The Green Hills of Earth
次々と政治家の年金未納が明らかになっていますが、年金の徴収、個人情報の管理を担当しているのは社会保険庁であり、建前としては「個人情報はきちんと管理されており、第三者に漏れることは『ありえない』」としているのですが、実際には週刊誌などがすっぱ抜いており、どうも省庁内部から漏洩している可能性もあるとの事で、その対応に頭を悩ませているようです。飯島首相秘書官も「個人情報が本人の承諾なく週刊誌などに漏洩しているのは問題だ」と怒りの発言をしたとか。
映画「CASSHERN」の興行収入が20億円を超える勢いだそうです。 紀里谷和明初の監督作品でこの興行収入は「すばらしい才能」と誉める文章もちらほら拝見いたしますが、果たしてこの映画のクレジットに「宇多田ヒカル」の名前がなかったら、どれだけの興行収入を得られたでしょう。さらに「宇多田ヒカルの旦那」というタイトルがなくても、この映画の製作話はあったのでしょうか。 2000年のベストドレッサー賞に普段ジャージしか着ていない(マラソン選手の)高橋尚子が選出され、とても奇抜な格好ででてきて「何でジャージしか着ていない私が?」と言ったのをまだ覚えていますが、兎に角話題のある人を起用して、その話題に便乗して売り上げを伸ばそう、注目してもらおうという姑息な手段が蔓延していますが、それって本当に情けないですよね。そんなことをしているから、いつまで経っても権威、威厳、伝統が出来ないんです。 日本の映画は本当につまらない。熱烈な映画ファンからは反論があるかもしれませんが、いつ潰れてもおかしくない斜陽産業の最先端みたいな日本映画界は、ごく一部のマニアを満足させても意味がないでしょう。今まで映画に見向きもしなかった人を振り向かせて、映画館に足を運ばせなければならない。だからと言って、他力本願で話題がある人を使って安易に映画を作るから、いつまでも「映画の面白さ」じゃなく「人様の人気」に左右されるものしか作ることが出来ないんですね。 何が一番悪いかって、安易な脚本、無理なストーリー。兎に角、脚本家をどうにかしてくださいよ。なんで日本でそんな簡単に拳銃発砲シーンが出てくるんですか。でてくるとしたら、もっと銃の存在感をリアルにしてくださいよ。俳優を海外に連れ出して、本物の銃を撃たせるなり、見学させるなりして、銃を撃った反動がどうなるのか位理解させてください。マグナムを片手で撃つなんて不自然すぎ。リボルバーなのに何十発も撃てるって言うのもね。そんなことだけじゃなくて、ストーリーに必然性がない脚本って多すぎませんか。どうしてそこでそんな展開にならなければならないの?って思われたら負けでしょ。ありえないドラマを作るにしても、そのありえない状況の展開の中での必然性って言うのは絶対に必要です。でも、実際には突拍子もない事をするけど、その必然性が全くない。そんなことなんでしなくちゃいけないの?と疑問に思ってしまう。そして、余計なことをした結果、無駄な騒ぎが起こって、「なぜ」が解明されないままただ派手に騒ぐだけ。そんな脚本がまかり通っているから映画はつまらないんです。そろそろ、脚本にもっと金をかけて欲しい。いや、金の問題じゃなくて、まともな人が書くまともなすんなりと納得のできるストーリー。必然性のつながるストーリーの映画を見たいものです。 俳優が誰だから、○○が話題だから、という他力本願的な人気ではなく、映画が楽しいから。という理由で映画を見ることができる日を絶望的な気持ちで心待ちにしています。
奈良県大和郡山市の業者が3年前から売り出している「大仏さまの鼻くそ」というお菓子が、東大寺の「耐え難い」という異議申し立てを受けて取り消されたそうです。 大仏さんはそんな些細なことで腹を立てますかね。寺社の対応としてはいかにも俗物的で、鼻の穴いや、尻の穴の小さい対応ですね。そんなことで異議を申し立てるのは修業が出来ていない証拠と思いますし、そんな異議申し立てで、商標を取り消す方も何を考えているのかと思います。 しかし、逆に考えて見れば、今までは「大仏さまの鼻くそ」はこの業者しか使えなかった訳ですが、これからは「元祖大仏さまの鼻くそ」「本家大仏さまの鼻くそ」「これぞ大仏さんの鼻くそ」「本物そっくり大仏さまの鼻くそ」などの名前をどの業者でも自由につけられるということですから、どうか業者の皆様に於かれましてはがんばって欲しいと思う次第。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |