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2005年08月06日(土) 道の駅「品川宿」とレトルトカレーと浴衣

先日、列車の中で「品川駅に一日だけの道の駅『品川宿』」と言うポスターを見ました。なんでも品川駅前のインターシティ前の広場に全国の道の駅が集まるのだそうです。北海道などに旅行をする時はかなり道の駅にお世話になっていますし、スタンプラリーなども参加していました。利用するのは北海道だけではなく、1000km近い距離でも一般道を箸っていったりすることも多い私としては、気軽に休憩ができたり、車中泊の友だったり兎に角便利に利用させてもらっています。そんな訳でこの催しもちょっと興味があり、わざわざ行ってきました。品川駅は2年ほど前までは乗換駅として利用していたのですが(もう2年も経つんですねぇ)、久し振りに行ったらやはりかなり変わっていましたね。そして覚えているつもりの店に行こうとしても全然たどり着けなかったりして自分の記憶力のなさにびっくりもしてきました。

北海道から九州まで各地の道の駅がそれぞれテントを張って、その店先で特産物などを売りさばいています。私は昼過ぎくらいに行ったのですが、中には人が1人とパンフレットを置いてあるだけで開店休業状態のところもありました。それは多分人気の店で早々に売り切れ状態だったんでしょうかね。(カニを扱っているところなどがそんな状況でしたから)
数十の道の駅が出店していたのですが、私が立ち寄ったことがあるのは北海道の北竜をはじめとして、東北の1つ、近畿の1つくらいでしたが、なんと言うか一堂に集まるとどこも似たり寄ったりになってしまうのは否めないんでしょうね。故郷創生とか言っていたエテ公がいましたが、十分な計画もなしに金だけばら撒いてもこんな結果にしかならないってことはその脳みそでは考えもつかなかったんでしょうね。ま、遠い昔の話ですけれどね。
「しょぼいなぁ」というのが最初の感想でしたが、良く良く考えてみると、多くの道の駅では建物の中で売るところもありますが、多くのところでは軒先のテントでもこんな風景を繰り広げています。ってことは雰囲気出ているってことですよね。

一通り見て回って、山形の玉コンとか食べたいって言う気持ちもありましたが、あれは山寺に登って帰ってくるときに食べるからうまいんです(←間違った偏見です)。だから食べない…正直に言えば貧乏だから贅沢は敵と我慢しました。と言う割には、大分の店からドンコなどの干しシイタケ、丹後の店からは黒豆茶、島根の店からは「しまねの和牛カレー」、新潟の店からは枝豆(茶豆)などを買いました。ええ、礼儀ですからたっぷり時間をかけて値切らせていただきましたよ。他の人がいなくなるのを見計らって、「おっちゃん。これ二つでいくらになる?」「これもってかえるの大変でしょ。処分していこうよ」兎に角公証をあれこれさせていただきました。残念ながら丹後の黒豆茶は試飲して交渉をしようとしていたら最後の一袋を狙う人が現れたので、交渉せずにあわててその一袋を定価で買ってしまったのが今でも心残りです。相手も「値切りもしないで買うなんて、なんて失礼な奴なんだ」位に思っているかもしれません。本当申し訳ないことをしました。

しまねの和牛カレー

今日買った「しまねの和牛カレー」です。
画像の左下にも書いてあるように、箱の底には、このカレーに使われた牛の固体番号が明記されていて、牛の固体識別情報検索サービスというところでこの番号を入れれば、その牛の出生から解体まですべてが追跡できるようになっています。BSEが問題視されている昨今、このような配慮はとても嬉しいです。が、値段は600円と高めです。しかしカレー星人である私は、とりあえず食べてみることにしたのです。
帰宅してすぐに食べてみました。結論から言って100点満点中の40点かなぁ。
良い点
  • 中辛と言う選択は正しい
  • カレーは独特のうまみを持っていておいしい。
  • 牛の識別番号がついているのも親切で安心できる。(気休めとも言えるけど)
悪い点
  • 値段が高い。せめて500円に抑えるべき。(理想は398円位かな)
  • 「和牛」カレーと言っているのに、肉は100円のレトルト並カレーに入っていない。全部溶かしたって言いたいのか?
  • 野菜も小さくて中途半端。うまいんだけどね。
何よりも「和牛」とデカデカ書いてあるのに、その肉片がちびちびとしか入っていないのが残念でした。それに対応するように野菜も小さくて、なにか高いラーメンを頼んだのに具が何にもなくて面とスープだけが出てきたような気持ちになりました。このカレーは何度も言いますが、私の個人的な味覚としては「おいしい」です。ですから名前を広めて人気が出るまでは値段を500円に抑え、肉や野菜をもう少し大きく残るように工夫してくれたらもっと売れるんじゃないかと思います。おいしいのに戦略を間違えているんじゃないかなというのが正直な感想でした。

ちなみに、今日買った訳ではないですが、私のお気に入りのレトルトカレーを紹介しておきます。
但馬牛カレー

これは兵庫北部のブランド牛である但馬牛を使ったというカレーです。但馬牛カレーと言うのはこれ以外にも香美町(以前の美方町)で作られている「但馬牛のビーフカレー」というものもあるようですが、私はそちらはまだ食べたことがないのです。こちらは昨年香美町(以前の香住町)の矢田川温泉に行った時(正確には大常時に丸山応挙の襖絵を見にいって、途中で立ち寄った矢田川温泉で)買ったこのカレーがとてもおいしかったのです。こちらは和田山の会社が製造元とのことで、2袋入って630円と先のカレーに比べたら半分の値段ですね。でも、そのカレーのうまみやバランスははるかに上を行っていると思います。どうか見習って欲しいものです。このカレーまた買いに行きたいなぁ…

帰り道、どこかでお祭りでもあるのか、列車の中で何人もの浴衣姿のお嬢さんを見ました。やはり浴衣姿ってかわいいですね。いい年のおっさんがそう言うと下衆ないやらしさをかもし出すかもしれませんが、そうしか言いようがないのでごめんなさい。いやらしい言い方ついでに言わせてもらえば、寸胴体型の人も、メリハリのある体型の人も、太めの人も、やせすぎの人も兎に角和服はとても柔軟に包み込んできれいに見せてくれますね。特に腰からお尻のラインって、これはどんな洋服より和服が美しく見せてくれると私は思っています。子供の頃から和服に囲まれて育ったようなところもあるので、和服を見るとほっとするというのもそう感じる理由なのかもしれません。でも、最近の若い子や奇をてらったデザイナーが和服を洋服と融合させようとしたり、ミニスカートのように着こなしたりするような動きもあるようですが、和服はそれで1つ完成された美しさがあるものですから、どうかそれを「今風」に着こなそうなどと思うのではなく、1つくらいは日本の良さを楽しもうと自分が歩み寄る努力をして欲しいなと思う次第です。クールビズなんて半そでの背広を着てきたり(古!)、変な格好をするより、浴衣で仕事って言うのが一番涼しくて良いんですけれどねぇ。エアコンをすべて停止して、打ち水とうちわで過ごす一日って言うのもあっていいんじゃないかなぁ…


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