出来ない仕事とは一体なんでしょう。一方で「男性と女性は同等だ」と言って、一方で「女性にだけ特有の」と言うフレーズはおかしいですね。まぁ、同じ人が言っている訳じゃないのですがね。
「女性だけの…」を前面に押し出すのが宣伝を狙った企みだとしたら、それは女性を持ち上げてはいるように見えますが、差別を強調した宣伝だと私は感じます。「女性の権利を」と叫ぶ人達がなぜその広告に噛みつかないのだろうと不思議に思います。私の偏見では、そう言う事を叫ぶ人達は、女性が下に見られることにはうるさく反応しますが、女性が上に見られることには鷹揚なんですよね。それも問題だと思うのですが…その「女性だけのチーム」が「男性と女性の間には絶対に同等ではない差がある。それを踏まえた上で、女性が得意とする事を専門にやるチームを作った」というのであれば、私はそれは正しい進化だと思います。しかし、「女性と男性は同等」と言いながら「女性にしかできない事をするチームなんだ」と思っているのであれば、それは自分の首を自分で絞める愚かな行為だとしか思えません。


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