The Green Hills of Earth
復活!と思ったのですが、また今朝になってみたら腹が下っていました。
フジテレビの「デッドエイジ」という番組を見ていました。ある物事を知っている人が居なくなるのはどの年齢層かを当てると言うクイズ形式の番組でしたが、古いものは懐かしいと言う気持ちで見る事ができました。 しかし、その中に出てきた「アスキーアート」って言うものにはちょっと疑問だったんですよね。その番組の中では「アスキーアート=若者の流行=年寄りには理解できないであろうもの」と言う紹介をしていました。まぁ実際には予想よりかなり年齢が上の層にまで知られていたのですけれど、私に言わせて貰えば、あれは若者こそ知るはずのないもので、中高年層(の一部)が知っているものではないかと思えるのです。 その番組の紹介では、昨年話題になった電車男という2ch掲示板でのやりとりをまとめた本の中にアスキーアートがちりばめられていて、それが若者の間で流行していると言うような話だった訳ですけれど、今のようにパソコンが一般的ではなく、更にプリンタと言えばドットインパクトプリンタをさして、インクジェットって何?と言うような時代、プリンタの性能を示すためにメーカーがプリンタでアスキーアート(モナリザなど)を印字してデモンストレーションしたりしていた時代もあったんですよね。パソコンというものが世に出始めた頃にコンピュータの世界に関係していた人なら、今現在年齢が60〜70歳であっても、アスキーアートって言うのは馴染みがあったものじゃないかなと思うのです。そして、2ch掲示板に表示されているような絵は確かに絵文字と言うには申し訳ないほど手が込んでいますが「アート」と言うには簡易すぎて「『アスキーピクチャー』程度が妥当なんじゃない?」なんて思えてしまうんですよね。そんな時代を知っているだけに、この設問が出てきた時に「これは若い世代に向かっての問いかけなのか、年寄りに向かっての問いかけなのか分からないなぁ」と思ってしまったんですよ。そして、若い人が如何にも自分たちだけが知っていて、年寄りは知らないでしょという感じなのを見て、そりゃ違うだろう?と思ったんですけれど、当時コンピュータに関わる事をしていて、更にそんなデモンストレーションを見に行った事があると言う人は全体の何%いるかと考えたら、自分の方が圧倒的に少数派なんだなぁと実感しちゃいました。でも、これを若者の文化って言われるのにはすっごく抵抗があるなぁ。悔しいなぁと、そして「おまえらなんか形もなかった頃からアスキーアートはあったんじゃい」と言ってやりたい気持ちになった次第でした。←だからそんな時代を知っている人はごく少数で…でも何となく悔しくて…以下無限ループ… リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |