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2005年02月16日(水) ニュースから( 逆恨み?/ゆとり教育見直し/幼児監禁) / ダメ夫?

田舎に帰って、その後のごたごたを処理している間に世間では大きな事件が次々と起こっていたようですね。

刺殺の原因は逆恨みか
14日大阪寝屋川市の小学校で発生した教師刺殺事件で、少年は「小学校や中学校でいじめを受け、先生は助けてくれなかった」と供述をしている。少年の母は「良く面倒を見てくれる良い教師」と話しており、府警は少年の逆恨みではないかとの見方を強めている。

当時の同級生も「いじめなんか無かった」という話が多かったみたいで、逆に「彼は小学生としては異常なくらいゲームに没頭していた」とか少年の方が浮いていたと言う見方が強いようです。これはとっても微妙な問題だなぁと思うんですよ。どのクラスでも一人や二人変わった人が居ると言うより、スケープゴート(生け贄)として必ずそう言う人がでます。みんなが仲良しだったとしても、その中の一番下になってしまった人がそれになってしまう訳ですね。で、いじめなんか無かった。みんながとても仲が良かった。と思っていても、そのカーストの底に位置付けられてしまった人は、皆の無意識の圧力に晒されて居心地の悪い思いをしているものです。明確にいじめがあったのなら、それは戦うすべがあるのですが、いじめてなんか居ない。ただちょっとあの子が苦手なだけ。と言う気持ちの集まりが一番下になってしまった子供にはいじめになってしまうんですよね。例えばクラスで劇をすると言う時や歌を歌う時、旅行に行く時のグループ分けや席を変える時、何気ないそんなところで嫌われている人はつまはじきにされます。みんなで「あの子とは一緒になりたくない」と問題になれば先生も「問題があるかも」と分かるのかもしれませんが、一応は受け皿になる場所もある場合、場所はあるんだけど、嫌々受け入れて貰って居るんだと思ってしまってその時間がとても苦痛におもえるんですよねぇ。そう言う時に、その先生がそれを問題と見抜けるかどうか。また、もっとはっきりとリーダー格の子供が全体を見渡して、嫌われている子供をフォローしてくれているけれど、中程の子供が嫌われている子供を安易にいじめていると言う構造もあります。リーダー価格の子供はいじめなんてバカらしいからと嫌われている子供にも積極的にアプローチをするのですが、所謂元気ないたずらっ子タイプが、おもしろ半分に嫌われている子供をいじめる。そしてそれに罪悪感を持っていないと言う構造です。こういう場合、先生は多分殆ど「嫌われている」子供の存在を見抜けないか、対応ができないだろうなぁと私は思います。でも、他の何十人も面倒を見ている先生に対して、そう言う表面化していない1生徒の心情まで理解してフォローをしろと望むのはとても無謀なことに思えます。クラスの子供達がフォローをして、先生がフォローをして、と言うのが理想なのでしょうけれど、そんな事は本当に絵空事ですよねぇ。

犯行に及んだ少年の動機が逆恨みだとしても、それが即「少年が悪い」と言うことには、上記の理由から繋がらないと思うのです。また、先生がどんなに努力をしても、どうしてもこの手の「逆恨み?」をする生徒は少数ながら出てしまうと思います。問題なのはそれが出ることよりも、それが犯罪に繋がってしまう事です。「少年のうちなら人を殺しても大丈夫」とこの少年が思ったのかどうかは分かりませんが、少年法という全く少年のためにならない、少年のことを分かった振りをするだけの役立たずが作った法律が、少年の犯罪を増長させていきます。そして不登校などを容易に容認する風潮、個性とわがままの区別を曖昧にする風潮などが犯罪を育てていきます。どうか、こういう事件が再発しないよう見直しを早くして欲しいと思う次第です。

