The Green Hills of Earth
3G(DoCoMoで言うところのFOMA)を競って発表したまでは良かったのですが、その整備が遅れて、どんどんユーザを逃がしているvodafoneですが、前回802シリーズと言う世界共通インターフェースの3Gシリーズは多くのユーザから「タコ」「使いにくい」「最低」と言う賞賛を浴びて轟沈し、更に多くのユーザ離れを引き起こしました。そして今回、ユーザインターフェースを日本独自のものも盛り込んだということで東芝の902が先週リリースされました。
更に更に、もうひとつ。私は今回初めてメインディスプレイが回転するタイプの電話機を手に入れたのです。デジタルカメラとするとき、大きなメインディスプレイを使ってモニタができる。これは多少便利かもしれません。カメラを使う人にはね。でも、この状態でメールが来たら読みたくなるのが人情でしょう。この機種も一応メールが来たら読むことはできるようです。しかし、ディスプレイにはそのメインディスプレイを裏返して折りたたんだ状態の時にはどこにも存在しないメニュー選択キーを「このボタンを押したらこんな昨日になりますよ」と表示しているんです。明らかなバグです。どうしようもないアホさ加減です。キーが覆い隠されている状態ですので、メールの返信ができないって言うのは仕方ないでしょう。しかし、届いたメールを選択して読むことができるくらい、この状態でできるようにしておくのが「普通」なんじゃないのかなぁ。少なくともこの電話機はディスプレイがどちらを向いているのか、ふたが開いているのか閉まっているのかはきちんとスイッチで把握しているのですから、押せもしないボタンに機能を要求するのはまったくもって大間違いですし、使いにくいなぁと思います。でも、これは802SHなども同じ仕様のようですから、この点については、東芝ではなくvodafoneがアホウなんだと推察できます。 その昔、ちょうど私が初めてJ-PHONEに乗り換えたとき、一度不人気から撤退を余儀なくされたシャープが「満を持して」SH01と言う機種を送り出してきました。ちょうどSkyWebとかそんな名前でインターネット接続ができますよって言うのが売り物の電話機で、タイミングが良かったのでそれを買ったんです。でも、取扱説明書自体も「スカイウェブって何ができるのかわからないけど、兎に角そんな構想があったからつけたんだよ」と言う感じがモロに出ていて、何ができるのかまったく説明になっていない説明書がついてくるし、操作性も「何人ものモニターを使ってインターフェースを考え抜いた」という割りに、タコかイカの足でなければ操作ができない最低の電話を作り上げてきたわけです。当時の私は口汚くののしっていましたね。でもシャープはSH02以降、新しい機種を出すたびにそれまでの不満店をどんどん改良して、SH5xの頃には本当に使いやすいものを作り上げました。60xSHシリーズからデザインが変わったのか、デザイン重視で使いにくいものになったのが残念ですが。果たして東芝は次世代にどれだけ不満をフィードバックできるのでしょう。私の偏見で言えば、東芝はそういうことはできそうにない会社だと思っています。大企業と言う名前のもとに胡坐をかいている。この偏見が見事にはずれ、「私が間違っていました」といえる日が来れば良いんですけれどね。というか、なにより、そんな将来の電話のことなんかどうでもいいのです。この電話自体のタコさ加減どう責任を取ってくれるんだぁ…まじ、この電話と1年以上付き合っていかなければならないのかと思うと気が重いです。わざと水の中にでも落としてやろうかな。そして元の601SHに戻そうかなぁ…本当は機種変更だと高いんですけれど、いろいろな割引を組み合わせたら「捨ててもいいかも」って値段まで安くなったので、本当不穏な気持ちが頭をもたげています… 日本語の入力、変換は悪くはありません。合格点。でも、メニュー構造は煩雑で、操作に手間がかかります。そしてアドレス帳は最低…もし、vodafoneの902Tを買おうかどうしようか悩んでいらっしゃる方がいたなら、この辺りをお考えになった方が宜しかろうと思います。 こんなバカな電話を作ることのできる東芝…恥を知って欲しいものです。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |