The Green Hills of Earth

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2005年10月17日(月) ニュースから(早期警戒レーダー/リハビリロボ/ブランコ/逆王手

ICBM早期警戒レーダー配備を米政府が打診
アメリカから、米本土を狙うICBM(InterContinental Ballistic Missile:大陸間弾道弾)の迎撃用に、日本にも新型の移動式早期警戒レーダーの配備を打診してきて、日本政府はそれを受け入れ、青森県つがる市の車力(しゃりき)分屯基地へ配備を検討しているそうです。

日本政府は米軍の得た情報を共有できるとして前向きな協力をすると言う姿勢のようですが、仮想敵国のミサイルとして(大陸間弾道弾ではありませんが)北朝鮮のテポドンや多分近い将来中国が持つことになるであろう神舟を利用したICBMを考慮した場合、どちらも発射してから日本に着弾するまで数分から数十分と言う短時間しかない上、十分な防衛施設を持たない日本では、米軍のレーダーを置く基地があるという事は攻撃の対象になることはあっても、防衛の役には殆ど立たないのではないかなと思う訳で、そうすると、これもアメリカの属国としての仕事なのかなぁと思わざるを得ないんですよねぇ。
人の命の価値はただに近い消耗品と言う中国や北朝鮮と違って、日本では人の命の価値は金にも変えられないものと建前では言われています。だったらもっと真剣にそれを考えて欲しいのですが、残念ながら政治家は国民の命より自分の政治的エゴが大切と考えているのが明らかで、本当に大丈夫なのかと心配せずにはいられないです。建前は良いからもっと本音の部分で真剣にやってくれよなぁと心から思います。

リハビリロボ製品化へ
脳卒中で半身が麻痺した人のリハビリに、正常な方の腕の動きを真似て麻痺した方の腕を動かしリハビリを支援する「着るタイプ」のロボットが実用化されそうです。

乱暴に言えば「巨人の星」に出てくる大リーグボール養成ギプスのような感じで、圧力センサーで正常な方の腕の動きを捉え、アクチュエータで圧縮空気を送って麻痺のある腕をゴムの筋肉で動かしてリハビリに応用するのだそうです。まだ開発が終わった段階で、これから実証実験を繰返し2008年の実用化を目指すそうで、これはすばらしい出来事だと思う一方、ついにマンガ(SF)の世界もここまで現実になってきたかと感慨深いものがありますねぇ。

ブランコで指を切断
16日大阪府枚方市の児童公園でブランコに乗って遊んでいた女児が、左手小指の先端1cmを切断する事故がありました。

昨年は高槻市の団地内にある公園の遊具でやはり指を切断する事故がありましたが、鉄製の遊具ではこの手の事故は「つきもの」と思うしかないんじゃないでしょうかねぇ。いや、事故にあった子供、その親の怒りや嘆きはもっともだと思うのですが、多くの子供の安全を考えて丈夫な鉄製にしたわけですし、多分、今回の事故は小指を鎖の連結部の輪の中に突っ込んでしまったのが原因ではないかと思うのです。枚方署がブランコを調べて「異常はなかった」と言っているようですが、異常なんかなくても、鉄の棒がつなぎ合わさったものがブランコの揺れに応じて稼動しながら振り子運動をするのですから、その稼動部に指を挟まれたら指がちぎれるのも当然なんですよね。常に危険と隣り合わせの遊具だと言えばそうもいえるのでしょう。だからといって、それらの遊具に安全対策を施すと言うのは可能なんでしょうか。
乗り方を教える大人たちが鎖の棒の部分を持って遊ぶように指導し、連結部分は危ないから触るなと指導をしても子供と言うのは穴があったら指を突っ込みたがるものだし、危険を察知する能力も半端だし結構難しいんじゃないかなぁと思ってしまいます。かと言ってそういう遊具を全て撤去すると言うのもどうかと思いますし、難しいですね。しかし、今まで何十年もそういう遊具があったのに(私も子供の頃はそういう遊具で遊びました)、なぜ今までそういう事故が報告されていなかったのでしょうね。また、普通に遊んでいたら怪我をするようなものでもない遊具で事故を起こす子供と言うのは、「子供は好奇心の塊だから仕方ない」のか、それとも「危険を察知する能力など情緒が欠落している」なのかどちらなんでしょうねぇ。
どちらにしても子供が責められるべきではないでしょう。しかし、これら遊具を正しく使って楽しく遊ぶ子供も多いと言う事実を考慮して今後はどうして行くのかを慎重に考えて欲しいものだと思います。ただ臭いものには蓋をするだけでは何の解決にもなりませんからね。

逆王手
パリーグのプレイオフでロッテに王手をかけられていたダイエーは第4戦に勝って逆王手をかけたそうです。

…うーん、「逆」王手って使い方は正しいのでしょうか。
例えばテニスの試合で
ジュース
A選手が決めてアドバンテージ。
B選手が頑張ってまたジュース。
B選手がもう一本決めてB選手にアドバンテージ。
こんな状況でアナウンサーが「B選手が逆王手をかけました」と言ったなら「うんうん」と素直にうなづけるのですが、ロッテが2勝して王手、ダイエーも第4戦目で2勝目をあげて王手と言う状態に「逆」王手と言う言葉遣いは正しいのかなと素朴な疑問を持ちます。「逆」というのはこの場合、相手を蹴落として自分が這い上がるようなことじゃないのかな。相手は変わらずそこにいて、自分もそのレベルに追いついた時に使う言葉ではない様に感じるのですが果たしてどうなんでしょう。「逆王手をかけました」ではなく「ダイエーも王手をかけました」と言う方が素直に「うんうん」とうなづける気がするのですけれど如何なものでしょうね。


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