The Green Hills of Earth

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2006年02月01日(水) 談合と天下り / 摂りすぎに注意 / スーパーニュース…報道かバラエティか / キャノン勝訴 / ミステリーツアー終了 / 慶応

ホリエモン逮捕だの、ヒューザーの強度偽装問題だのと様々に事件が起きていますが、遙か昔から恒常的に事件が取り上げられていて、改善する格好はするものの結局ちっとも改善されないものがあります。それが役所省庁における「天下り」とその天下りをした人たちを中心とした「談合」事件です。

「官僚・役人になれば、エリートと呼ばれ日本を自分の手で動かす事ができる」そう考えるのが男の野望みたいな所があります。「とにかくトーダイに入れば将来は明るい」そして省庁に入ってしまえば「俺が日本を動かしている」そう先輩からも教えられるし、自分たちもそれを信じてやってきた。だから途中でオチこぼれるヤツには目もくれず、ひたすら癒着をして袖の舌を出してくれる企業、自分をエリートと認めてくれる企業の前で鼻の穴を広げ自己満足に浸り、長年の慣例として自分が定年したら天下りして甘い汁を吸うのが「当然」と思っていると言う事でしょう。
だからこそ、そこにメスを入れようとした田中真紀子さんは(まぁやり方も強引すぎたのですが)結局圧力に負けて自民党から追い出され、それを指示していた小泉首相も骨抜きにされてしまいました。トップダウンで上から腐った部分を切って膿を出してしまおうと言う画期的な試みだったのですが、それが失敗してしまって、結局末端のとても小さな枝葉の部分の事件が時々クローズアップされて、ちょっとニュースになって、ヘタをしてばれてしまった落第生がおちこぼれて終止符が打たれ、結局根本的解決は何もしていないと言う繰り返しが延々と続いてしまっている訳です。
先日も少し書きましたが、教師という職業に体罰を与える権限が必要だと私は思っています。その権限を与える代わりに、教師という資格は文字通り聖職者となるべきで、誰でもが単に試験に受かったからなれる気軽な職業ではなく、感情で生徒に体罰を与えたりする事のない性格を有するものだけに与えられる聖職となるべきだと思う訳です。それは警察も一緒で、公僕という滅私奉公の気持ちをきちんと理解できる人だけがその権限を行使すべきで、「警察官は一般市民をどうにでもできる」等と考える人が簡単に警察官になれる現状では、警察が信頼を得る事は難しいでしょう。そして、この官僚という役職も確かに「自分たちが日本を動かす」ポストです。だからこそ、ただ東大を出たと言うだけで就ける職業であってはいけないのです。

その昔、花とゆめという少女漫画雑誌に山岸涼子さんが「メタモルフォシス伝」という受験漫画を描いていました。その中で「俺はエリートになるんだ」と全てを捨てて勉強一筋、東大一筋のような受験生が、自分が無事大学を出てエリートコースに乗った時の夢を見るというエピソードがありました。エリートを自負する自分に美人女性が近付いてくるのですが、ライオンの絵を「これは…犬?」と全く常識のない自分をさらけ出して「いくらエリートだって…」と呆れられてしまうのです。←30年位前の漫画を記憶だけで書いているので、多少の間違いは大目に見てやってくださいね。

私がダム建設のシステムを作っていた時に会った建設省関係の人の中にも、その漫画ほどにはひどくありませんが、工事の理屈にだけ知識が深く、その工事が自然に与える影響などはこれが同じ人間かと思う位幼稚な知識しかなかった事をびっくりしたなんて事がありました。このように偏った知識を常識として持つ人が「一般常識」を理解できるのか甚だ疑問です。先にも書きましたように、「俺はエリートで日本を自由に動かせるんだ」と言う気概で仕事をするから「談合も天下りも当然だ。俺が動かしてやっているんだからな。その俺が仕事を受ける企業を決めて何が悪い。その俺が楽して金を稼いで何が悪い」という理屈が生まれるのでしょう。枝葉末葉をいくら切っても、その根と幹は腐っているくせに太くて丈夫なのです。その腐った根と幹が今回のヒューザーの事件を生んでいる原因でしょうし、そこを切って焼き捨てて新しい幹を育てなければいつまでも同じ事の繰り返しになってしまうと思うのですが、果たしてそれが実行出来る日がいつか来るのでしょうか。

