The Green Hills of Earth
今日も漫画喫茶でお泊りでした。 いや、最終電車に間に合うつもりで帰ったんですけれど、ちょっと油断したらタッチの差で最終列車への接続列車に乗り遅れてしまったんです。
昔から、旅行といえば自家用車でと決めていたところがありまして、列車に乗ってのんびり景色を楽しみながら目的地に行って、旅館でおいしいものを食べつつ温泉に浸かるというのも楽しいのでしょうけれど、地方に行けば行くほど鉄道が網羅している地域は疎になりますし、その運行時間も限られてきます。また、それをカバーするバスなども時間通りに来なかったり、やはり本数が少なかったりして、まぁそういう旅行に慣れた人は、その中でもうまく時間を割り振って開いた時間を「暇な時間」「持て余す時間」ではなく有意義な時間に変えていくのでしょうけれど、私は自分で長時間、長距離を運転することが苦ではありませんし、思い立ったら好きにルートを変えることができて、さらに時間配分も自分の思ったとおりにできる自動車での移動が気に入っています。更に宿泊先が旅館やホテルだと、そこに「たどり着かなければならない」という制約ができて今いますので、それを嫌って自然とテント泊とか車中泊が多くなる訳で、車中泊もテント泊も寝心地の点ではどちらもそんなに良いものではないという点では同じですよね。そんな環境に慣れているものですから、私はこの漫画喫茶で一夜を過ごすというのはそんなに苦じゃないんです。ただ、先日も今回も隣にものすごいいびきの人が来てしまって、これだけは運不運というものがあるんでしょうね。前回はあまりのすごさにお店にお願いして場所を変えてもらいました(まだあいているところがあってよかった)。今回はなんと隣の席のいびきもうるさかったのですが、突然いすの支柱が折れるというトラブルに巻き込まれてしまい席を移らざるを得ませんでした。私の体重に折れてしまったという訳じゃないよなぁ…なんとなく後味が悪い事件でしたわい。
そういえば何年か前にも会社の椅子が折れた事があるんですよ。その時はお偉いさんが座っていて折れたので「びっくりした」で終わりでしたけれど、もし私が座っていたときに折れたとしたら、絶対に「体重が」とかそういう話に勝手に結びつけて盛り上がるんだろうなぁと容易に想像できるわけで、本当自分が据わっていなくて良かったと思ったことがありました。 確かに肥満というのは自分でそれなりにコントロールができるはずのものではあります。でも、だからといって「太っているのは自分をコントロールできない証拠」とか言う人には私は抵抗を覚えます。またそれを気軽に口に出す人の良識も疑います。タバコについてもそうですが、もともと吸ったこともない人、もともと太る体質ではない人など何の苦労もしていない人が、単に自分がその苦労をしていないだけなのに、たまたま自分のいる環境が「適合範囲」の中にいるだけで、そこから外れている人を「努力していない人」というのはいかがなものかと思うということです。私もその昔は「できれば苦労をせず50kg台を維持したい(意識して食べていないとすぐに40kg台になる)」と苦労したものです。「苦労せず70kgとかの体重になれる人がうらやましい」と思っていたものです。今は逆の意味でうらやましいですけれどね。そういう人の多くは努力なんてしていないんですよね。普通にしていて普通の体重でいるだけ。タバコを吸った事がないだけ。そんな感じの人が「努力も指定いない」なんてどの口で言うねん。って感じですよ。そう、私は私にそういう人に向かって「君は簡単にそういうことを言うけど、じゃあ、君もお酒をやめてみなよ。私は何の努力もせずに酒ならすぐにやめられるよ。明日から10年一滴も飲まなくても平気だよ。君もそうしてみる?」などといってみたりします。そういうとようやく彼らのなかの一握りの人は自分の言っていることが独りよがりだとわかってくれるみたいですね。 私は太っている人がなぜ太っているか、その理由にかかわらず、太っているということを正面切って揶揄するということは、身体に障害を持つ人にそれを揶揄することと同じくらい失礼なことだと思います。「はげ」という言葉についても同様です。 皆さんはどう思われます?
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