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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2005年06月18日(土) vodafoneには泣かされます

3G(DoCoMoで言うところのFOMA)を競って発表したまでは良かったのですが、その整備が遅れて、どんどんユーザを逃がしているvodafoneですが、前回802シリーズと言う世界共通インターフェースの3Gシリーズは多くのユーザから「タコ」「使いにくい」「最低」と言う賞賛を浴びて轟沈し、更に多くのユーザ離れを引き起こしました。そして今回、ユーザインターフェースを日本独自のものも盛り込んだということで東芝の902が先週リリースされました。
5月には2日連続の電話がつながらないと言う大トラブルを引き起こしあきれさせたvodafone、まぁ、それもたまたまの事故でしょうと言うことにして、今日その601SHから902Tへ機種変更をしてきました。基本的な使い方は少し癖があるようですが、それでもまぁ、何とかなりそうです。辞書機能に「Rupo」の名前がついているのが笑わせますねぇ。メール画面での日本語入力や変換機能のチェック、大雑把な各種機能をいじってみての操作性などをチェックして、まぁこれならと買い換えてきた訳です。
買い換えた理由と言うのは、私はvodafoneの他にCoCoMo(800MHz)と通信カードとしてウィルコムを利用しているのですが、さすがに一人三台と言うのはもったいないと言うか無駄じゃないのって思っている訳で、それをどうにか圧縮してやろうと考えたということなんです。私は特殊な場所に行ったりしますので、どうしても最後の砦としてDoCoMoの800MHz(FOMAじゃない普通の携帯)は確保しておきたい。ウィルコムは通話料、通信料定額と言うのはとても魅力的なんだけど、あれこれ考えた末、やはりウィルコムを解約してvodafoneのパケット通信を利用しようと思った次第なのです。

「決めた。買います」と申し込みをしてから、実はノートパソコンなどへの接続用ケーブルは取り寄せで一週間かかりますといわれてがっくり。更に帰宅してから移し変えてもらった電話番号リストを整理しようとして大ショック。

グループ名最初の10個は名前を変えられない
アホちゃますか? なんでメーカーがグループの名前を強制しやがるんでしょうか?私は親族、友人、遠方の友人、会社、昔の取引先、ネット関連、生活関連、YellowPageと言う感じのグループを作っていたんです。しかし、このアホ電話は、勝手にそれを名刺/プライベート/仕事/VIP/同僚/お気に入り なんてカテゴリにしてくれます。カテゴリを付け直せば良いと思うかもしれませんが、VIPってなによ。同僚ってなに。何の役にも立たないどころか人の品性を疑われるような単語を並べ立てて、それが変更不可ってどういう了見でしょ。
電話帳が50音順表示しかできないってどういう了見?
先にも書きましたように、私は大事な良く使う電話番号をそれぞれのグループに入れておいて、(言葉は悪いですが)どうでも良い物は「YellowPage」グループに突っ込んでおり、電話帳はカテゴリ順の表示にしていました。そうすることで良く使うところだけをすばやくアクセスできていたのです。ところがこの電話は50音順の電話帳がまずあって、その中でカテゴリの絞込みとか、誕生日順に並び替えるとか(アホか)、そんなバカで愚かな表示しかできないんです。こんな表示になると、ひとつの行の表示で何十件ものごみ(出張に行った時のホテルの電話番号とか、数年に一回…もしかしてもう一度利用することがあるのだろうかみたいな電話番号まで)がうるさく表示されてしまうんですよ。そんなバカな化石みたいな電話がまだ製品になるってどういうことなんでしょう。
それ以外にも、先にも申しましたように、インターフェース(操作性)を統一すると言う意識でしょうけれど、操作がもどかしく感じるときが多いですね。今までの電話機ならボタンを一回押すことでできていたことが、この電話機ではメニューで確認をする。それも必ずアクションを要求して、同じボタンを連続して押すのではなく、メニューを選んで別のボタンで項目を選択し、更に決定のボタン(メニューを呼び出すボタンと同一)を押すと言う感じで煩雑な操作を要求されるのが疎ましいです。「これをやったら大事なデータが消える可能性がありますよ」と言うような項目に関してはうっかり防止と言う観点から、必ずユーザーが意識をして処理を行うこのようなやり方は歓迎されますが、それを間違えたからといってたいした被害も出ないことに対してまでこの操作を要求するのはもうユーザー無視としか言いようがないように思われます。
更に更に、もうひとつ。私は今回初めてメインディスプレイが回転するタイプの電話機を手に入れたのです。デジタルカメラとするとき、大きなメインディスプレイを使ってモニタができる。これは多少便利かもしれません。カメラを使う人にはね。でも、この状態でメールが来たら読みたくなるのが人情でしょう。この機種も一応メールが来たら読むことはできるようです。しかし、ディスプレイにはそのメインディスプレイを裏返して折りたたんだ状態の時にはどこにも存在しないメニュー選択キーを「このボタンを押したらこんな昨日になりますよ」と表示しているんです。明らかなバグです。どうしようもないアホさ加減です。キーが覆い隠されている状態ですので、メールの返信ができないって言うのは仕方ないでしょう。しかし、届いたメールを選択して読むことができるくらい、この状態でできるようにしておくのが「普通」なんじゃないのかなぁ。少なくともこの電話機はディスプレイがどちらを向いているのか、ふたが開いているのか閉まっているのかはきちんとスイッチで把握しているのですから、押せもしないボタンに機能を要求するのはまったくもって大間違いですし、使いにくいなぁと思います。でも、これは802SHなども同じ仕様のようですから、この点については、東芝ではなくvodafoneがアホウなんだと推察できます。

