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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2005年06月29日(水) 熱対策 / 結局ケースを交換することにしました / とりあえず作業完了

私はものすごい汗かきです。
今の体型を見て、昔を知らない人は「ああ、太っているからね」と笑いながら言うのですが、残念ながら176cm48kgだった時代も汗かきだったんですよ。会社に行って最初にすることは家から会社までの通勤でかいた汗を搾ること…そんな感じだったんです。

今も汗かきで冬は暖房なんか要らないし、夏のエアコンは18度(最強冷房運転)に設定するのがマナーでしょって思っていました。しかし昨夏、スポーツジムのインストラクタに「汗をかくって言うことは脂肪を燃焼しているって言うことなんですよ。体を冷やすのはダイエットにはとても良くない事ですよ」と言われて以来、汗をかくことを楽しむようになりました。そう、私が子供の頃はエアコンなんてありませんでしたからね。みんな暑い中元気に遊びまわって、大人は家の回りに打ち水をして窓を開けて風を通して涼んでいたんです。昔の人にできて私にできないはずがありません。そんな訳で、昨夏は殆どエアコンを使わずにすごしました。いつも私の家に遊びに来る時はぶるぶる震えるくらい寒いのを覚悟してくる友人たちも「お前の家は寒いからなぁ」と言いつつ、実際に来て見ると「篤いよ。何で冷房を入れないんだよ」と逆の意見になりました。そう、わたしゃ徹底するのが好きですからね。篤いのを我慢するとなればどこまでも我慢しようじゃありませんかってなもんです。

今年もそんな感じで暑い中を冷房なしに、扇風機の風でがんばっていました。
しかし最近、先日模様替えをした部屋においてあるデスクトップのサーバーからかなりうるさいファンの音が漏れてきているのに気付きました。このパソコンは今までずっと24時間稼動させているのですがこんな音は初めてです。何か異常があるのかなと、先ほどパソコンをとめ、蓋を開けてみたのですが別段異常はありません。
しかし、mobilemeterでCPU温度をチェックすると57度を指し示しています。パソコンを再起動してBIOS画面を表示させてみると、CPUファンは4200rpmの最大速度で回転中です。そこで今まで私に向けていた扇風機を蓋をはずしたままのパソコンに向けてみると、それまで57度あった温度がどんどん下がり始めました。更にエアコンをつけてやるとCPUファンも4000rpm、3700rpmと回転を下げていき、今は2596rpm辺りで安定しています。CPU温度も50度くらいで落ち着いたみたいですね。
考えてみれば、このPentium4 2.4Ghzって昨年の11月くらいに入れたばかりなので、夏にどれだけ放熱するのかとか全く分からなかったんですね。パソコンを静かにさせるためにエアコンを稼動させるなんてのは贅沢すぎるなぁ・・・昔の汎用機は専用の部屋、専用の空調を持っていたけど、それとは次元が違うしなぁ…私が使っているデスクトップの筐体の背面にはファンを取り付ける場所がひとつ余っています。やるとしたらここにファンをつけるのも手だと思いますが、CPUファンの位置より若干低いところについているって言うことは、廃熱目的の排気ファンではあまり効果が望めない気がします。かと言ってCPUファンは廃棄をしようとしているのに、そこに吸気ファンで空気をぶつけてやるのもうまくいくか自信がありません。今は圧倒的な風量の扇風機とエアコンだから効果が上がっているだけでしょう。やるとしたらCPUファンから筐体背面のファンまでを結ぶダクトを作ってやるのがいいのかもしれません。お金があったら喜んで水冷化キットなんかを買うんだろうなぁと思うんですけれど、さて、貧乏人としてはどう対策をしようか悩むところではあります。


結局ケースを交換することにしました

パソコンショップへ行って、どうしようとうろうろしながら悩んだのです。安い順に
今の筐体の背面に8cmのファンを取り付ける
これで空気が流れればそれなりに静かになる可能性はあります。ただ、8cmファンだとうるさいかなぁ。それと送風量が十分確保できるか心配。

CPUクーラーを取り付ける
機能考えた水冷って言うのもこの範疇にありますが、大きなヒートンシンクと効率的なファンを使って18dB位(かなり静か)で冷却してくれるみたいです。値段は4000円くらいですかね。水冷だともっと高いですけれど、やはり水漏れが心配なので水冷は今回は対象外にします。

背面ファン+ファンコントローラー
背面ファンに加えてファンコントローラーをつけて、温度によってファンの送風量を変えて静かな環境を目指す…ずぼらな私には向いていないでしょうね。

PCケースを買う
私の使っているケースはかなり古いです。ですから最近のCPUの排熱なんて思っても見なかった時代のものと言うことで、熱対策はかなり甘いのです。今時のPCケースなら前後にファンを持って通風させるのがある程度当たり前ですし、中にはCPUの上にダクトをつけて強制的に排熱してしまおうと言うものもあります。でも、値段は結構高くなってしまいますね。
そんな中からどれが一番効率的か考えていったのです。本来なら一番にファンのみ増設をして様子を見る。それで効果がなければケースを変えるというのが「石橋をたたいて渡る」やり方なのかもしれません。また、そこでファンをつけてダメなら新しいケースを買っても効果は見られないかもしれないです。と言うのは、昨日は扇風機やエアコンをつけたら効果はありましたが、今まだサイドカバーを開いたままの状態で、それで外部送風なしの状態にしておくとやはりCPUファンは最大速度で回っているのです。筐体をカバーで覆って熱がこもると言うのではなく、大きくふたを開けて老いても、自然対流では冷却効果がないということですね。となると密閉した状態でファンが強制排気をすることで作る対流に果たして効果を期待できるのでしょうか。風は流れるけれど冷却はできないのであれば、お金が無駄になってしまうのではないかなぁと思ったんですよ。

で、まじに40分くらいファンが置いてある棚とファンコントローラの棚、そしてケースの棚をうろうろしていまして、思い切ってケースを買ってみることにしたんです。買ったのはCELSUSのFP-402BK(黒)と言うやつです。本当は白い筐体であるFP-402Wが欲しかったのですが、それを注文したら在庫切れって言うことで…在庫が切れたって事でまたそこで悩みました。人はそれぞれジンクスみたいな物を持っていると思うのですが、私の場合、買うと決めてレジに持っていってケチが付いたものはたいてい長持ちしないんです。どこかに使いにくさを発見したりして「つかえねー」ってなってしまうんです。実は型番は記憶していないのですが、もう1つ候補に上げたケースがあります。今回買ったケースは値段が9,970円と手ごろです。背面に12cmファン、正面に8cmファンを2基装備していて、更にサイドカバーのCPUのある辺りに排気ダクトが付いているタイプです。多分にここにファンを1基増設すれば更に冷却効果は高まるのかもしれませんね。ただ、思った通りに流れないのが流体の嫌ったらしいところなんですよね。
で、もう1つのケースは値段が14,700円と約5,000円高いんです。が、その値段に見合う電源が付いていて、電源自体がかなり静穏設計になっています。そして正面に8cm、背面に9cmのファンが1基ずつ付いています。うちのデスクトップ、一応サーバーのはずなのですが、HDD・DVDレコーダーも兼用しています。そして、サーバーは無線LANでつないでいるのですが、電波の状態が悪いようでLANでつないだ先のパソコンで録画した番組を見ると言うのはかなり難しい状況なので、録画した番組はサーバーのところで見る必要があります。そうするとやはりできれば少しくらい静穏性能の良いやつが欲しい訳で、どっちがいいのかなぁと悩んでいたのですけれど、静粛性に5,000円分の差があるかと考えて、少しでも安いこっちにした訳なんですよ。でも、けちが付いた…やめてあっちにするべきかなぁ・・・でも、ビンボだし…うん、ビンボは贅沢しちゃいけないんだ。そういう訳でこの機種で決めです。

帰宅してあけてみてびっくりしました。今時のケースってベイに機器を取り付けるときってワンタッチではめ込めるアダプタみたいなのが付いているのが普通なんじゃないですか?私が今まで使っていた大昔の安物にもそんなものが付いていますよ。ええ、お店でケースの中も見て、お店の人にこれは簡単に取り付けられる何かが付いているの?って聞いたんですよ。で、お店の人は「簡単ですよ」って答えたんです。そうか、確かに簡単だよね。一応ずり落ちないようにレールみたいなのは付いているし、左のサイドカバーも空けて両側からねじを締めるだけだもんね。でもね、それが面倒なんだよなぁ…まぁビンボだから仕方ないんだけどね。

兎に角、今使っているパソコンを取り外してきて、部品を取り外しました。そして新しいケースにマザーボード、ビデオボード、TVチューナー、増設USBにIEEE1394ボードとかあるものをつけていきます。それが終わって…あ、先にLEDなどの配線を終わらせて置けばよかったと気付いて、また全部取り外して配線して、マザーボードとPCIカードなどをつけなおし、それから120GBのHDを二台とDVD-Rを取り付けました。今まではFDもつけていたんですけれど、多分もうFDを使う機会はないでしょう。そんな訳でFDは今回取り付けをやめました。

