The Green Hills of Earth
2005年01月04日(火) |
服の整理をしてみました |
病み上がりなのですが、明日はごみ出しの日って事で、服の整理をしました。
私は若い頃かなり貧乏な生活をしていましたので、実は仕事に行くための背広とワイシャツ数枚を除いた、いわゆる私服というものはGパンが1本と綿のワークシャツが1枚だけ(Tシャツは下着代わりでもあったのでたくさん)という時代が長かったのです。本当汚い話で申し訳ないですが、Gパンなどを洗う時はいつも洗濯機が回り始めるとすぐに水がどろどろの真っ黒になったものです。それはキャンプに行ったり、移動手段の主力がバイクなのに、たまにしか洗濯をしないと言う悪循環のなす結果でした。まぁ、若い頃は怖いもの知らずだったと言う事で…で、今は若い頃のやんちゃ自慢でも、汚い自慢でも、貧乏自慢でもなくて、単にそれ位着るものは持っていなかったと言う事だったんです。その時の気持ちをずっと引きずっていて、今でもそんなに衣装は持っていないつもりだったのですが、逆にその時の気持ちが強迫観念となって何かがあるとすぐに着るものを買う自分も居たのですが、それは今日衣服の整理をするまで心の奥底にしまい込まれていたみたいです。洋服は殆ど持っていないはずなのに、なぜかクローゼットが満杯になっているのはなんで?と思っていたのです。多分、その大半はもう着る事のできないサイズが合わないボロ切れ同然のものだろうと思って居たのです。しかし、全てを出してみて確かめてみて分かりました。サイズが小さくなりすぎて着られなくなった衣服は3枚しかありませんでした。実際には今ほど太っていなかった時期に3サイズほど大きな服を買っていた(冬季バイクに乗る時は重ね着をするので、上着になるものは下にたくさん着込める様に大きめを買う)という理由もありますが、一番古い綿シャツが15年ほど前のもの。よれよれのボロボロではありますが、私的には立派に現役で、多少ほころびていても充分着られます。
兎に角です。一時期綿シャツ一枚しか持っていなかった私が、いつの間にか綿シャツが10枚とかポロシャツが何枚とかとんでもない衣装持ちになって居るんですよ。チョーウルトラ暑がりで、今の季節でも半袖Tシャツ一枚で外を出歩いている私のクローゼットになぜかフリースの防寒着だの、どこぞの南極探検隊が使ったのと同じ仕様のダウンだのと訳の分からないものが入り込んで居るんですよ。 何よりも笑ったのは、袋から出しても居ないズボンが二つも出てきた事。どちらも既に私がはけないサイズに小さくなっています(大汗)。更にその内の一つは趣味の悪い緑のショートパンツ状のものです。ものすげー趣味の悪さ。いったい誰がこんな気色悪いものを履くというの?って叫びたくなるくらいの悪趣味な色とデザインです。多分どこかのバーゲンで安かったんでしょうね。一枚くらい短いのがあっても良いんじゃない?なんて安易に買ったんでしょうね。その時の自分を殴り飛ばしてやりたいものです。そのズボンを見ただけで走って逃げ出したくなりました。 そうそう、綿シャツもね、昔は半袖を買うなんて贅沢はできなかったんですよ。だって、長袖なら四季を通して着られますけれど、半袖は夏しか着られないじゃないですか。いや、私は冬に半袖だって平気なんですけれど、さすがに世間の目がありますからね。ですから、私は絶対に長袖しか買わなかったんです。夏は袖をまくって暑さを我慢していればいい。それだけだったんです。それがいつの間にか、私のクローゼットには半袖があるんですよ。そうそう、初めて半袖のシャツを買った時、自分が一人前になったなぁと誇らしく思ったっけ。そんな事も思い出しました。
一大決心をしてクローゼットの中身を半分にしてやると整理を始めたのですが、結局、中身は殆ど変わらずに終了してしまいました。が、自分の20年程の歴史を振り返る事ができて楽しかった。でも、整理という観点では失敗ですね。部屋の整理をするぞと息巻いたけど、ゴミにすると出した漫画をつい読みふけって、結局整理ができずに終った…そんな気分です。
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