The Green Hills of Earth
2005年06月28日(火) |
なぜ見て見ぬ振りをするのか… / グラディウス / Porte |
昨日は仕事が一段落してほぼ定時で会社を出て、久し振りにまともな時間に帰宅することができました。のんびりテレビでも見て、ゆっくり風呂に入って、ぐっすり眠る。そんな優雅な夜を過ごしたかったのですが、帰りの列車の中でふと「女性専用車両について」なんて頭をめぐらせたのが悪かったのです。それが気になって、結局帰宅してからずっとパソコンの前で悩み続け、日は変わって深夜になってもうなり、いつの間にか転寝をして、気付いたら朝。なんと勿体無い事だったでしょう。
さて、その女性車両についてを考えるに至った経緯と申しますのは、実はあるサイトの記事で「女性が痴漢行為をされたなら、なぜ声を上げたりしないのだろう。また、その近くにいる人たちはどうしてみて見ぬ振りをするのだろう」という意見を見たからなのです。 皆さんはこれについてどう思われるでしょうか。私は女性に限らず、多くの人は不特定多数の人が集まる列車内で声を上げることは「恥ずかしい」と思ってしまうのではないかと思います。また、それが「『痴漢を』やめてください」という話ですから、当然そういわれた相手には「俺はそんな事してないよ」とか「なにふざけた事言ってんの」とか、果ては「自意識過剰だよこのブス」くらいの捨て台詞を受ける覚悟が必要な訳です。自分は被害者なのにそんな言葉を受け、更に白黒もはっきりさせられなかったら我慢する方を選ぶって言うことなのでしょうね。これは日本人の良さであり悪さでもあるということなのだと思います。すぐに声を出せる人は出せるけど、出せない人は余程のことでも我慢してしまうのです。それを自分ができるから「理解できない」と否定するのは如何なものかなと思います。どうしても恥ずかしさで我慢をしてしまう。それはその人のためにならないけれど、でもそれ以上できないのだから、それを求めることはできないねというところでその話は終わりでしょう。
その近くにいる人はどうしてみて見ぬ振りをするか…これは難しい問題です。っていうのは、本当に声をかけていいのかどうか分からないのです。 私が今の住処に引っ越してくる前、その沿線にあからさまな痴漢が居ました。いや、痴漢というか私と同じ駅で列車に乗り込んで女性を物色し、そこで一番きれいな女性の下に近寄ってべっとりくっついているのです。その女性が逃げると揺れてバランスを崩した振りをしてくっついてくる。ただそれだけでそれ以上の痴漢行為はしないようでしたが、それでも女性にはいい迷惑でしょう。ある時たまたまそのターゲットとなった女性が私の前を通り過ぎて逃げた時は、それを追いかけてくるその男の前に手を出して(つり革を持っている手を下げて通れなくして)追いかけられなくしましたが、わざわざ声をかける事はしませんでした。もし、そういう状況が何回かあれば「いい加減にしておけや」と言ったかもしれませんけれどね。そしてある時は、まさに私の目の前で女子高生らしき女の子が胸を揉まれたり、スカートの中に手を入れられていたりしました。見た瞬間は「これが痴漢か」と思ってとめに入ろうと思ったんですよ。でも…女性の顔が迷惑そうじゃないんですよ。抵抗をしている素振りもないし、嫌がっている顔でもない。単にその好意を受け入れている感じなんです。相手が頭の禿げ上がった中年男性とかそういうのならそれでも「痴漢だろ」と思えるのですが、相手はお友達って言われたら通りそうなお兄さんで、堂々と痴漢をしているのか、それともカップルがいちゃついているのか分からなかったというのがそれ以上何もしなかった理由です。 見知らぬおっさんが酔った勢いでか前の女性にもたれかかって抱きついていくようなシーンに出会った時はおっさんの襟首をつかんで引き離して放り投げたことがありますし、女性に「何してんだよ」と言われて「ラッシュなんだからカバンくらい仕方ないだろ」と言い訳しているおっさんに対して「他の方向を向けば全然人に迷惑をかけないのに、わざわざその人の後ろに近寄ってお尻の辺りに手を持っていっていたでしょ。それは痴漢だと思うよ。何なら一緒に警察に行く?」と間に入ったこともあります。多分、多くの人が見てみぬ振りをするって言うのは、下手に関わると自分の時間がなくなるとか、そういう理由もあるとは思いますが、何よりもその女性が本当に被害者なのかそれとも列車内で遊んでいるのかが分からないって言うのが一番の理由なんじゃないかなぁと思うんですよ。できれば痴漢行為を受けているならもっと分かりやすい顔で訴えて欲しいものです。そしたらお手伝い(痴漢のじゃないですよ。それを防止するです)をするのは少なくとも私はやぶさかじゃないんですけれどね。また、女性が声を荒げてその男と一騎打ちになった時は、「なんで協力してくれないの!」と怒るより、まず「すみませんが、あなたは何かを見ましたか?」と協力を依頼してみては如何なものでしょうか。自分から積極的に「俺は見たぞ」と言い出しにくい事もあるんですよ。
