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2004年12月11日(土) ニュースから / 周期的に思うこと

ホイールクレーン車に欠陥。リコール
タダノ製大型クレーンで死亡事故が起きた件で、同社社長らは「欠陥があったと認めざるを得ない」と記者会見をし、リコールの届出を行った。事故で妻を亡くした遺族は「欠陥車という凶器が道路を走っている。私のような思いをする人を二度とささないでほしい」と語った。

これは、運転席とクレーンの操縦席が一体になったホイールクレーンと呼ばれる車種で、クレーンの操作性を浴するため、運転席にも回転する機構があり、本来はどちらの向きになっているかをセンスするスイッチがついているのですが、それが故障した格好で、向きが感知されず、ハンドルの操作が逆になった結果、ホイールクレーンが走行中に左に寄ろうとしてセンターラインを超えて対向車とぶつかり運転していた女性が死亡したという事故が発生したということなのです。
この話はこの様な記事でしか確認ができないのですが、どうも腑に落ちません。
遺族の方の言葉は誰に向かって言っていることなのでしょう。三菱のように欠陥を隠したまま生産を続けた結果としておきた事故になら、メーカーに向かって言うその言葉は正しいと思います。しかし、今回の事故には当てはまるのでしょうか。われわれ免許を持つものは、始業点検を行う義務を負っています。その車のタイヤは溝がきちんとあるか、異物が挟まっていないか、灯火類は正しく点灯するか、ブレーキはきちんと利くか、そういう事をきちんと確認してから運転を始めるのです。それを本当にするかしないか、どこまでするかは運転手の問題でありますが、やったかやらないかにかかわらず、その点検の義務は負っていますし、それによる欠陥の発見ができなかったことは一重に運転手の責任です。
今回の事故は「走行中にセンターラインによりすぎたクレーン車が左に戻ろうとハンドルを切ったら右に動いた」その原因は「運転席がどちらを向いているかをセンスするスイッチが壊れていたため、前を向いているのに、後ろを向いていると判断され、ハンドル操作が逆になった」というもので、壊れていたなら最初から運転すべきではない問題ではないかと思うのです。また、大型トラックの法廷速度を守っていなかったからこそ起きた事故ではないかと思うのです。そうであれば、それはメーカーの責任ではなく、運転手の資質問題でしかないわけですね。
運悪く、そのスイッチが走行中に壊れ、突然運転席の向きが突然逆と判断されて事故につながったとしたら、確かにそれは欠陥のある設計だったのかもしれません。そのスイッチが壊れたときの安全確保がなされていなかったというのは問題ではありますし、なぜスイッチが壊れるようなことがあったのか、それは解明の余地はあるでしょうね。でも、素人考えではありますが、そういうスイッチって単純なリミットスイッチですよね。ある位置に来たらスイッチが押されるか離れるかして、入り切りを判断する単純な装置だと思います。単純だからそんな簡単に壊れるはずがない所。それでもそれが安全にかかわってくるところなら、二重三重に安全対策を講じるべきなのですけれど(軍需のものなら間違いなくそうなっているでしょうね)、それがなされておらず、壊れるとも想定してなかったというのが今回の事故の原因だったという事なのでしょう。そうだと認める部分があるからメーカーはリコールを提出して対策するのでしょう。しかし、私は思うのですが、それでも、今回の事故は資質のある運転手なら事故は防げていたと思います。何もブレーキを踏んだら加速したというわけでもないでしょう。素人の運転じゃないんだからそんなに急ハンドルを切る事もないでしょう。まぁ左に行くつもりがどんどん右によっていけば頭はパニックになってハンドルをどんどん左に切ってしまうかもしれません。
私の経験ですけれど、昔自分の車にターボタイマーをつけましてね、これはエンジンを切ってキーを抜いても、エンジンの排気管につけた温度計の温度がある規定に下がるまでエンジンを回していてくれ、温度が下がってから切ってくれるという装置なのですが、安全対策として、サイドブレーキにも配線が行って、キーが入っていなくてエンジンが回っている状態のときにサイドブレーキを解除されたらエンジンが止まるようになっているのですが、そこは私が手抜きでつけたものでしたので、サイドブレーキの配線をしていなかったのです。結果、あるところでトイレ休憩を取って出発したとき、私は見事に鍵はズボンのポケットにしまったまま走り始めてしまったのです。その結果、しばらくは普通に走っていたのですが(温度検知式のため、走っていたら温度が下がらないのでエンジンは止まらない)、あるところでハンドルを大きく左に切ったら、ハンドルがロックしてしまったんです。そりゃそうですよね。鍵をかけていなくて、ハンドルを大きく切ったらロックされるようになっているんですから。ロックしてしまったハンドルは当然動きません。車は左のガードレールめがけてまっしぐらです。そして運の悪いことに、私の車が向かっているところはガードレールの隙間で、そこからは数m下の川へ転落ということになりそうな感じでした。でも、私はそこでブレーキを踏む事ができましたよ。結果、落ちずに済みました。
今回の事故だって、ハンドル操作だけで何とかしようなどと思わずにおかしいと思ったらブレーキをかけるという選択肢があったはずなんです。大型の、それも鉄の塊のクレーン車という凶器を扱っているという自覚に欠けていたのはメーカーではなく運転手じゃないのかなぁ。

