The Green Hills of Earth
2005年08月22日(月) |
テレホーダイから10年 |
10年前の今日、22日は「テレホーダイ」が始まった記念すべき日だったそうです。 それまでの課金の恐怖から23時を過ぎたら気ままにつなぎ放題…そんな開放感を夢見たあの日が懐かしいです。始まってしばらくしたら23時から25時くらいまでは通信が集中するためにものすごく遅くなってねー。私の住んでいる地域なんで、某アップル社の提供するプロバイダではファイルをダウンロードするのに6bpsなんて一桁台の数値が良く出ていたものでした。その遅さに、他の地域ではあるけれど「安定して速い」と伝え聞いたプロバイダに切り替えたら、アクセスポイントの電話番号が変わらない…良く調べてみたら、アップル社のプロバイダはそこの改選を間借りしていただけで、結局は何にも変わらないんだなんて事もありました。その間にもどんどん通信速度は上がり続けて、今ではうちですら(集合住宅タイプではありますが)100Mbpsなんてカタログ値が出る回線を使っています。私が仕事ではありますが、初めてモデムを使ったときは1200bpsでした。当時の最先端を行く業務をするためと称して4800bpsのモデムが登場した時は「おおぉぉぉぉ!」とうめき声とも悲鳴ともつかない「すげー」と言う声が上がったものでした。それに比べたら、その時も速くなったと思いましたけれどね、でも今と比べたらもう遅すぎて、あの頃が懐かしいとは思っても、あの頃に戻りたいとは思えないだろうなぁ。ウィルコムのPHSで「つなぎ放題定額だけど32kpbsだから遅いんだよなぁ」なんて言っていますけれど、32000bpsでしょ。当時は4800bpsとか桁が違うんですよ。
今しか知らない世代の人がある意味うらやましいという部分もあります。自分たちが苦労してきた事を全く知らずに、今の環境を当然のように享受していることって、私たち年寄りから見たら贅沢なことなんですけれど、彼らには当然のことなんですよね。ま、彼らが私たちの年代になった時は、その時に彼らの今のねんんれいの子供たちに同じような感想を持つのでしょうけれどね。確かに自分の時代と今の時代を比べたら、今がうらやましいと思うことは多々ありますけれど、それでも、私は私の生きてきた時代を否定はしたくないなぁ。夏になれば半ズボンとランニングシャツと言う定番の格好で、時にははだしで駆け回ったり、家の後の田んぼに入って長靴が抜けなくなってないて帰ってきたり、あちこちにあった空き地や廃屋の秘密基地をファミコンの思い出と交換する気にはなれないよなぁと思う訳です。ま、ファミコンも、その時代を過ごしてきた人には貴重な思い出だとは思いますけれど、私には少々新しすぎるってことで悪気は無いと受け止めてください。
まとまりのない話になってしまいましたが、つい、テレホーダイから10年なんて記事を見て懐かしくなったという事で、笑って許してやってくださいね。
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