その昔、ちょうど私が初めてJ-PHONEに乗り換えたとき、一度不人気から撤退を余儀なくされたシャープが「満を持して」SH01と言う機種を送り出してきました。ちょうどSkyWebとかそんな名前でインターネット接続ができますよって言うのが売り物の電話機で、タイミングが良かったのでそれを買ったんです。でも、取扱説明書自体も「スカイウェブって何ができるのかわからないけど、兎に角そんな構想があったからつけたんだよ」と言う感じがモロに出ていて、何ができるのかまったく説明になっていない説明書がついてくるし、操作性も「何人ものモニターを使ってインターフェースを考え抜いた」という割りに、タコかイカの足でなければ操作ができない最低の電話を作り上げてきたわけです。当時の私は口汚くののしっていましたね。でもシャープはSH02以降、新しい機種を出すたびにそれまでの不満店をどんどん改良して、SH5xの頃には本当に使いやすいものを作り上げました。60xSHシリーズからデザインが変わったのか、デザイン重視で使いにくいものになったのが残念ですが。果たして東芝は次世代にどれだけ不満をフィードバックできるのでしょう。私の偏見で言えば、東芝はそういうことはできそうにない会社だと思っています。大企業と言う名前のもとに胡坐をかいている。この偏見が見事にはずれ、「私が間違っていました」といえる日が来れば良いんですけれどね。というか、なにより、そんな将来の電話のことなんかどうでもいいのです。この電話自体のタコさ加減どう責任を取ってくれるんだぁ…まじ、この電話と1年以上付き合っていかなければならないのかと思うと気が重いです。わざと水の中にでも落としてやろうかな。そして元の601SHに戻そうかなぁ…本当は機種変更だと高いんですけれど、いろいろな割引を組み合わせたら「捨ててもいいかも」って値段まで安くなったので、本当不穏な気持ちが頭をもたげています…

日本語の入力、変換は悪くはありません。合格点。でも、メニュー構造は煩雑で、操作に手間がかかります。そしてアドレス帳は最低…もし、vodafoneの902Tを買おうかどうしようか悩んでいらっしゃる方がいたなら、この辺りをお考えになった方が宜しかろうと思います。

こんなバカな電話を作ることのできる東芝…恥を知って欲しいものです。


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