The Green Hills of Earth
2004年10月04日(月) |
素朴な疑問(それは他社とどう違うのか) |
KONICA MINOLTAのデジタル一眼レフカメラα-7DIGITALがPhotokina 2004で欧州でも発表されたそうです。(link) その昔他社に先駆けてAFカメラを発売したメーカーでもあり、根強いファンがいますから、デジタル一眼レフカメラの登場を待っていたファンの方も多かろうと思います。 リンクしたページでは開発プロジェクトのリーダーにインタビューをしたと言う事でその話が載っています。曰く「全世界で1600万本のレンズが市場に出ている。この資産を生かせるカメラを作りたい」だそうです。
私の正直な感想…「だから何?」
私は全世界でどれだけ出ているか分からないNikonレンズユーザです。多分ミノルタの比ではない数のレンズが市場に溢れているでしょう。キャノンだってミノルタよりは多いんじゃないかな。そしてニコンのマウントは普通に考えればキャノンにもミノルタにもペンタックスにも取り付けられません。各社互換性はないのですから。ですから銀塩一眼レフを持っていて、デジタル一眼レフカメラも欲しい人は、そのメーカーがデジタル一眼を出してくれと望んでいるでしょうね。他社に乗り換えるのも悪くはありませんが、今までに持っているレンズと言う資産を無駄にはしたくないですから。私自身、広角用に12-24mmのレンズを一本買い足しはしましたが、それ以外は銀塩カメラ用に買っていた資産としてのレンズを使っていますからね。 この点はどのメーカーでも変わりない訳です。では、ミノルタはその資産のレンズだけで性能を発揮できるのかと問えば、やはりCCDはAPSサイズですから、私の持つNikon D70と同じで焦点距離は1.5倍となりますので、広角が不足してくるんですよね。1600万本も市場に出ていても、結局新しい資産を買うことを要求している訳です。 一体このインタビューでこの人は何を言いたいんでしょう。開発が遅くなってしまったことの言い訳にもなっていません。Anti-shake(あんち・しぇいく)と言う手ぶれ防止機能をカメラ本体に取り付けた言う事が自慢のようですが、果たしてそれにどれだけの需要があるんでしょうか。 コンパクトカメラなら、例えばPanasonicのFZ20とかFX7のようなカメラなら、手軽に持ち出して手軽に撮りたいから三脚を持っていかなくても手ブレを抑えられる機能は歓迎されるでしょう。しかし、一眼レフのボディと交換レンズをもって行く人って三脚くらい持っていくんじゃないですかね。ないよりはあったほうがいい機能だとは思いますけれど、私なら、そんなおもちゃ機能はどうでもいいから早くボディ出せよと叫んでいると思います。 まぁ、私にとってミノルタって言う会社は昔から、バーコードでプロカメラマンの写真もどきが撮れるとか変なギミックに凝る感じの会社と言うイメージですからこの機能はミノルタらしいと思いますが、初心者の方にはアピールできるとしても、他社デジタル一眼レフを押しのけてこのカメラと選択させる決定打になるのか注目してみたいですね。私にはこれよりPENTAXのistDやistDsの方が魅力的だなぁ…パンケーキレンズくっつけてさ…(記事へのlink)(パンケーキレンズへのlink)
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