先にも書きましたようにメーカーにまったく責任がないというつもりはないんですが、メーカーの責任より今回は運転手またはその属する企業の問題じゃないかと思ったわけで、「欠陥品という自動車」が走っているのではなく、「欠陥貧という運転手が運転している」ということなのではなかったかと思う気持ちでもやもやしている次第です。

バイクの二人乗り、首都高の35%は引き続き禁止
道交法の改正で来年4月からバイクの二人乗りがかいきんとなるが、首都高速の35%に当たる区間で、カーブが多く死亡事故が多いとの理由から、東京と公安委員会は、その35%の危険路線を引き続き二人乗りは禁止することを決めた。

バイクのりの長年の夢ともいえる二人乗りでの高速道路走行がついに解禁を迎えるんですね。それはめでたいことですが、こういう意地の悪い禁止措置って言うのは腹が立つなぁ。
Carrozzeriaのカーナビを使って厚木方面から筑波方面へ行こうとしますとね、まぁ東名から首都高速に入って常磐自動車道へ抜けるよう指示が出る訳ですが、まぁ首都高速は渋滞していますでしょ。そうすると先が渋滞しているからこの出口で降りなさいと指示が変わるわけですよ。それにしたがって降りると、ほんの少し下の道を走ったと思ったらまた首都高に乗れと指示が来て、少し走ると降りろ、乗れと勝手なことをほざくんですわ。あのね、1回乗るたびに700円取られるんですよ。わかってんの?それとも公団にそういう風に作れと圧力でもかけられているの?と疑いたくなるような道案内をしてくれる訳です。
バイクが危険だからこの区間は二人乗り禁止とか、じゃあ そこで降りたら、その先に行きたい人には途中で降ろされた証明書でも発行して、その後はまたただで乗れるような策を講じてくれるんですかね。カーブで危ないって言うのは二つあって、一つは自爆をするタイプで、一つは危険な車の犠牲になるタイプ。自爆は自分の責任でやるんだから勝手にすればいいです。それよりバイク乗りの立場に立って首都高を走っていると怖いのは走り屋もどきの無謀なクルマです。腕もないくせに車の性能に乗せられている無謀運転手の多い事と言ったら…そういうのをしっかり取り締まってくれるだけでも走りやすさなんてかなり違うんじゃないですかね。それとか首都高を一方通行にしちゃうとかね。二人乗りを認めたのならそれに合わせて状況を変えテイク必要があるんじゃないですかね。バイクは体が露出しているからより危険な乗り物であるという認識は今初めて分かったことじゃないでしょ。それを知りつつ二人乗り解禁としたんだから、危険だから禁止とはおかしいんじゃないんでしょうかね。危険な箇所だったら危険じゃなくする努力をしたらどうでしょうか。