郵便事業を解体民営化できるかどうかが、国土交通省などの正常化に繋がる試金石だと思っていました。しかし、残念ながら小泉政権は途中で刀が折れてしまったようで、これは日本の未来も暗いなぁと思っている次第です。


摂りすぎに注意

食品安全委員会の専門調査会は、骨粗鬆症などに効果があるとして人気の「大豆イソフラボン」は摂取しすぎるとホルモンバランスを崩すおそれがあるとして、一日の摂取量上限を30mgと規定しました。特に妊婦や乳幼児は通常の食事以外(錠剤やドリンク剤等)からの摂取は推奨できないなどとされ、特に注意が必要なのだそうです。

ここ数年、健康ブームからか健康食品を発見するような番組がありますが、私はそれを敬遠しています。(以前にも書いたかもしれませんが)やれマグロが体に良いとか、もずくが体に良いとか、いや○△だ、いや■※だ…いい加減にしろってなものです。それだけを食べたってバランスがとれないでしょ。私はそう思っています。
1つの食品だけを食べてバランス良く栄養が摂取できるなんて事があるはずないでしょう。常にバランスよく食べる事が大切なのに、1つの食品にスポットを当てる事で、如何にもそれだけを食べれば良いと言わんばかりの番組の作り方に疑問を感じてしまうのですが、その番組を盲信するか、参考にするかは最終的には視聴者個人の判断と責任に寄る事なのでしょう。どうか「金の卵を産む鶏なんかいないんだ」と肝に銘じて、地道に努力をされますように…


スーパーニュース…報道かバラエティか

昨日、フジテレビのスーパーニュースで「車の前後に6kg前後の土嚢が落下」というニュースが取り上げられていました。

この件でその土嚢の落下した時の衝撃を検証すると言う名目で実験をしていたのです。10mの高さから6kgの土嚢を落とし衝撃を計測すると言う実験は問題ないのですが、その後、この番組は「鉄板の上に土嚢を落としてみます」と称してリブ(薄い板が折れ曲がらないようにする補強)付きの鉄製棚板を持ち出して、その上に土嚢を落としていました。
わざとかどうかは判りませんが、ぱっと見た目では厚さ1cmほどもある鉄の板がその土嚢が落下した衝撃で簡単に曲がってしまうのかと誤解した人もいたのではないかと思います。これは明らかに誤解される事を期待した「事実を微妙にねじ曲げた」「誤解へ誘導する」検証ではないかと思われました。厚さ1cmの鉄板と四隅を1cm折り曲げて、たわまないよう長辺の真ん中に「コの時」の補強剤を貼り付けただけの板とでは強度は全然違うでしょう。なぜ、このような誤解を招く実験をするのでしょう。その誤解を招く実験を、誤解を招きそうな説明を加えてテレビに流す事がフジテレビの言う「報道番組」のやる事なのでしょうか。わたしには「やらせを駆使したバラエティ番組」としか思えません。


キャノン勝訴

使用済みインクカートリッジにインクを再充填して販売する業者に対し、キャノンが特許権の侵害で訴えた裁判で、第一審は「使い終わった時点で特許権も消失している」とキャノンの敗訴に終わりましたが、その控訴審で判決が覆り、再充填カートリッジの販売停止と廃棄を命じる判決が下されました。

ユーザーの立場から言えば、こういう製品もあって価格競争が起きる事は歓迎すべき事だと思いますので、この判決は残念でなりません。プリンタ本体の低価格化によりメーカーはインクの代金で利益を求めなければならないのが現状だという事らしいですが、それも素直に納得できる理由とは言えないように思います。特許という部分については保護されるべきと言う理屈は判りますが、価格競争を妨げる事は適正な経済競争の邪魔にしかならないように感じます。高いインクカートリッジをどうしても買わなければならないのでしょうか。それは一昔前に流行った「一円入札」(本来なら何億もする汎用コンピュータを1円で見積もって導入を決定させ、導入後、独占となった所でソフトウェアやサービスを高く売りつけ利益を上げる手法)を彷彿させるやり方じゃないかなと思う次第です。

