The Green Hills of Earth
2005年02月17日(木) |
ニュースから(イレッサ訴訟/レンガ落下) |
- イレッサ賠償訴訟
- 世界に先駆けて日本が承認した肺ガン治療薬「イレッサ」を服用した後に死亡した女性の遺族が販売元と輸入を承認した国を相手に損害賠償を求める裁判を起こし、第一回口頭弁論が行われた。
これについてはテレビで訴えた遺族がインタビューに答え「こういう薬があると紹介され、評判の良かった薬なので全面的に信じてお任せした」「後から何人も死んでいることを知って訴えることにした」と言っていました。 例えば薬害エイズというのがありました。血友病という血が止まらない病気に対して使用する血液製剤で、当のアメリカでは「危険だから」と使用が中止されていた非加熱血液製剤を日本が「何の問題もない」と輸入し使用し続けたことでエイズに感染してしまったと言う人災でした。それを「問題なし」と判断した中心的な大学教授は「私は間違ったことはしていない」と開き直っていましたが、非加熱製剤は危険という警告はあちこちにあったと言うことで患者を見ずに国又はアメリカの方を見て「営業」をしていたと糾弾されて然るべき行為と言われて仕方ないものだったと思うのです。ですから、この非加熱血液製剤を使われたことでエイズに感染した方が国などを訴えるのはもっともな話なのですが、今回のイレッサについては、被害者だと言い張る遺族は、自分でも調べて「とても評判の良い薬」と認識した上で投与をお願いしたのです。その結果亡くなって、「はじめはガンの為だと思っていたけど、後からイレッサの評判を聞くと亡くなっている方が大勢いる。だからうちの娘もそうではないか」と言う訴え方ってどうなんでしょうね。
私の母は10年ほど呼吸補助の機械をつけていまして、死ぬ1週間ほど前に新しい機械に変わったんだそうです。で、それがうまく調整出来なくて苦しんでいるので入院して、看護婦さんがそん機械を調整している間に死んだそうです。親戚などは「苦しまずに死んださ」なんて言っていますけど、話を詳しく聞けば聞くほど、これは窒息死でかなり苦しんでいたんじゃないの?と思いますし、それこそ「母が亡くなったのは、自分のところで用意した呼吸補助の機械の扱いに熟練していなかったからだ。これは殺人だ」とでも訴えて良いんじゃないかと思います。でもね、私や家族は訴えたりしませんよ。その医者、その病院を信じてお任せした訳ですし、長生きはして欲しかったけど、努力した結果としてそこに死が待っていたのならそれはそれで受け入れるしかないですからね。「こんな田舎病院で治療して貰ったのが間違いだった。東京の一流病院でやっていれば助かったのに」なんて思いもありません。確かに難しい病気だったなら大学病院などの先端技術があるところでなら助かると言うケースもあるでしょう。しかし、母親は単に自発呼吸が難しいと言うだけだったんですから。自分の家族が亡くなるというのは家族にとってとても悲しいことです。特に親より先に子供が亡くなるなんて時には身代わりになってでもと思うものでしょう。しかし、それをこのような形で表すことは正しいことなのか私には分かりません。どちらかと言えば見苦しいと思えてしまいます。
- 陸橋からレンガ。運転手が腕を骨折
- 14日夜、広島市の山陽自動車道で、陸橋からレンガが投げられ、大型トラックの窓を直撃し運転手が骨折した。警察は殺人未遂も視野に入れて調べている。
大阪の教師刺殺事件では、殺人を繰り返すゲームに犯人がのめり込んでいたそうですが、これも同じように現実とゲームの世界が区別出来ない精神的な欠陥を持つ人の犯行なのかなぁと思います。と言いつつ、テレビゲームなどが普及するより以前から、人の痛みを知ることができない人って言うのは存在していましたね。ですから全てゲームが悪いと言う論理は当てはまらないと思います。要はゲームなどに関係なく家庭のしつけの問題でしょうと言うことです。 兎に角、身を隠していたずらをするというのは卑劣なやり方ですね。まぁ子供らしい友言えますが。犯人が捕まることを祈っております。
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