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2005年08月13日(土) 親不孝だけど墓参りの変わりに映画を見てきました

早いもので、母が亡くなってから、二度目の盆を迎えました。仕事の忙しさから、今年は盆の帰省はパスさせてもらい家で仕事…こういう仕事は本当にいやですね。仕事が無いよりあった方がいいと良く言われますが、それも一理ですけれど、自分の時間が持てない程に仕事で埋められ、それに見合う報酬が無いというのも絶対におかしい話だと思う訳です。まぁ、そんな仕事をせざるを得ないのも自分の実力の無さと言われてしまえばその通りなんでしょうけれどね。何度かここで書いたことですけれど、私はずっとコンピュータソフトの開発を生業にしてきました。それは残業があって初めて一人前の給料がもらえる世界で生きてきたと言って過言ではないでしょう。残業が200時間なんて当たり前とか言う仕事も多かったですし、高校生の修学旅行のように「俺○時間しか寝ていないもんね」って言うのが自慢話になったり、実際に経験した嘘の様な話ですが「今、何月だっけ?」とマジに聞くような仕事をしてきました。そして極めつけは一日睡眠時間が1時間なんていうのがずっと続くような仕事で切れて、もう貧乏でもいいから残業はしたくないと思った訳です。しかし、結局こんな仕事をしてしまうのは職業柄仕方が無いのかもしれません。

お盆に墓参りもいけない親不孝者ですが、このままでは心がすさんでしまう(いや、既に相当すさんでいる)と思い、今日は思い切って映画を見てきました。今年の最初に「月に2本は映画を見る」と決めたのですが、前回映画館に行ったのは4月のことで、レンタルビデオで映画を借りたのは5月を最後に途絶えていたんです。この2ヶ月は本当に娯楽らしい娯楽はありませんでした。娯楽=寝る事…そんな生活でしたから。本当に嫌になりますよ。まぁ、少ない時間でも写真を少しでも撮れたのは救いだったかもしれません。

今どんな映画をやっているのかすら良く分からない状態だったのですが、インターネットで調べられるのは本当便利ですね。あれこれ予告などを見て「皇帝ペンギン」か「ロボッツ」が良いかなと思いました。この2本ならあれこれ小難しく考えなくても見ることができるだろうと思えたのです。現状の頭ではちょっとでも複雑なストーリーになると加熱してしまいそうでしたので、兎に角単純明快、映画を見る前から結末も起承転結も想像できるような映画が良いなという事で残ったのがこの映画。しかし残念ながら今年良く利用している家の近くの映画館ではどちらも上映していません。そこで家から列車で30分ほど離れた場所にある映画館に行くことにしたのですが、ここでは「皇帝ペンギン」は吹き替え版で、「ロボッツ」が字幕版という事でした。従って迷わず「ロボッツ」を選択しました。だって、「皇帝ペンギン」ってペンギンの親子の話でしょ。それが吹き替え版となれば、まず間違いなくお約束の甘ったれた気持ち悪い声が子供ペンギンにあてられるでしょ(あ、この映画のペンギンに台詞があるかどうかは知りませんけれど、どうなんでしょ)。ペンギンに台詞がなければ取り越し苦労なのですけれど、もしあるとしたら、その吹き替え版聞いただけで今の私は暴れてしまいそうです。ですから、吹き替え版を選ぶという危険は冒せなかったわけですよ。

まぁ詳しい話は、後で久し振りに「映画評」ページを更新しますのでそちらをご覧ください。兎に角楽しい映画でした。私が行った小さな映画館では観客は16人位だったんじゃないかなぁ…兎に角ガラガラでした。しかし、内容は本当に面白かったですし、様々なパロディが笑えました。ストーリーも本当起承転結すべてお見通しで裏切られることも無かったし、頭を使わずに楽しくリラックスさせることができました。
でも、この映画仕事が忙しくない時に見たとしても私としてはお気に入りになったと思います。DVDが出たら買ってもいいなぁ…

墓参りにも行かず映画に行くなんて親不孝でしょうか。でも、家できちんと手を合わせていますから、どうか許してくださいね>母上殿


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