取り付けが完了して物置部屋にもって行き、配線をして電源を入れてみました。何事もなかったかのように動き始めました。このケース、フロントのUSBなどがケース側面の左側手前に付いているんです。今はパソコンは机の右側にありますのですごく使いやすいです。先日模様替えしてよかったと思いました。ま、偶然ですけれどね。
動作音は今のところかなり静かです。後ろについている12cmファンがかなりの流速を生み出しているようです。それは前面の2基のファンが効率よく空気を送り込んでいるからなんでしょうね。買ってよかったと思います。あと2時間ほど動かしてみて、様子を見てからちょっと気にくわないところをなおす為にもう一度分解しようと思います。
気にくわないところとは
  • LANポートの穴を開け忘れた。私は現在ちょっと訳があってUSBから無線LANにつないでいます。そんな訳でLANポートは使っていないので、ついあけ忘れてしまいました。でも、できるだけはやい時期に有線LANを復活させる予定ですので、勢いがある内にこれも対応しておきたいと思います。
  • 前面のUSBコネクタのケーブルが内部で前面のファンの前を横切っている。青色LEDがまぶしくてその横切っている様が良く見えてしまうんです。ファンの前をさえぎっているのが見えるのは気持ちの良いものではないのですっきりさせてあげましょう。
  • そして、フロントに配置されたヘッドフォンとマイクの端子がどうも使えないようです。その辺りをこれから調べて対応してやろうじゃないの。
まぁそんなところです。その時に写真も撮ってアップする予定です。

しかし、最近競って青色LEDが使われていますね。とっても迷惑な話です。高輝度すぎてまぶしいんです。パソコンについているLEDなんて意識してみてはじめて分かる程度の輝度で十分ですよ。


とりあえず作業完了

先ほどあげた不満点を解消すべく、一度分解して組み立てなおしてみました。ファンの前の配線はすっきりしましたし、あけ忘れたLANコネクタの穴もあけました。でも、残念ながらヘッドフォンは使えるようにはなりませんでした。マイクは使えます。でも、スピーカーは途中までコネクタを指すと聞こえるのですが、コネクタを全部押し込むと全然聞こえなくなります。もう少し研究する必要があるようですが、ここでヘッドフォンをするような状況ってあまり考えられませんので、これはこのまま放っておこうかと思います。同じ隠し扉の中にあるUSB2.0はきちんと使えるようになったので万々歳です。これはかなり重宝しそうです。

Celsus FP-402BK正面


下1/3くらいがメッシュになっていて、縦に丸い穴が二つ並んでいるのが分かるでしょうか。ここがφ8cmの吸気ファンです。この後ろにHDなど3.5インチベイがあるので、そちらも冷やしてくれます。
一番上は友人から譲ってもらったDVD-Rですが、私の持っている機材の殆どは白なんです。ですから今回もケースは白にしたかったのに、在庫がないなんて言うから変な取合せになってしまいましたね。でも、別にサーバー用とのパソコンですから見た目なんてどうでも良いやって気持ちでいます。

CELSUS FP-402BK背面

後姿はこんな感じ。排気ファンの径が12cmあるので穴も巨大な感じがしますね。
増設されたボードは、上からグラフィックボード、TVチューナー、IEEE1394、USB2.0です。


CELSUS FP-402BK側面

側面はこんな感じ。ケース左の丸いメッシュはここの裏にダクトがあって、CPUの熱をここから逃がそうとしています。この裏手にファンをつけるとよさそうです。その下の四角いメッシュはPCIスロットにつけたボードの熱を逃がす穴と言うことになっています。本当に逃げるかどうかは私には確認できませんが…

CELSUS FP-402BKの中

中を開けるとこんな感じです。組み立てやすさは5段階評価だと2くらいですかね。あんまり精度が良くない感じがしますね。うーん「安かろう悪かろうでも、すれすれ合格」ってところでしょうか。でも、安く上げることを念頭に置くなら、このケースは結構いいかもしれません。まぁ、次に奮闘するのは順調なら2年か3年くらい後のはずですし、その頃には面倒だからケース後と買い換えようとか言うかもしれません。今と同じビンボならしぶとく使いますけれどね。残念ながら多分そうなるかと思います。


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