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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2004年12月14日(火) Leicaでの撮影結果は… / MVPとサポーター考 / ちょっと参った(キーボード)

先日Leicaで撮影してみたフィルムの現像が上がってきました。

私はものの見事に中途半端な、マニアの域には程遠い知識で、カメラでの撮影を楽しんでいるものですから、Leicaとは何処かのマニアが持つ特別なカメラと言うような意識を漠然と持っており、私が手にするものではないとまったく興味を示しはしなかったんですよ。ところがそのLeicaが私の気持ちとは無関係に押しかけ女房の如くやって来た訳で、まぁうれしいやら、どう扱っていいやらで戸惑っているのは事実なんです。少なくとも、私の家は豪邸ではないので、コレクション目的の飾っておくだけのカメラなどは飼っておく余裕も余地もありません。うちにいるからにはその老体に鞭打ってでも働けなければなりません。そんな訳でフィルムをいれ試し撮りをしてみたのが前回の事。このカメラ(Leica IIIa)は露出計なんてついていませんから、自分で用意するか経験でそれを決めていかなければなりません。また、いくら経験があっても、Leicaの場合は、最近のカメラのようにシャッタースピードダイアルを合わせたら、正確にそのスピードでシャッターが切れると言う保証はありません。時にはシャッターボタンを押している間まるでバルブにあわせたかのように写たーが開いたままだったりすることもありますし、そんなトラブルじゃなくとも、整備がなされていなければシャッタースピードがずれている可能性は大きいのです。

先日の撮影は「きれいに撮れるかどうか」より、「まともに扱えるのかどうか」が主眼でした。いまどきのカメラはフィルムを装填するとしたら、カメラの裏豚を開けて、フィルムのパトローネをセットして、フィルムの端を引き出して巻き取り側のロールにフィルムを乗せてふたを閉めて、シャッターを押せば勝手に巻き上げて準備完了。大体そんな感じでしょうか。しかし、Leicaはカメラの底蓋が外れるんです。その片側にフィルムが入りそうで、もう片側には脱着式の巻き取りロールがあります。その間にはカメラの裏側付近にフィルムが通るらしいスリットがあるのですが、どういう風にセットしろと言う説明書はありません。裏蓋の内側に、英語やドイツ語で10cmフィルムを引き出せと説明がある程度です。
まぁ、ロールの形状などから、フィルムを引っ掛ける場所、巻き取る方向などは想像がつきましたので、その考えられる形にセットしてみたら、結構難しいんです。形にはなるのですが、巻き上げダイアルを回しても空回りしているようです。何度か試行錯誤の上、動き始めたので、まずは適当に炉首都とシャッタースピードを決めて写してみた。と言うのが真相です。フィルムを引き取りに行くまでの間、もしかして正しく写っていないんじゃないかな?と余計な心配をしていました。

フィルムを引き取って、車の中でフィルムを見て見ました。残念ながら、その大半はフィルムが真っ黒でしたが、10枚ほどはかなり暗いですが写っていました。結構ピントの合う範囲は狭い感じですね。ボケがきれいに出れば楽しい写真になりそうです。
ま、最初は何も考えずに操作をしたので、絵が写っていれば「あは!できた!」と言う程度に喜んでいいと思います。
そして、今日第二陣として、もう一度フィルムを入れて、外の風景を撮りに外に出てみました。今回は露出計を持って露出を計って、できるだけその指示に従ってみました。「できるだけ」と書いたのは、残念ながらこの古いカメラは現代のカメラのシャッタースピードとは刻みが違うのです。ですから、絞り1.4でシャッタースピード250などと指示が出ても、「250なんて半端なすぴーどはない!」となってしまったりする訳なんです。
それでも、できるだけ近似値を出してあれこれ撮影をしてみました。今回は最適な状態に移るよう露出計を使って撮影してみたわけですから、これで写真が暗かったりした場合、シャッタースピードの調整などが必要になるかもしれませんね。今日の感触では1/20や1/200の速度が怪しい動きをしていたような気がします。1/500と1/1000の違いも微妙だったし…まぁ、今回撮影したものが現像で着てきたら、また何かが分かるでしょう。現像に出すのが楽しみです。
それにしても今回はそれぞれのシャッター速度が正しいか、どんな癖があるかと言うテーマでテスト撮影をしたつもりだったのに、それぞれのコマの撮影データをメモし忘れてしまいました。アホちゃうか。それやったら、どこでどうおかしいかわからせんやんか。ま、いっす。今回はきちんと写るかどうかを試して、次回、きちんとメモを取りながら、調査をしましょう。釈迦力になるのではなく、撮ることを楽しみながらやりたいと思いますからね。