ゆとり教育全面見直しへ
中山文部科学相は中央教育審議会の総会で、現行の学習指導要領について、今年秋までに全面的に見直すよう要請した。

02年度から実施されている、いわゆる「ゆとり教育」ですが、結局は私立と公立の格差を広げたり、学力の低下を招いたりするに止まったようですね。大体が円周率を3とするとか、あまりにも常識を無視した馬鹿さ加減には最初から呆れていたのですけれどね。学校でいくら100mは1cmと同じと教えたところで高さ100mのビルは1cmにはなりません。どこの何を参考にしてこれだけ子供をバカにする教育方法を考え出したのか分かりませんが、長続きする方がおかしいですよ。潔く敗北を認め、馬鹿な制度は早く撤廃して欲しいものです。子供(国民)にはまともな教育を受ける権利があるはずです。

個人的にはこんな馬鹿な「ゆとり教育」を取り入れた全員をつかまえて、その間違った方針作りで得た全額の返還と、その間に犠牲になった子供への損害賠償などを全て請求し、そのご全国引き回しの上獄門磔にしてやりたい気分です。

パチンコに行くため幼児監禁の母に有罪判決
昨年10月、大阪で起きた義父の幼児虐待殺害事件に絡み、自分がパチンコに行くために、子供をクローゼットに押し込め、ドアが開かないよう冷蔵庫を前に置いて閉監禁するなどした母親に対し大阪地裁は「言語道断」と切り捨て、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

子供がいると24時間面倒を見なければならないですからね。息抜きをしたいと言う気持ちが親の中にできるのは分かります。その時、親が交代して面倒を見る人、休憩する人となれれば良いのですが、片方が育児に全く興味がなかったり、意欲がない場合、その負担は一人に行ってしまいます。特に男性の方に「育児は女の仕事」と思い込む人が多いようで、自分は全くしない癖に(しないからこそ)「育児なんて簡単なもの」と思い込んで「俺は仕事で疲れて居るんだ」なんて協力をしないなんて事があるんですよねぇ。まぁ、そんな事を許しているのは、その夫婦の問題ですから私は何とも言いませんが、1日強制的に育児や家事をさせてみたら良いんですよ。経験して初めて大変さが分かるんです。口で100万語を語るより、1日体験させてやれば良いんです。そう言う事もしないで幼児虐待に繋がっていく人たちは努力が足りない。と切り捨てざるを得ないです。子供を産むと言うことは責任をもつって事です。その辺りをきちんと考えてやって欲しいですね。
大人として、その責任を負う覚悟があると意識して生んだ訳ですから、その責任を放棄したことに対してはそれなりの償いをさせるべきでしょう。



ダメ夫?

フジテレビのF2Xで「ダメ夫」という特集をしていました。
番組の調査では結婚10年目には74%の奥さんが「自分の夫はダメ夫」と評価しているそうです。
「ダメ」の基準は、大人げない趣味を持っているとか、オヤジギャグを言うとか、そんな話だそうです。なんかねぇ、私はとっても情けない話だなって思うんですよ…「ダメ」と評価して奥さんの方に対してね。


私、元々「愚妻」とか「愚息」とかそう言う紹介の仕方がとっても不思議で嫌いなんですよね。へりくだるのが日本の文化ですからこの番組の調査も、その「うちの夫はダメですよ」というへりくだりも入っているでしょうね。私が家族の事を「ダメな奴」と言う話に遭遇した時、最初の一回は我慢して聞きますけれど、それ以上は「そんな駄目な人とどうして結婚したんですか?」とか「どうして、そんなダメになるまで放っておいたんですか?」って思ってしまいますし、それがとても不愉快に感じます。この番組のも一緒ですよね。どうしてそんな旦那さんと結婚したの? そして、結婚して10年も一緒にいたって事は、例えそんな旦那さんになったとしても、その責任の一端はあなた自身にあるんじゃないの?

へりくだりとして「うちのはダメな夫です」と言うと、そのダメ振り自慢をする事とは根本的に中身が違います。こういう事から理解出来ない社会になって来ちゃったのかなぁと一抹の不安が…


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