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2005年09月28日(水) 地上デジタル放送とカーナビ / 頑固な勘違い

地上デジタル放送推進協会は、来年4月から携帯端末向けのデジタル放送を開始すると発表しました。

私は、普通のテレビ放送を全てデジタルに切り替えるメリットをユーザの立場として見た場合に見い出すことが出来ないで居ます。双方向の通信なんてあったら使うことはあるのかもしれませんがなくて困ることはありません。ひとつの画面にあれもこれも複数の情報を入れることだって、たまたま開いているところがもったいないから情報を詰め込んだだけで、逆に真剣に番組を見ているのにそんなのがあったら邪魔ですよね。ですからそれはあくまでも「おまけ」でしかないのです。翻ってメーカーの側に立てば、頭打ちになった買換え需要を強制的に喚起できますし、民生用テレビだけではなく放送局の方にも設備が売れるのですから、ものすごいお金が動くわけですよね。アナログなら多少障害があってノイズがのっても醜くなりはしても映っているのに、デジタルになるとある一定のところまではきれいに映ってはいても、そこから突然「全く映らなくなる」と言う状態になるわけで、電波が届くかどうか微妙なところに住んでいらっしゃる人には気苦労が増えるんじゃないかなぁと思うんですよね。
しかし、そんなデジタル放送ですが、唯一メリットがあるなぁと思うのは子の携帯端末でのテレビ放送受信の時です。たとえば車載テレビなんかはそのアンテナの性能の低さでダイバーシティアンテナなんていうものにしたとしても満足のいく画像は殆ど望めません。
しかし、ある程度の電波強度が見込める場所と限定すれば、今までのように車の振動によって画像が乱れたりノイズに悩まされたりすることなく、きれいな画像が安定して見られるという事になるわけです。先にも書きましたように、それは電波の弱い地域の切捨てになるかもしれませんが、それでも電波が届く範囲なら安定したノイズのない画像が見られると言うのはこういう環境ではメリットになりうると思える訳です。

アナログなら見られるけれどデジタルでは画像にならないと言うのはどの当たりの強度で、それに該当する地域がどれだけあるのか。これは実際に放送が始まってみなければ判りません。もしかしたら全然心配することはないのかもしれませんし、逆に「えー!こんな場所でも見られなくなったの?」と嘆くことになるかもしれません。まぁそれは実際に始まってみなければ判りませんので、とりあえずその可能性はあるという事を頭の隅に、今はその携帯端末向け放送が始まるのを期待してみてみたいと思っているのです。

一瞬、来年の春はこのデジタル波対応を謳ったカーナビがでてきて結構売れるカナとも思ったのですが、でも、一応法律上ではテレビ放送は走行中に見てはいけないんですね。なにか良くテレビ番組がモニタに映ったまま走っている車を見かけますけれど、あれはリアモニタだったり目の錯角だったりするんだろうなぁ…うん、私最近老眼が進んでいるみたいですからねぇ…兎に角、そんな法律が邪魔をしたら売上にも影響するのかもしれませんね。
私は、そろそろカーナビを買い換えても良いかなとは思うのですが、第一世代のものを買うと必ず損をした気分になるので、もう一年待ってみるのも手かなぁとも思っています。まぁのんびりと構えてじっくり選ぶのが良いですね。

今度こそ買うならPanasonicにした方が良いんだろうなぁ…Carrozzeriaって毎回3次元測位が優秀で高架の上を走っているのか下を走っているのか、斜路での進み具合なども考慮して間違えずに表示するなんて言っているけど、殆ど当たったためしがないんですよね。更に道路公団と組んでいるのか判りませんが、渋滞になるとやたらと首都高速に乗ったり降りたりを繰り返そうとするし(*1)、少しでも料金が高くなるように案内をしようとするし(*2)ねぇ…

*1 首都高へ乗り降りを繰り返そうとする
「時間優先」状態で検索をするとある意味仕方ないのかもしれませんが、首都高に乗っていて渋滞するとすぐに「降りて一般道へ」と案内をし、それに従うとちょっと横に走って別の首都高支線に乗ろうとしたり、ひとつの線でも降りてと案内をして一般道を走っていたらすぐに次のICからまた乗るようにと指示が出たりする。有料道路に乗るという事は認識しているのですが、それに乗るためには「お金が掛かる」と言う認識はないんですよね。まさしく機械の欠点ですね。財布からお金が飛んでいく痛みを全く理解していません。
*2 少しでも料金が高くなるよう案内する
例えば大宮方面からR17を走ってきて外環自動車道を経由して常磐自動車道に入りたい時、このカーナビは「浦和南」から高速に乗れと指示します。因みにPanasonicは戸田東ICからと指示をします。この違いはもし浦和南からのるとなるとそこから美女木JCまでの通行料として余計に\300を支払わなければならないのです。浦和南から戸田東までは一般道では5分〜10分(渋滞具合によりますが)の距離です。そんな時間の為に300円を支払えと? その他にも横浜の杉田へ行こうとしたらものすごい大回りをさせられて千数百円を余計に支払わされたこともありました。

