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2005年09月29日(木) 車を一軒

BMWのチューナーとして有名なM社が、特別な内外装をオーダーメイドのように選べるシステムを日本で展開するようです。

asahi.comの記事によると

M社のウルリヒ・ブルンケ社長は「日本は手をかけた製品への関心が高く、自分だけの仕様の車に対する需要は強い」と話す。
と言うのですが、これを意訳すると「こんなものに湯水のように金をかける愚行をする日本人は良い鴨だ。せいぜい稼がせてもらおうじゃないの」といっているという事です。

勝手に結論付ければ、欧米からはウサギ小屋と呼ばれるような薄い壁と狭い部屋でプライバシーの少ない生活をしている人が、その抑圧の発散口として「一軒」の車を選択したという事なのでしょう。雨風をしのげて目的地に辿り着けたらそれでよい自動車に対し、あれもこれもと贅沢を望み、それでも飽き足らず、「カスタム」だと証して市販の高い部品やオーディオ装置などを買って取り付けて満足しているのですから、端から冷めた目で見ている人には「愚かな」行為にしか見えないんですよね。いや、私はそれを否定はしませんよ。家にかけるか、車にかけるか、それとも他の趣味に金をかけるか、はたまた貯金をするのかは全くもって個人の自由ですし、その趣味によって得られる満足感は純粋に自分のものですから他人がとやかく言うべきことではありませんからね。でも、信号待ちをするとどこからともなく響くベースの音、まぶしいネオン管の光。そして見ていて赤面したくなるような色と形…まぁ他人様の趣味ですから…うぷぷ なんて思っていてもおくびにも出しませんとも。

先にも書いたんですけれど、贅沢を言わなければ100万そこそこで手に入れられる自動車も、様々な条件を加味してどんどん値段が上がっていきます。そこには見栄もあるでしょうし所有欲もあるでしょう。「俺様の車はガイシャなんだから、軽自動車はどくべきだ」なんて本気で思っている人も居る始末ですからね。そして、その所有欲はより高い車を持っていると誇示したいと言うところに行くのか一千万円を超える車に乗る人もたくさんいらっしゃいます。私も有り余るお金を持っていたら多分乗ると思いますよ。ドイツ車の硬い乗り心地は私の好みですからねぇ。それを貧乏人の僻みと言われるかもしれませんが「移動するには贅沢すぎる」車って「一台、二台」と数えるより「一軒、二軒」と数えた方がふさわしい様に思いませんか。私は子供の頃から「大人になったら一生懸命働いて、「おっちゃん、車一軒ちょうだい」って買いに行くんだ」と夢見ていましたよ。でも、そういう車に乗るにふさわしい人は、一生懸命働かなくてもお金があるか、一生懸命働くのが好きな人なんだと判ってしまったので私はその夢を諦めましたけれどね。ええ、わたしは「いつかはジムニー」で良いんです。あ、これは卑下して言っているわけじゃないんですよ。(板バネの)ジムニーはその辺の車より魅力のあるすばらしい車なんですからね。

どなたか、これから車を買おうと思っている人がいらっしゃいましたら、どうか私の代わりに「おっちゃん。車一軒ちょうだい」と言って買って来てくださりはしませんか…レポート期待します。

三日間で睡眠3時間なのでちょっと壊れています。ごめんなさい


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