で、何でそんなことを考えていたかというと、実は昨日の帰りの列車の中では思いの外早く座席に座ることができたのですが、私の目の前に立った女性のお腹が膨らんでいたんです。その隣の女性は多分学生です。いまどきの股上の浅いジーンズをはいてシャツとジーンズの間からお肌が見えているのですが、この人もそこが膨れている。でもこれは明らかに贅肉です。それは間違いない。ちょっと醜いです。でも、私の正面にたっていらっしゃる女性はもう少し年上で妊婦と言われても不思議はないのです。そして隣の明らかな贅肉とは違って、微妙に全体が膨らんでいます。でも、足元を見るとかかとの高いミュールを履いていますし、本当に妊婦なのかなと疑問に思っていたんですよ。妙齢の女性ですから「どうぞ」なんて席を譲ろうとしたら「なによ失礼ね!」バチーンと手が飛んでくるかもしれません。いや、それよりその場で泣き崩れられたらどうしよう…そんな葛藤があって、結局、男の私にはそれが妊婦としてのお腹なのかどうかは見分けが付かない。で、両隣に経産婦であろう女性が座っていたので、もし必要を感じれば彼女たちが席を譲って「気の利かない男だねぇ」と私を睨むだろうと思って任せることにしました。結局その女性は席を譲られることはありませんでした。 その前日の朝、座っている私の前に立った女性は、幅広のベルトをして白いジーンズを履いていたのです。で、よく見るとジーンズのファスナーが下に下がっているようです。いやいや…その女性がしきりに伸びをしたりしていたので見えるのですが、どうもジーンズの上のボタンをはめていらっしゃらず、更にファスナーもロックしていないので動くたびに少しずつ下にずり落ちてきているんです。最初の頃はベルトの下からファスナーの頭が見えるのできちんとしまっていないんじゃないかって程度だったのに、数分後には見事ベージュのパンツの飾りリボンがこんにちはと顔を出すに至りました。果たして伝えてあげるのが親切なんでしょうか。あのベルトは上から押さえている程度ですから、もしファスナーが全開になった時、ズボンがずり下がるのを防止してくれるのでしょうか。今ここで私が「ズボン全開ですよ」(まぁ言い方は考えるとして)と言って知らされるのと、いつか自分で「はっ!」と気付くのとどちらが幸せなんでしょう…結局、私が悩んでいるうちにその人は別の場所に移動して行き、目的地は同じ終点だったので、その後も少し見ていましたが、とりあえずズボンは落ちずにがんばっているようでした。
2日続けてそんなことがあったので、「声を出したり、近くの人が関与するって難しいよなぁ」と思った次第でした。
私が上に書いたように、目の前の女性が妊婦かどうかで悩んでいる時、私の左隣に座った多分経産婦であろう女性は熱心に携帯電話をいじっておられました。メールでも打っているのかと思ったのですが、どうもキーを押す音が違います。ふと画面を眺めてみると、そう、ゲームのグラディウスをやっているんですよ。実は私このゲームが昔から苦手でねぇ…って言うかこれ以前のゲームは単純で、自分の位置は左右程度にしか動かなかったのに、この頃から前後(上下)左右に動くようになったんですよね。で、単純な頭の私には付いていけなくなったのがこのゲームの辺り(アーケードゲームの話です)なんですよ。前使っていた携帯電話で、車中泊する時の暇つぶしって事でダウンロードしたのですが、一面をクリアするのも難儀です。 でも、隣の女性そんなにまじまじと見ていたわけではありませんが(いや、もしかしたらまじまじ見てしまっていたかも)、兎に角パワーアップアイテムをこれでもかと引きつれ、画面を縦横無尽に駆け回って敵を撃破していきます。ボスキャラが出てきてもあっという間に倒してしまいます。←やっぱり結構まじまじみていたようですね。ごめんなさーい
多分、その昔この女性は行きつけのゲームセンターでは名の知れた人だったのでしょう。グラディウスのお蝶婦人とか呼ばれていたのかもしれませんねぇ。 なんか圧倒されてしまってここに書いたんですけれど、それだけ。オチはありません。ごめんなさい。それにしてもゲームのうまい人って本当にうまいんですねぇ…
ある雑誌の裏表紙にトヨタのPorte(ポルテ)と言う車の広告が載っていました。 私は今もっと大きな車に乗っていますし、当面は乗り換えるつもりはないのですが、時々燃費のよい小回りの利く車がいいなぁと思うことがあって、気になる車はつい眺めてしまいます。このPorteも結構小さくて良くまとまっている感じがしたので、ちょっとトヨタのページをのぞいてみました。(link)
