The Green Hills of Earth
先日の「トリビアの泉」で「日本刀とピストルどちらが強い?」という阿呆らしいけど楽しい実験をしていました。
6日21:45頃、東名高速上り車線で違反車を路肩に停止させて、パトカーから降りて違反車両の窓越しに話をしていたときに、後から走ってきたトラックにはねられて意識不明の重態となっているそうです。 車走っていると、あちこちで取締りをするところを目にします。 一般道路でも高速道路でも、警察のやり方は卑劣で、隠れていていきなり脅して止めるというやり方が一般的です。 確かに警察が目立っていたら、その手の違反者もおとなしくしているから、捕まえられないというのはジレンマです。あまりにも無謀な運転者を見ると「捕まってしまえ!」と思うのも事実ですし、先日大阪方面へ行ったときも、そう願っていた車が覆面パトカーに捕まっていたのを見て心が洗われる様にすっきりしたのも事実です。しかしね、パトカーなどが一般車両を押しのけたり、特別な権利を行使できるのは回転灯をつけている時だけです。そして、公務につくときは、回転灯をつけなければならないのではなかったでしょうか。最近は回転灯をつけないだけでなく、夜間の街中を無灯火ではいかいするパトカーもあり危ないことこの上ないんですよ。 無灯火で隠れて違反車を捕まえるより、ビカビカに光らせて目立つパトカーが切れ目なくどこにでも居る方が違反車は少ないって思いませんか。そんなのは不可能だって言うのは分かりますが、本音は違反車を捕まえて財源を確保しろ。でしょうけれど、建前は違反車を作らない。犯罪を未然に防止するって事なんでしょうから、卑怯な無灯火や回転灯消灯での徘徊はやめてほしいと思います。 高速道路では、多くの場合、サービスエリアや高速バス停留所の手前で速度の計測をして、サービスエリアや停留所に誘導して切符を切ることが多いですし、サービスやICの合流口に隠れていて、スピード違反車を見つけると出てくることが多いようです。ですから私はその辺りだけは常に注意をして、合流してくる道はその奥も見るようにしていますけれど、怖いと思うのは、一般道でも高速道路でも、ネズミ捕りをした後、違反車を止めるのは人が飛び出してきてやるんですよ。 140km/hで走っている車は1秒で38.39m進みます。80km/hで走っている車でも22.22m/secです。その車の前に「止まれ」って書いた旗だけを印籠代わりに「ひかえおろう」と飛び出してくるんですよ。命がけですよね。それも大抵、そういう違反車は追い越し車線を走っています。三車線ある一番内(奥)側の車線まで路肩から旗を振りながら出てくるなんて、走行車線を走っている人はさぞびっくりするでしょうね。突然の事にパニックになって急ブレーキをかけて、後と追突しそうになっているのを見かけたこともあります。多分、実際に事故になってしまったこともあるんじゃないでしょうかね。 以前、東京の環八通りの砧公園近く(ローカルな話でごめんなさい)で渋滞にはまっていたのですが、対向車線(蒲田方面)でネズミ捕りをしていました。信号待ちの間に先頭にはバイクが溜まってきます。信号が青になると同時にバイクは加速していくのですが、その先に突然「とまれ」の旗を持った警察官が飛び出してきたんですよ。とてもきれいでしたよ。それに慌てたバイクが数台見事に火花を散らしながらこけて、道を塞いだんですから。すぐに(逃亡した人が居たら追う役目の)白バイが出てきて交通整理をしていましたが、あれはひどいと思いました。バイクの修理代も数万円掛かるだろうし、怪我をした人もかなりいたと思いますから。彼ら(警察官)はそれでも「これは公務だ」「違反をするほうが悪い」と屁理屈を並べると思いますが、どんな理由であれ車道に突然飛び出してくるって言うのは如何なものでしょう。道路交通法を盾に取れば、歩行者が飛び出してきても、きちんと止まれるだけの安全を見込むのは運転者の義務です。確かにそうですけれど、車道に飛び出してくることは正しいですか。もし、それがまかり通るなら、私は明日から当たり屋やっちゃいますよ。それも警察車両相手専門にね。 今回の事故は、そんな飛び出しではなく、単に違反車両を停止させて、その車の横に行って切符を切ろうとしたときの事故だったそうですが、ここは一般道ではなく、高速道路なんだという認識が薄いんじゃないですかね。