The Green Hills of Earth

日記内検索は目次ページにあります。
☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2005年10月12日(水) 自衛隊の薬物事件 / 一太郎 松下に勝つ

海上自衛隊の潜水艦隊での薬物事件で34歳の2等海曹とその同居人は起訴事実を認め、」懲役3年と懲役1年6ヶ月の求刑がなされたそうです。

わたしゃ大麻がどんな作用を持つとか詳しくはないんですけれどね、でも、中には幻覚症状を伴ったりして刃物を振り回す人が出たりしていますよね。たかだか2等海曹が大きな武器を振り回せるとは思いませんが、それでももし彼が変な幻覚でも見て自衛隊装備の兵器を街中で乱射したとしたらどれだけの被害が出るでしょう。また、潜水艦と言う閉じた世界で1人が暴れたらどれだけの被害が出るものでしょう。国の平和を守ると言う建前の自衛隊が、薬物におかされて、いつどんな迷惑をかけるか判らない状況で勤務していたと言うのは大問題なんじゃないのかなぁ。いや、今更結果論を言っても仕方ないのですが、少なくともその辺の人が大麻を所持していたという事と同列で裁いてしまって本当に良いのでしょうか。警察や自衛隊など一般の人が持たない武器を預る職業や銃所有を許可されている人は、その責任もそれに伴って大きくなるべきなんじゃないのかなぁ。

その辺の人が暴れまわるより大きな危険を振りまいていたのにこの程度の求刑しか出来ないなんて理不尽を感じます。


一太郎 松下に勝つ

松下が自社の持つ特許(ヘルプの表示方法)について、ジャストシステムのソフトが特許を侵害していると訴えていた裁判で、一審は松下の勝訴となりましたが、二審で知的財産高裁は松下の請求を棄却し、松下は上告を断念しました。

今でも時々、既に世間に広まって一般的になっている手法に対して「特許をとった」として、それを利用する人から特許使用料を取ろうとする話があります。「何で今更」と思うのですが、形としては特許はとったもの勝ちという面がありますので、本来最初にそれを採用した企業などは、この方法は広く使って欲しいと特許をとらなかったかもしれないのに、これは特許をとれば儲かると二番煎じ、三番煎じの会社が特許を取って大きな顔をしているなんてこともあるんですよね。
特に大きな企業になればなるほど、指を舐めてページをめくるのも特許にしかねないほど「とりあえず特許を申請しておけ」と言う風潮があって、それは企業としては仕方ない事だとわかってはいるのですが、それでもソフトウェアの発展と言う意味ではとても障害になる事だなぁと思っていたのです。しかし、今回漸く(松下が特許をとる2ヶ月も前に、同じ方法がアメリカの雑誌で紹介されていたと言う強い味方もあったわけですが)、「容易に発明をすることができたもので進歩性を欠く」ものは特許に値しないと言う判断が下された訳で、胸がすっとする思いがしました。これを機に「進歩性を欠く」特許が開放され、一層使いやすいソフトが普及して欲しいものだと思う次第です。


目次(検索)前へ後へHomePage


リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
mail address
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010