トヨタの国内シェア44.1% 過半数も目前
トヨタ自動車の1月〜11月のシェアは44.1%となり、10月は逆輸入車も含めると49.4%を記録した。

トヨタのクルマって確かによくできていますよね。一時期不本意ながらカローラワゴンに乗っていましたが、カローラのくせに、バンとの違いは後部座席の厚みとリアクォーターウィンドに横棒が入るかはいらないか程度の差しかないクルマを「ワゴン」などと言うくせに、エンジンは静かでよくはしるし、燃費も悪くないし、まぁ乗っているのは楽だったなぁとは思いました。でも、へそ曲がりの私はそういうところが気に食わないんですけれどね。
日産とかもがんばっていると思っていましたが、結局三菱が失ったシェアは全部トヨタに回ったようなものなんですかね。
なにかね、誰かがトヨタといえばみんながトヨタに乗って安心ってすごく危険な状態ですよね。いつ誰が ハイル・コイズミって言うか分からないですもん。まぁコイズミじゃあ一笑に付されておしまいでしょうけれどね。
最近の日産、フーガとか面白いの作っているじゃないですか。でも、ちょっと誰に買ってほしいのか良く分からない車ですけれど。でも、外から呼び寄せたデザイナーさんはがんばっていろいろなものを作っているみたいで、私は期待しているんですけれどね。せめて三菱が失ったシェアはホンダと日産で分け合ってほしいものだなぁ。それくらい検討してくれて、面白くなるんじゃないんですかね。




周期的に思うこと

雑記を書き始めたばかりの2002年1月11日の「Netscape使いは肩身が狭い....」でも書きましたし、その後も同じような話を書いたかもしれませんが、定期的に思うことがあります。言いたいことは代わりません。
「せっかくよい文章を書いていらっしゃるのに、その凝った装飾、デザインのために非常に読みにくくなっているページがあるのが非常に残念だ」と言う事です。
文章の質は上々なのに、色使いが派手すぎまたは地味すぎて見難かったり、虫眼鏡でも必要そうなものすごく小さなフォントを指定していたり、ブラウザに依存した機能を使って、他のブラウザの人にはまったく見ることができなかったり…
本来のHTMLは、論文などの文章構造を論理的に表現するものであったと思いますが、4.0xからはさまざまな装飾をスタイルシートによって提供するという形で柔軟に対応するようになった訳ですから、それを否定することはないのだと思うのです。それでできるさまざまな装飾は楽しんだらいいと思います。しかし、こんなところに例として持ち出して申し訳ないのですが、ものすごいアクセス数を誇る、かおるさんの「Kaoru's Diary」もIEで見れば本文は緑色で見やすい文字なんですけれど、FirefoxやNetscape7.xで見ると赤くて米粒のような文字で表示されてしまうんですよ(勝手に引用してごめんなさい)。
IEでのView  FirefoxでのView

文章はとても軽快で考えさせられて楽しくて魅力たっぷりなのですが、この設定はどうよと思ってしまうのも事実ですね。同じようなサイトはたくさんあります。最初から言っていることですが、イラスト主体のデザインを見せるページなら兎も角、テキスト主体のページはデザインよりも「誰にでも読めること」が一番大切なんじゃないんですかねぇ…

もう一つ不思議だなと思うのは、投票についてです。
日記才人などの投票をしてくださいという事自体に文句はないのですが、同じものへの投票ボタンを複数個設けて、それをメッセージが変わるボタンなどに設定してあるのは如何なものなんでしょうかと思います。
だって、エンピツだって日記才人だって同一人物の同一IPからは単一の投票とみなされる訳でしょ。だったら、一つあればいいじゃないですかね?なぜ、何回も何箇所もそんな投票ボタンを設けなければならないのでしょう。特にエンピツの投票ボタンの多くは押すと「エンピツの投票を受け付けました」なんて別窓が開いたりするので鬱陶しい事この上ないんですよね。1回は良いですよ。でもなんで何回もさせるんだよ!と言いたくなっちゃう訳ですよ。どうか、心当たりのある人は、その辺りの理由を聞かせてくれたらうれしいなぁと思うのです。よっしゃー!と思う方、よろしくお願いいたします。


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