違反車を止めて作業を路肩でするなら、もっと目立つようにしなければならないのではないでしょうか。本来なら発炎筒を焚いたり、三角表示板を置くなどの処置をする筈なのですが、もしかして、それを怠っていたのではないでしょうか。もしそうだとしたら、こんなところに突っ込んで犯罪者にされてしまう人の方がかわいそうです。 高速道路は先にも書いたように、一瞬の間に何mも移動する鉄の塊が走るところですから、念には念を入れても入れすぎることはないでしょう。「慣れた事だから」「俺は警察官だから」と言うような根拠のない無責任な行動は迷惑です。きちんと念を入れて注意を下にもかかわらず事故にあわれたのであれば、それを教訓に、更に安全に作業が出来る教材としていただきたいと思います。 どうか慣れたことでも更に慎重に対応していただけますよう呉々もお願いいたす次第です。
ニュースとしては旬を過ぎていますが、4月1日より、松下電器産業からアルカリ電池より1.5倍長持ちするという「オキシライド乾電池」が発売されています。 テレビのCMで(私には何をしているのか良く分からなかったのですけれど)、アルカリ電池との比較でビルのあかりが余計についたり、省エネレースの車みたいなのが登場していますね。先ほど調べてみたら、そのビルは「アルカリ電池なら144枚しか取れないけれど、オキシライド電池なら314枚取れますよ」というアピールで、車はなんとオキシライド電池2本で動いているらしいです。どちらも新しい電池が長持ちですよ。すごいパワーですよと宣伝をしている訳ですね。乾電池としては1964年のアルカリ乾電池以来の新型電池という事で、今後シェアがどうなるのか注目されるところです。 純粋な消費者としては、この乾電池の様に既存のものと互換性があって、尚且つより便利になっているものは歓迎されるものだと思います。が、個人的にはとても複雑です。というのは、私は結構乾電池を使うんですよ。今は多少落ち着いていますけれど、カメラやストロボなどの機器類をあれこれ使いますので、旅行に行くときはいつでも電池を10本以上はカバンに詰め込んでいます。私の持っている電池がアルカリ乾電池であるなら、たとえ在庫を山ほど抱えていたとしても、新しい電池の登場に諸手を上げて喜ぶでしょう。消費しているうちに、いつかは新しい電池の恩恵に預かる事が出来ますからね。しかし、残念ながら私が保有しているのはニカド(充電式)電池なんです。えぇ、充電式も年を追うごとにより強力なものが出ていましたから、時代が変わっていくのは理解していますけれど、ニカド電池は500回位充放電を繰り返すことが出来ます。その電池を私は20本ほど持っているのです。つまり単純計算して電池を1000本持っているのと同じですよね。恩恵に預かれるのはいつだろうと思うと、ものすごくへそを曲げたいというか、いぢいぢしたいというか、素直に喜べないんですよ。あと半年早く発表していてくれたら、20本のうち12本は買わなくて済んだんです。今年の正月に買い足したんですからね。まぁ、こうやって、運が悪くて時代の波に取り残されることもあるでしょう。こういうものは立ち去る者(新しいものに乗り換える人)だけが美しく、取り残されたものは恋して焦がれて泣き狂うんです(中島みゆき調)....真理ですねぇ。
TBS系の「王様のブランチ」の中で東京のお勧め賃貸アパートみたいなのを紹介していました。全部が胡散臭いんですけれど、最後の一件には笑っちゃいました。 その賃貸アパートを契約した人だけが使える専用のテラスがあるということで、それはそれでいいのです。が、レポートするお姉さんが「昼は日向ぼっこして、夜は....星が見れるんだぁ」だって。まずね、「ら抜き」の言葉はやめましょうね「見られる」「見ることが出来る」と言ってください。それとね、三茶って立地条件で星を見るなんて殆ど無理ですからね。ま、オリオンとカシオペア、そして月と火星と木星くらいは見ることが出来るかもしれませんけど、他は殆ど見えないと思いますよ。東京の夜空に星があるなんて言ったら笑われちゃうんじゃないですか。ま、今年上京してきたばかりと初々しさをアピールしているのかもしれませんが。 