雑誌のキャッチコピー「カサをとじて乗ろうとしたら濡れてしまいました」というのは、この車の助手席ドアが大きなスライドドアになっていて、普通のドアなら一旦傘を閉じて乗り込まなければならないのに、この車なら傘をさしたまま車に乗り込めると言うのが謳い文句であるようです。それはこのページの直下「コンセプト」でも謳われています。 でもねぇ、傘を閉じたら濡れてしまうくらいの雨が降っていたとしたら、傘をさしたまま車内に入ってこられたら車の中が水浸しですよね。すぐにカビが生えてきそうですよね。 そして、大きなスライドドアにしたって言うのは最近のトヨタの流行なのかもしれませんが、一枚のドアで前後二列のシートからの出入りをカバーできる点はいいのですが、助手席側にスカートの女性が乗っていると、乗り降りの時にパンツが丸見えになってしまう可能性が高いのではないかと思いますが如何なものでしょう。まぁ、それはシートの高さなどでお尻と膝の位置が変われば見やすくも見にくくもなるものですが、その辺りこれは大丈夫なんでしょうか。 外観とその大きさなどは気に入ったのですが、シートアレンジがアレンジと呼べるほどバリエーションがないし、他社の猿真似って感じだし、これじゃ使えねーって言うのが私の正直な感想です。←あくまでの私の用途にはってことですよ。
私の理想。- エンジンは1300ccクラスで多分十分。談合坂をストレスなく登ることができればそれでよし。燃費は20km/lくらいが理想。
- 全長4m未満
- 足回りは前後ともダブルウィッシュボーン。
- 4人定員で、後部座席は旧ホンダオデッセイやマツダMPVのように床下収納式。
- 前後サスはストラットタワーバーで固めて、ダンパーも固めに。
- シートは前後を使ってフルフラットにできること。
- 後部座席の背もたれは垂直状態で固定できること。左右が分割収納できると嬉しい。
- 全部のシートのスライド量をできるだけ多く確保。
- マニュアルシフトがあるといいな。
- パワーウィンドは後ろの分だけで十分。
- 屋根が大きく開いてくれたら言うことなし
私の希望なんてこんなものです。 まぁ、実際には外観のデザインにも好みはありますし、他にも購入意欲を掻き立てる要素はいろいろあるでしょう。でも、私が車を選ぶ時の基準って大体こんな感じです。でも、サスペンションに関してはこれを満たす車は日本では殆どない(スポーツカーのみ)ので、これは早々にあきらめています。でも、一度ダブルウィッシュボーンの車に乗るとその乗り心地は癖になっちゃうんですよねぇ。で、別にハシリヤを気取るつもりはありませんが、しっかり地面を捉えてキビキビ走る車って言うのが理想なので、どうしてもサスは拘りたくなります。でも、エンジンは普通に走ればいいので燃費重視です。 室内は自分が運転をして、車中泊をしやすくて、更にシートの間に荷物を置いたり、車内を移動しやすいようにしたいと思う訳です。そして今の国産車は電装品が多すぎます。窓なんて手動で十分です。特に運転席と助手席はね。昔はマニュアルシフトで窓も手動だと高速道路のチケットを雨の日に受け取るなんて時に、窓を閉めながらハンドルを操作してチケットをしまいながら変速をするっていうのを同時にやらなければならない時もありましたが、そんなのは稀です。後部座席の窓は電動になっていると便利と思いますが、前は手動で十分と言うか事故のことなどを考えると手で開けられる手動の方が私は良いと思います。後部座席のシート背もたれですが、これはもしかして法律か何かで決まっているのかもしれないですね。商用車では背もたれは垂直なんですが、乗用車は必ず角度が付いています。この小さな角度のおかげで荷室にデッドスペースができるんですよね。人を乗せずに荷物を載せるときもあるので、その時のためにシートの背もたれは垂直に固定できることが理想です。そして、屋根は大きく開いて欲しいです。最近は屋根がガラスハッチのようになった車が流行っているみたいですけれど、屋根を通して外が見えると言うのと、屋根が開くというのは違うんですよ。もっとも屋根があくのと、屋根が収納できるのも大きな違いがありますが。理想はロードスターのようにフロントガラス以外から開放されたいのですが、多分それの需要は少ないでしょうから、せめて大きく屋根が開くサンルーフが欲しいですね。サンルーフを飽けて入ってくる外の音って田舎道を走っている時はとても楽しいんですよ。どこかのメーカーさんがそんなのを実現してくれないかなぁ…新車が出るたびに今度こそ私の理想に近いものを誰かが考えたかもしれないと期待しているのですがねぇ…
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