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2005年10月14日(金) TBS…今度はどうなるの?

フジテレビの次はTBSで、ライブドアの次は楽天ですか…

まぁ、あれだけの大企業が、前回のフジテレビ対ライブドアの騒動の後の期間でどれだけの準備が出来るものかは判りませんけれど、あの騒動は何の警鐘にもならなかったんでしょうか。それにしても、あくまでもイメージですけれどライブドアの社長さんの泥臭さと楽天の社長さんのずるさが対照的ですね。荒地にライブドアを放って開墾させ、道が出来てライブドアが疲弊した頃を見計らって楽天がその道を何の苦労もなく通っていく…そんなイメージが浮かびます。どっちが良いとか悪いとかではないのですけれどね。今度はマスメディアはどんな対応をするんでしょう。

今回、村上ファンドは「株式を上場して利益を上げなければならないのに資産を有効利用していない」と言う事を言っています。まぁ投資する立場としては真っ当なことです。至極真っ当なことで、誰でも思いつくようなことですし、楽天の「インターネットとメディアの融合は〜」と言う話も先のフジテレビ対ライブドアの時に言われた事でした。どちらも至極当然のことを言っているのですが、後者の方はその当時マスメディアはそれをかなり否定的に感情的な反論をしていたんじゃないかなぁと思います。新しい事をしようとするとき、古い体質がそれに抵抗をするのは良くある事ですが、あの時のフジテレビも、それを報道する本来中立の立場に居なければならなかったはずのマスメディアも全て感情的で「ライブドア=悪」のイメージで感情論を垂れ流していたのが不愉快でもあり、これが日本のマスメディアというものなのかと嘆かわしかったのですが、今回の楽天も結局、そのライブドアが言った事と同じような事しか言っていないのに、マスメディアが凄くおとなしいのはなぜなんでしょうね。二匹目のどぜうにはニュース性がないという事なのでしょうかね…私はネット企業が大株主になったからと言って、はたまたマスメディアの運営にネット企業が資本参加したり、経営に入り込んできたからと言って、それがマスメディアの公共性を損なうとか、重大な支障をきたすなんてことがある筈がないと思っています。と言うか、今でさえ「公共性」「中立」「メディアとしての資格」には疑問を持っている状態なのにこれ以上悪くなりようがあるのかという考えと、悪くなれば淘汰されるだけでしょ。淘汰される前に生き延びる方向に進化できなければ企業の価値はないでしょうと言う考えがありますので、そんな心配は、郵政民営化に反対する寄生虫の意見と同じ「戯言(たわごと)」だと思っています。ですから、どんどん古い体質を壊して新しい物が出来ていくと面白いなと野次馬的に思っていますけれど、今回の件がスムースに進んだとしたら、ライブドアの物事の進め方の下手さが浮き彫りになってしまうなぁとそんなことを思っています。

それにしても、今回の件で楽天社長がTBSに経営統合を申し入れたことに対して、TBSの代表取締役が記者会見で「心外だった。事前にこういう事をしたいと申し入れてほしかった」なんて言っていますけれど、株式会社の意味って、先のフジテレビの時に散々言われたんじゃないんですかね。本当この人って代表取締役の価値があるんでしょうか。何を学んだの?と改めて疑問を呈したいですね。


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