前回、フィルムがすんなり入ったのは偶然だったのでしょうか。
今回はうまく入りませんでした。形の上では入るのですが、うまく歯車にフィルム画家まず、空回りを繰り返します。そしてパトローネの出口付近の奥側で巻き上げ操作が空回りしている間にか、フィルムの端が千切れるような現象もありました。
賞味期限の切れているフィルムですから捨てても惜しくはないですが、ただで捨てるのは悔しい。そんな訳で千切れている部分ははさみでカットして何度か原因を探ってみました。その結果、原因は分からないですが、多少コツのようなものがあることが、右手人差し指に傷を一箇所もらう代償で得られた気がします。まぁ今のところはそれで良しとしましょう。
今度の現像の出来が楽しみです。

ところで、フィルムを「ふいるむ」と発音するのはどうしてでしょう?「ふぃるむ」でしょ? 日本語にない発音なら「どっちでもいいじゃん」と思うのですけれど、あれは3億歩譲っても「ふいるむ」とは発音せんのじゃないかと思う次第ですが、いかがなものですか?私は「ふいるむ」と聞くたびに赤面しちゃうんですけれど…なんでかは不明ですが。


MVPとサポーター考

JリーグのMVPに横浜の中沢が選ばれましたね。おめでとうございます。

サッカーファンの人には怒られる表現でしょうけれど、日本のサッカーはまだまだサッカーと言うゲームより、球蹴りという遊びの域から抜け切れていないと思っています。
Jリーグ発足当時は攻守ともに目も覆わんばかりで、攻撃は球を相手ゴールに向けて蹴って、運良く誰かがそれに追いついてくれることを祈るだけで、知的な作戦など皆無でした。最近それはほんの少しだけ変わってきていて、Jリーグでもトップを争うチームでは多少攻撃に知性が感じられるような場面も見受けられるようになりました。が、残念ながら守備に関して言えば昔も今も殆ど変わりはありません。北朝鮮のチームを「荒っぽい」などと評する人たちもいますが、日本のディフェンス陣も殆どが「手を使って止める」ことが常識化しているように思われます。そんな中にあって、中沢の守備のうまさはとても光っていました。ええ、今でも読売新聞の勧誘にだけは「地球が砕け散っても読売新聞だけは購読しない」と公言するアンチ読売の私です。読売の息がかかっていたと言うだけで、ヴェルディは速くJ2に落ちてほしいと願う私です。そのヴェルディにいた中沢も坊主憎けりゃ袈裟まで憎いんですけれど、中沢の守備のうまさは、そういう偏見を打ち破るに十分だったんですよ。
世界のレベルから見たらまだまだ十人並みなのかもしれません。しかし、先日の年間チャンピオンを決める浦和対横浜のような試合でも、守備は相手の服をつかんで振り回したり、相手の体へタックルに行ったり、もう低レベルの守備しかしていない人が多いんですよね。そんな中で中沢はとても光っています。そう思っていただけに今回の受賞はとても喜ばしいことだなと感じました。

それにしても、本当もっと全体的に守備がうまくなってほしいなぁと私は思います。
相手のチャンスはプロレスやラグビーと見紛うばかりの反則技でとめてばかりで、その試合が面白いですか。そりゃ自分が応援するチームが勝ってほしいと言う気持ちは分かりますけれど、そんな試合が面白いですか。私は反則に頼らない、技術のぶつかり合いの結果としての試合はとても面白いと思いますが、相手のチャンスを手で相手の服をつかんで邪魔をしたり、相手の足に向けてタックルに行ったりするような最低の守備をみて楽しいとは思いませんし、そんなことで流れが止まる試合も楽しいとは思いません。
勝っても負けてでも巨人が一面を飾る新聞が面白くないのと一緒で、どんな下手なことをしても自分のチームだからと見過ごすのは、本当にチームのためなのでしょうかね。例えば毎年トップクラスの動員数を誇る浦和のようなチームのサポーターが自分のチームの選手の一挙手一投足を見守り、良いプレイには歓声を、悪いプレイにはブーイングをしたら、その選手はそれなりに伸びるんじゃないですかね。またその効果がない選手をサポーターはそれでもサポートするでしょうか。するとしたら、選手も三流ですが、そのサポーターも三流なんだと思いませんか。
サポーターと言う人種が、自分たちを「12番目の選手」などと言って(いるやつは本当に存在するのか?)みたり、「サポーターあってのチームだ」と言うなら、自分の応援するチームの選手を育てるのはサポーターであると言うことを意識して、応援するチームの選手の程度の低いプレイにはきちんとブーイングすることこそが、本当の意味で自分たちのチームであり、自分も選手とともに戦っていると言うことになるのではないですかね。そしてそれがファンの正しいあり方じゃないんでしょうか。私はそう思うのですが如何ですか。


