The Green Hills of Earth
2004年05月25日(火) |
信じられない光景 / 今日のニュースから |
あんまり書きたくないと言いつつ、書いてしまうんですけれど....
地村、蓮池両家の子供が日本に来たということで、各局とも飛行機がついた時点でレギュラーの番組を中断してまで放送していましたね。私はたまたま映画番組を見ていたのですが、途中で突然切れて現地からの放送になってしまい、終わったら、ものの見事にブツとぶった切られたそのところから再開してくれましたね。まぁ今はどれだけテレビの映画番組を録画する人がいらっしゃるか分かりませんが、録画して後で楽しみにと思っていた人にはとても迷惑だったでしょうし、映画を楽しんでいた人にも迷惑な話だったでしょうね。
今日、テレビ(NTV)で両家族の動きみたいな番組をしていたみたいなんですよ。その番組は、子供が日本に来てバスが迎えに行ってホテルに着いたその後のことを放送していたのですが、画像はホテルの外から、窓の薄いカーテンを通して、部屋の中に家族がいて、そこに小泉首相などが次々と入ってきて挨拶する様がすべて見えていました。
あの〜、これって法律的に何の問題もないことなんですか? たとえホテルの一室とはいえ、本来プライバシーを保たれるべきところじゃないですかね。
そして、今日はそれぞれの家族が地元へ帰ったとの事でした。 子供は朝鮮人と信じて、朝鮮で教育を受けてきたんですよね。日本語も分からないし、自分たちは教育によって反日感情はあれども、自分たちが日本人だなんて思っていなかった。 普通に考えたら、彼らが落ち着いて生活に慣れるよう配慮をするのではないでしょうか。しかし、どこへ行ってもカメラの山と人だかり。町までが歓迎の垂れ幕を出してわざわざ式典をする始末。まぁ田舎で全国ネットのテレビに映るチャンス、自分の名前を売るチャンスと思えば政治屋も動くでしょうし、一生に何度あるか分からない珍しい行事と思えば、住民も野次馬になるってものですね。まったくモラルのかけらもない人たち。そう見られるとは思わないでしょうか。 「良く帰ってきたね」なんて言葉がどれだけむなしい自己満足の言葉かわかりますか。 まずは落ち着くまで、静かな環境を提供しよう。そういう考えの人はいないのでしょうか。 あまりにも「田舎者根性」丸出しで悲しくなってしまいます。 あ、福井県の小浜や新潟県の柏崎の人を限定して「田舎者」と言っているんじゃありませんからね。上に書いたような、自分の事しか考えられない人を「田舎者」と称しているのです。
私の仕事の取引先が小浜にあるんですよ。とてもいい町なんです。海はきれいだし、飯はうまいし、とても好きな町なんです。だからこそがっかりな出来事でした。
そして、万人が知る権利か何か知らないけれど、こうやってどかどかと人の生活を踏みにじるのが報道といえるのだろうかと、私は思うのです。 例えば、ある企業の環境汚染の事実を独自に調査し追及する。例えば高速道路予定地の森の中で生息する保護鳥の姿を追い、その経緯と不正を追求するなどは立派な報道だと思います。また、今回の事でも、小泉首相が訪朝した。帰ってきた。結果はこうだった。これは報道といっても良いでしょう。しかし、子供が飛行機に乗っただの、飛行機から降りてホテルに向かっただの、それ以降はただ好奇心を満たすだけの「ゴシップ」番組ではないでしょうか。報道は「万人が知る権利」と言っても、「ゴシップ」はその限りではないでしょう。そのあたりの線引きは必要ではないでしょうかね。
まずは、私も心配はしていましたが、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が小泉首相に発した批判的な言葉に対して、500件あまりの批判メールや電話が届いているそうです。
小泉首相が訪朝し、5人の子供を連れ帰った後の会見で、聞くに堪えない言葉ばかりがマスコミに繰り返し流れ、それを見れば確かに逆にこの会に対して批判をしたくなるだろうなと思えました。一昨日asahi.comの報道に対しても、本当に言ったことなのか、それともasahi.comが捻じ曲げたことなのかという疑念を明記したのですが、この会も「その苦言を言う前に感謝の言葉はきちんと言っている」と釈明しています。
報道とは公平な立場に立った上で、自分のスパイスを効かせるものじゃないかと思うのです。今現時点でのマスコミは唯の野次馬で、都合の良い様に事実を捻じ曲げ、面白おかしく垂れ流すだけといわれても仕方ないんじゃないですかね。マスコミに対して規制をする法案だのがかなり批判を浴びています。それは政治家が自分のみを守るためだけを考えた法案だからでしょう。でも、実際に先に書いたように、報道とゴシップを分け、ゴシップは規制する必要があるのではないかと私は思ってしまうのです。
「規制をかけるのは自由に対する侵害だ」と叫ぶ人もいるでしょう。しかし、自由とは、自分の責任で自主的に規制をかけることのできる人だけが享受できるものなんじゃないですかね。誰にでも自由があると思うから、責任ももてないのに好き勝手をする人が出てしまうのでしょう。
新破産法が衆院で可決され来年1月からの施行を目指すことになりました。
既存法では自己破産をした人が、手元に残すことを許される金額は21万円のみでしたが、これでは、新生活をするのは大変と、新法では99万円まで拡大されました。しかし、今まで免責されていた、刑事事件や交通事故での損害賠償や子供の養育費は免責されないことになり、単純にカードを使って遊びすぎた結果としての自己破産者には優しくなりましたが、家族が事故を起こして被害者も家族も亡くなってしまった残された家族や、家族が多額の借金と子供を残して失踪したような場合にはとてもつらい現実が待ち構えることになりそうで、これは本当に弱者救済を考えた新法なのか私には甚だ疑問です。
東京都千代田区の宝くじ売り場から宝くじ4400枚を盗んだ男が逮捕されました。 4400枚を盗んだのに、当たったのは8万円ばかりだったようです。 当たった金は換金して遊びに使ったらしいですが、「たった」8万円遊ぶために前科一般ですか。おバカですねぇ。ちょっと不謹慎ですけれど、まぁ、こういうほのぼのした事件もあって良いでしょう。
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