キャノンのインクカートリッジを使ってインクを再充填するのでは、そのカートリッジはどちらが販売したものか判らないと言うのも問題となるでしょうから、今回の判決は正しいものと思います。しかし、価格は少しでも安くなって欲しい…複雑ですね。と言いつつ、私はエプソンプリンタとhpプリンタユーザです…あ、今週からエプソンとキャノンユーザに変わったんだった…


ミステリーツアー終了

東京ディズニーランドで唯一の歩くアトラクション「シンデレラ城ミステリーツアー」が4月5日をもって約20年の歴史に幕を下ろすそうです。

特別に何かがあったと言う事ではなく、新しいアトラクションへの更新というプログラムの一環らしいですが、シンボルタワーとして存在するあのシンデレラ城にはいる事のできるツアーだっただけに残念だなぁと思う次第。
そう、今は年末年始ともなると日中と夜は別のチケットが必要らしいですが、私が行った頃は大晦日の朝一番に園内に入ってしまえば、そのまま元日まで居座って遊んでいられたんですよね。そして、新年へのカウントダウンとなるとミッキーマウスやミニーマウスなどがシンデレラ城から現れ踊ったりしていました(それは今でも変わらないですかね。兎に角私が最後に行ったのはそんな時代だったもので…)。それを見て、シンデレラ城に入ってみたいものだと思っていたので、このツアーは結構楽しめたんですよね…いや、私は1回だけしか参加した事はないのですが、その1回がとても傑作だったんです。つまり、そのミステリーツアーは、何人かがグループになって、スタッフ数人に導かれながらシンデレラ城内を歩いて、そこにファンタジアなどをモチーフにした冒険があって、グループから選ばれた英雄が悪者をやっつけてお終いというものなのですが、その途中で小さな子供が泣き出してしまう事もあるみたいなのです。私が参加したツアーでも数人の子供が泣き出し、親がなだめている姿がありました。しかし、ある元気な男の子が「(スタッフの)お姉さん。僕怖いよ」と大きな声ではきはき言うので、スタッフの女性が「そっかぁ、僕怖いんだ…」と応えていたのです。そしたらその子が「僕、怖いから出る」って行ったんです。それに応えてスタッフのお姉さんは帯同した別のスタッフに「じゃあこの子を外に連れて行って」と指示をしたのですが、その男のスタッフに手を引かれた男の子は「お姉さん。僕と一緒に行こう」ってナンパした訳なんですよ。もう大爆笑でした。どんな人がいるかで様々な面があるであろうツアーの中でこんな傑作なグループに恵まれた事は感謝しなければならないでしょうね。
園の中にはアヒル(?)が闊歩しているのですが、その日はかなり強風が吹いていたのですが、外でポップコーンを買って食べていたら、そのアヒルが「餌をよこせ」と睨み就けてきました。「人様に物乞いするなら芸の1つも見せやがれ」と言うのが私のポリシーですので、餌をやるつもりはなかったのですが、強風に煽られ1個のポップコーンが入れ物から飛んで地面を転がっていきました。そしたらそれをそのアヒルが追いかけるのですが、一生懸命走るアヒルの速度と同調するようにポップコーンは風に飛ばされて転がっていきます。もう涙なしには見られない、まさに「ディズニー映画のような」ワンシーンを見る事ができました。うんうん、そう言う芸をするなら餌の1つもあげましょうね。
そんな楽しい経験ができた思い出があるディズニーランドですが、多分もう10数年行っていないんでしょうね。その間にあれこれ変わってしまったのだろうと思います。そう、私が子供の頃、周囲のお友達はみな小学館の「楽しい幼稚園」などを購読していたのですが、なぜか私の家は「キンダーブック」だとか「ディズニー」なんてものが購読されていたのです。小学校入学の時も私一人がディズニーキャラクタの筆箱とかを使っていましたしね。ええ、私のディズニー歴は同年代の中では筋金入りに長いんですよ。

あのツアーが終わってしまうのかと思うと惜別の思いから、ついあれこれ思い出してしまいました。脈絡がなくてごめんなさい。


慶応

読売巨人の高橋某って選手が結婚したんだそうで…

誰と結婚したかとか、この高橋ってどんな人なのかって事には興味がないのですが、この人の顔って如何にも「人慶応大学出身」って感じがしますね。友達に聞いてみたら案の定慶応出身なんですね。慶応臭(失礼)って言うのはにじみ出てくるものなんですねぇ…偏見でしょうか…


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