2ch掲示板でカーナビの記事を見ると、概ね「案内が優秀なのはCarrozzeriaで文句あるまい」「Panasonicは絵はきれいだけど案内がイマイチ」と言う論調です。
でも、私は大いに文句があります。
Carrozzeriaのカーナビではものすごく幅の広い道路(初心者にレベルを合わせているのか)か獣道(舗装もしていない、角を曲がるのに数回切り返しが必要な、車同士がすれ違いも出来ないような道)を案内するか、はたまた一本の道をまっすぐ走るだけなのに、突然右折案内がでて、すぐに左折して、更に左折して、右折…一本道を突然折れて四角の三辺を遠回りさせただけと言ういかにも「バグ」が少なくとも初代のDVDカーナビから延々と直らずに残っているし、更には「見やすい案内」と言うのも大嘘で、道はまっすぐ(緩やかにカーブしている)なのに、地図上では曲がり角になっているらしく「左斜め前方です」と実際にそこは左斜めに入っていく道もあるのにそんな案内をして惑わしたり、その右折は立体交差の側道を行けば良いのか、それともこのままで良いのか、画面をどんなに眺めても全く判らない案内しかしていなかったりと兎に角不満はたくさんありすぎるんです。基本性能が悪すぎるんですね。実際、元となる地図の精度が悪いんじゃないのかと思っていたら、そんなに古くない昔、この地図を作っている会社がゼンリンに訴えられていましたね。
私はCarrozzeriaは「そこそこ道案内のようなことは出来る。でも、このカーナビは道案内をさせるより、周辺施設を探したり、デートコースを作らせたりするのが楽しいカーナビだ(私はコースを作らせると言うのは殆どやった事はありませんけれどね)」又は「全く知らない道を行くから、どんな無駄をしても、どんな時間がかかっても良いから兎に角最終的に目的地について居たら良いよ」というカーナビだと思うんです。
因みに先に書いた不満、Panasonicのカーナビでは全然気になりません。獣道に案内されることもなし、多少狭い(といっても余裕で車がすれ違える)道でも案内してくれるし、誰が見ても(たとえ緩やかに道はカーブしていても)まっすぐ直進できる道で「右です」とか言わないし、立体交差では事前にそこに乗るか側道に降りるか大きな図で示してくれますし判り易いですよ。でも、案内にしたがって走っている時に「ちょっとトイレに寄りたい」とか「コンビニに行きたい」「多少ルートを外れてもガソリンを入れてしまいたい」と言う案内にはめっぽう弱くて、そういうことをしていると「あぁCarrozzeriaは良かった」と思うんですよ。そう、Carrozzeriaが優れているのはそういう部分だけじゃないかと私は思いますよ。どちらもフラグシップのカーナビを使ってみた感想です。因みに一時期私は車を二台所有していたのですが、一台はCarrozzeriaのDVDナビ(フラグシップ)、一台はトヨタ純正のCDナビ。普通はDVDナビの勝ちだと思うでしょ。でも結果は、CDナビの圧勝でした。同じところから同じ目的地へのルートを探索させて、それででてくるルートのあまりの違いに唖然としたものでした。まぁそれは何年も前の話なんですけれど、でもDVDナビがHDDナビに変わったけど、その基本的な性能は殆ど変わっていない事を考えたら、この構図は今でも当てはまるんじゃないかなと私は思うのですよ。ですから、この次カーナビを買う時はどうしようかなぁと悩んでしますのです。ここまでCarrozzeriaをこき下ろしてまだ悩むのか?と思うかもしれませんが、バカな子ほどかわいいって言う気持ちなんですかねぇ…ま、その時期が来たらまた考えるって事で。今はカーナビを買おうとしている人に対して、これが1つの参考になればという事で書いた次第です。


頑固な勘違い

「指図書」…さて問題です。これはなんと読むでしょう。

「さしずしょ」が正解ですね。多分殆どの人はお分かりになったと思います。でも、私は数日にわたって勘違いしていたんですよ。最初に「図書」の組み合わせが強烈に目に飛び込んできてしまって「としょ」で組み合わせが決まってしまったんです。ですからこの文字列は「ゆび・としょ」となってしまったんですよ。何の意味? 判りませんって。ただ「としょ」はもう決まっているので、その先についている「指」に他の読み方か意味があるんだろうと思うしかないんですよ。ま、世の中にはさまざまな略称があるからね。これもその内の1つで一般的ではない特有の省略記号みたいなものなんだろう…そんな風に思っていたのですけれど気になっていたんですよ。そしたらさっき、ふと眺めてみたら突然「さしずしょ」と読めるじゃないですか。はぁ、頭が固かったんだぁ…納得しましたよ。他にも区切り方、読み方はあるのに「これしかない」と決めるのは本当危険。でも「ゆび・としょ」には大笑いでした。はぁ…


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