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2005年10月13日(木) モラルの問題ではもう片付かない? / 三都主は必要なの? / 居座り

最近、改造拳銃の発砲事件が相次いだ事で、警察庁はそれらの事件にもっと本腰を入れろと警察に檄を飛ばしたようです。

(年がばれますが)子供の頃、おもちゃの拳銃に銀玉を詰めて遊んだりしたことがありました。また玉は出ませんが火薬をはさんだ紙をつめて引き金を引くとパーンと音がするおもちゃの拳銃もありました。どちらも子供なりに改造をして人より威力のあるものにしようと努力をしたものでした(まぁ、大半は無駄な努力でしたが)。
子供でさえおもちゃを与えられたらより強力にするにはと改造を施すのですから、物事の善悪を無視するなら、いい大人がより精巧で本物そっくりのモデルガンを所有したら、もっと強力に、もっと本物に近くと思う気持ちは理解できる部分もあります。
無改造銃では数メートル先の空き缶に当たっても缶が凹む程度だったのが、改造をしたなら空き缶を粉砕して吹き飛ばしたり、数センチの厚さの板を撃ち抜いたりする程の威力が目の前に展開するのですから、銃の魅力にとりつかれた人には凄い感動モノなんでしょうね。
そこで誘惑に負ける人は、次にはそれまでの川原等で空き缶を並べての的撃ちに物足りなくなり、今度は動いているもので試したいと思ってしまうのでしょうか。
先に書いたようにこの流れは「物事の善悪を無視するなら」と言う前提であって、それを現実に実行することは決して許される事ではありません。改造をして1人悦に入ったり、同じ志を持つ同士が集まって撃ち合いでもするのなら勝手にすればと思いますが、その改造拳銃の的を動物や他人に求めると言うのは明らかに間違った衝動です。

今回の高速道路での改造モデルガン乱射事件に限らず、薬物におぼれたりする人たち、「気に食わないから」と気軽に暴力を振るう人たち、更に犯罪とは言えなくとも例えば「ペットを国定公園で放し飼いにするのがなぜいけないのか」等と騒ぐ人やたちまで含めて共通することは、言い切ってしまえば精神的に未熟で幼稚であって、自分の事しか考えられず、その行為が自分には快感であっても、人様にはどれだけ迷惑なことかを考える能力が欠如していると言えるのではないかと思います。
改造モデルガンを持つ全ての人がそんな人であるはずがありませんし、これはごく一部の欠陥人間の仕業であることははっきりしているのですが、問題はそういう欠陥を持つ極々一部の阿呆がおこす事件が大事件になると言う事なんですよね。

本来なら「改造をするかしないか、それを他人に向けるかどうかは個人のモラルの問題だ」と言うべき事なのですが、残念ながらそのモラル自体が崩壊し掛けているのかなぁと感じます。また、モラルの欠如した人間が引き起こす非常識な事件に対する罰則が甘すぎると言う
感もあります。人の道を外し外道を行くなら、その好き勝手をした代償もそれに見合うだけの大きさにする必要があるのではないでしょうかね。いや、是非そうして欲しいと願っています。そうじゃなきゃ正直に生きている人が浮かばれませんよね。



三都主は必要なの?

しばらく前に、イングランドではベッカムとルーニーを代表から外せという世論が高まっていると言う話題がありました。
ベッカムはその試合以外のプライベート面での派手さから、ルーニーはその若さゆえと言うのか、兎に角試合中に感情的になりすぎるところがイギリス代表にふさわしくないという論拠のようです。そう、イギリス代表たるもの、常に「紳士」であり続け、たとえ試合中にネッシーが出現しようとも眉1つ動かさず「ふーん、ネス湖に出なくてもネッシーと呼ぶべきなのか?」などと苦虫を噛み潰してブツブツつぶやくようでなければイギリス人らしくないと言う事なのですね。

残念ながら日本でも「男児たるもの寡黙であれ」と言う言葉は時々聞きますけれど、それが国民性をあらわしているとは言いがたいですし、日本の国民性をあらわす性格と言うのはどうも見当たりません。またタイトルにある三都主(アレサンドロ)は日本国籍を取得しているとはいえ、元々はブラジル人ですから日本男児とは言えませんしね。
さて、本題ですけれど、この三都主って本当に日本代表に必要なんでしょうか。
私は野次馬的なファンでしかないので「てやんでぃ、べらんめぇ。わかんねぇくせして、えらそーに言ってんじゃねーよ」と言われるかもしれませんが、それでも、無責任なりに私が見て思う事を述べれば、私はかなり昔から一貫して「三都主は代表に不要」と言っているのです。その理由は常に単純で「三都主は感情的で爆弾を抱えているようなものだ」という事です。個人的な技術の高さなどは問題ではないのです。どんなに高い技術を持っていたとしても、どうでも良いようなところで感情的になって審判に突っかかったり、不用意な反則をしてイエローカードを貰ったりする選手は要らないという事です。もしイエローカードが累積してレッドカードになったり、一発レッドカードで退場となった場合、その試合に勝つことが如何に困難になるかを考えたら、懲りもせず不用意なイエローを貰いすぎる三都主がテロリストの残した時限爆弾のようにいつ爆発するかわからない危険なものだという事が判るでしょう。
三都主の出る試合は彼が見せるどんな技術より、彼がいつ爆弾と化すかそれだけが心配でハラハラドキドキしてしまいます。そしてかなりの確立で彼はそれを裏切らず爆発をしているように感じます。彼が出場停止になるのは自業自得で同情するつもりもありません。しかし、彼が退場になってしまった場合、その責任を彼は取れないのです。どうかワールドカップ本戦では彼を代表から外してほしい。それが私のささやかな望みなんですが、サッカー通の人の意見は「彼は必要」なんでしょうかね。

…それにしても、まともにボールコントロールできない人がまだまだ多すぎますねぇ…日本はまだサッカーじゃなくて球蹴りをやっているんだなぁ…


居座り

新潟県長岡市のマンガ喫茶で8月2日から9月26日まで約2ヶ月に渡り居座り、約140点の食べ物を注文した分、合計52万円を支払わなかった男が逮捕されたそうです。

信じられないって思うのは、この2ヶ月の間この男はずっとこもっていたかと言うとそうでもなく、途中で清算もせず外出をしていたりしたらしいのです。逮捕されたのも、このマンガ喫茶にお金を払うことなく、別のインターネット喫茶に居たところを逮捕されたという事で、私が終電に乗り遅れた時などに利用するマンガ喫茶は8時間で「一度清算を」と求められるようになっていますし、「途中で外出は出来ません」と事前に通告されますから、こんな気の長い話にびっくりした次第と言う訳です。
8時間で途中清算であったなら、1時間の料金が500円としても4,000円の被害で済む訳で、まぁその間にいくらか大食いをされたとしても被害額は1万円になるかどうか…良く利用する客だったからと言う油断も会ったのかもしれませんが、52万円も被害を出してから警察沙汰にするって言うのは、ある意味自分たちの無能さ、システムのまずさを露呈させただけのような気がしますね。ま、そうは言っても、いくらなんでも身元確認はしっかりしているのでしょうから、「自分ならもっとスマートにだまして逃げてみせる」と言えるものでもないでしょうけれどね。

兎に角その悠長さにびっくりしたニュースでした。


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