ちょっと参った(キーボード)

私は、一番良くできたノートパソコンはなにか?と問われたら、多分躊躇なく「IBM製」と答えます。仕事でも客先が漠然と他社製品を購入していたのをIBMに変えさせた経緯がありますしね。他社と違って「これ!」という目玉機能はないのですが、キーの配列、キーの打鍵感触などは特筆ものですし、兎に角基本性能がとてもしっかりしているのです。今は、仕事の事情でCD-Rを内蔵しているPanasonicのCF-W2を利用していますが、キーを打つ度に「IBMが良いなぁ」と思いを募らせて居るんですよね。CF-W2も良くできたパソコンではありますが、やはりコンパクトさとCD-Rを内蔵させるという事でキーが犠牲になるのは仕方がない事とはいえ、一番基本的な部分ですから、許せない部分でもあるんですよね。
噂によればIBMがパソコンの事業部を売却するとかそんな話が出ていますが、それが本当ならとてもショックな出来事ですね。そうなると、私の中ではPanasonicが一番になるかもしれませんね。

そのCF-W2ですが、アルファベットキーなどは少し狭いのですがまぁ許容範囲のキーピッチを保っています。が、ファンクションキーやIns、Delキーなどが小型化され、更には矢印キーとRollUp/Downキーが隣り合っているという最低のキー配列をしてくれたおかげで操作性はとても悪いものになっています。そして、先にも書きましたがCD-Rを内蔵するために、本体手前部分を広く開けなければならず、結果としてキーボード全体が縦方向にかなり圧縮されているのです。ですから、とても使い心地の良いデスクトップの標準的なキーボード又はIBMのノートパソコンを使い慣れてからこのCF-W2を使うと、とてもタイプミスが多くなります。縦方向での打ち間違いが増えちゃうんですよ。「U」を押すつもりで「7」または「8」を押しちゃうような、「N」を押そうとして「Space」を押しちゃうような、そんな感じです。
漸くそれにも馴れて、普通に打てるようになってきたのですが、最近はこちらでも書いていますように、PFUのHappy Hacking Keyboard Lite2を使っているのですが、そちらに安易になれてしまったら、またこのCF-W2のキーボードが打ちづらくなってきてしまいました。ストロークやピッチの問題ではなく、アルファベット/日本語の切り替えやファンクションキーの選択と言ったところで押すべきキーの位置が全く違うので誤動作の原因になっている訳です。特に困ったのが、日本語モードで「/」を打つときです。Fnキーの位置はどちらも殆ど変わらないのです。で、Happy Hacking〜では日本語モードの「・」を打って、F10の代わりのFn+0を押す事で「/」に変換されるのですが、CF-W2で日本語モードの「・」を打って、Fn+F10を押してしまうと、そこは「休止モード」が待っているのです。文字を半角にしたいだけなのに、パソコンが休止してしまうんですよ。こんなのやっていられないですよね。ま、めげていたらいつまでも慣れはしないので、何度でも失敗をして慣れていくしかないのは先日も書いたとおりなんですけれど、それでも、人文字のために休止、休止解除、無変換で確定してしまった文字列の削除またはせっかく入力した文字列の再入力なんてしなければならないのは苦痛ですねぇ…神様、今年は 宝くじを10枚買うので、当選金額は20億円の予定でしたが、一枚は当たらなくて良いです。18億300円で構いませんから、その分、早くキーボードに慣れさせてください。どうかお願いします…でも、この願いって靴下の中に入らないから無効ですか?


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