テレビのドラマなどで主人公クラスの人が住む、いかにも生活感のない住処ってあるじゃないですか。カタログみたいにきれいなんだけど、こんなところに寝起きして、どうしてゴミひとつないんだよ。台所はいつもきれいに片付いているんだよ。いつ片付けているんだよ。というところです。うまい表現が見つからないのですが、雑誌やドラマなどを見て「都会の生活」にあこがれる人の中には、こんな生活感のない空間を好む人も多いらしいです。二件目に紹介されていたアパートは一見したら何もないワンルームなんだけど、壁を空けるとクローゼットで、別のところを開くとダブルベッドが出てきますってのが売りみたいでした。物を極力おかずに、布団は押入れに毎日片付けて、ベッドを上げ下げするのですかね。そしてドアになっている壁面が多いので、本当に物が置けない部屋に見受けられますけれど、本当にそれで便利なのかな。 確かに勢いって言うのがあると思います。「不便でもあこがれていたからいい」って言うのは、理解しない人には理解できないことですけれど、好きな人には我慢して当たり前みたいな部分ってありますからね。そういう部分があることが分かっているのであんまり「信じられないよ。何でこんなのが人気あるんだよ」ということは言わないのですけれど、なんと言うのかな、趣味の部分で「不便を楽しむ」のは趣味ですからいいんですけれど、「生活そのもので不便を楽しむ」というのは、それから逃れられない環境となる訳ですから、本当にそれでいいの?と思ってしまうのです。ま、好みの問題なんですけれどね。 本当、自分の趣味じゃないことに価値を見出すのは、面白いけど難しいことです。
こんなことを書きたくて、私は雑記を公開し始めた気がします。 最初は、北海道の旅行記などを誰に公開するのではなく、自分向けの記録として文章と写真と動画を取り混ぜて書き込めるのがたまたま「html(HyperTextMakeupLanguege)」だった訳で、それを使って人に公開しない形で作っていたんですけれどね。 この当時からずっと言っていることなんですけれど、野生動物とペットの違いをどうして区別しないのか、そしてそれを指導する役所がなぜないのか、私にはとても不思議です。端的に言って、農業や林業に従事する人の地位はとても低く見られています。農業や林業を疎かにする風潮が人を自然から乖離させることにもつながっていると思うのですが、兎に角、都会の人は「野生」「自然」にあこがれてはいるけれど、それへの接し方が分からず、家と同じ環境でペットに接するが如くになってしまいますし、田舎の人は「野生」「自然」とは「都会」の反対語として憎む対象であって、大事にする気持ちに欠けている。私にはそう思えます。 先の文章でも書いたことですし、事あるごとに書いていますけれど、「自然」「野性」とは人が手を加えないことです。 王様のブランチが始まる前のJNNニュースとやらで、千葉県のホテル風の抄でとんびに餌付けをしているとんでもないニュースをしていました。ホテルの言い分としては、下に漁港があってそこにとんびがやってくるから、そして、弱ったとんびに餌をあげたことから、餌付けを始めた。ということをらしいですが、とんでもない事だと思います。 もし、漁港に魚をとりに来るなら、とんびに魚を奪われない努力をするべきです。例え弱っているとんびが居たとしても見守るか、獣医に任せるべきです。そして餌付けをするというのは、もう野生動物への虐待でしかありません。 こんなレベルの集客しか考えないこんなホテルに営業許可を出す役所も、それを取材して注意をするでもなく客寄せに協力するテレビ会社もどういうものなのでしょうね。これが欧米なら、かなりの批判が上がると思うのですが、日本では批判もなく、逆に客が押し寄せることになるのでしょうかね。 私はこういうホテルや、そこにそれを目的に行く客などを物凄く軽蔑します。私にとってあなたは恥知らずです。どうか恥を知ってください。
国土交通省と農林水産省は今年度から、絶滅しかけているメダカやドジョウを守るため、河川や農業用水路での魚道整備を本格的に行うとの事です。 今までにも何度か私の雑記で書いてきましたが、基本的に国土交通省というのは頭でっかちの、あえて言えば、自然を知らない犬とライオンの区別もつかないような人が仕切っている訳で、河川が氾濫するならまっすぐにしてしまえ、水流が土手を削るなら側面も底面もコンクリートで覆ってしまえと目先の事しか考えられない「阿呆」な考えがまかり通っていたんです。河川は蛇行することで流れの強弱ができ、そこに適した生物が住み着く。川が氾濫することで汚れを押し流し、あたらに藻が繁殖し魚のえさとなる。さまざまな連鎖が自然の中で行われているということは小学校の理科の時間にならう筈なのですが、国土交通省へ入省する役人はそんなことを習ってもいなかった様です。 広い川に水門を作ります。そこで流れはせき止めるけれど、役人は得意になって言います。「きちんと魚道を作ったから、魚は堰の上下を行き来できるよ」と。でもね、広いにごった川の中で川の片隅に取り付けられた狭いコンクリートの魚道を魚はどうやって見つけるのでしょうか。人間が土手の上からみて「あれが魚道だ」と分かる程度のものを、魚がどうやって理解するのでしょう。魚が遡上してきたとして、その魚道を通って抜けられる魚は何%居るとお思いか。あまりにもアホらしくてまともに議論する気にもならない事を平気でいえるその厚顔無恥さ....いや厚顔ではなく、本当の無知なんだと思うのですが、それに呆れるばかりでした。 今回の件も水田などに生息する生き物には、河川への自由な出入出来る環境が必要なことを漸く認識するとともに、1970年代に急増したコンクリート製の水路や魚道などがまったく役に立たないこと、人間の都合だけで作られたことを漸く「暗に」認め、それを回復する作業を始めるということなのです。お役人以外なら、今から何十年も前に気付いていた事を、役人は漸く気付いたのです。本当に困りものです。そして、本当に困るのは、ここでは「漸く気付いた」と書いたのですけれど、本当は多分全然気付いていないだろうということなのです。それが大事なことと理解したのではなく、ドイツを中心とした欧米で、ダムや護岸工事に変わる自然工法が発達し、従来工法に取って代わっている。というニュースが漸くお役所にも届いたということなのだと思うのです。つまり、役所の連中は自分達で実験したり、自分達で実際に現地を見ることを潔しとせず、ただひたすら欧米の方を見てあちらでは何をしているか、それだけを見ているのです。そして新たに欧米で評価されることがあると、まるで自分がそれを見つけたかのように、それをするのが当然であると偉そうに言う訳です。本当にそれは日本の環境にあっているのか、それをすることでどんな影響が出るのかなんて多分考えていません。あっち認められたことなんだから間違いない。そんな感じだと思います。だから始末に終えない、質が悪いんです。 水路底面や側面の護岸コンクリートを撤去するか凸凹をつけてて魚がすめるようにする。魚道をもっと魚が通りやすく広くする。そうしなければならない事は役人以外には何十年も前から分かっていた事で、役人も分かっていなければならなかった事です。 ついでに言うなら、山の木を売るための伐採はやめて、林業従事者を保護育成し、間伐をしっかりしつつ、広葉樹の雑木林育成を進めましょう。今からでは遅いかもしれませんが、30年先、50年先を見据えたときの山の保水力整備はとても大切です。ゴルフ場やスキー場、住宅地などに乱開発された土地の回りでももっと土をつかんで保水する木々の植林をすることが大切です。日本はとても狭い国土しかないのですから、その中で全てを保護する訳には行かないでしょう。しかし、開発するべきところ守るべきところをしっかり決めて、計画的な開発、計画的な森林育成を国を挙げてしていく必要をもっと感じてほしいものです。 過疎の土地にダム工事をして労働場所を確保するというのが手っ取り早い票集めになるのは分かります。しかしそれは自然を破壊していくだけで、たった数年の労働場所を確保するだけのためにはあまりにも大きな代償を支払っているのです。目先のことしか考えない事業をするのは民間だけでたくさんです。どうして民間以上に目先のことしか見ない事業を国が行うのか、日本は本当に不思議な国だと思いますよ。これを機会に国土交通省と農林水産省はもっと連携して国土のことを考えてください。お願いします。本当、心のそこからの叫びです。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |