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2004年05月05日(水) 物の価値

大変失礼なことだと重々承知した上で書くのですけれど....

例えばゴッホだのマネだの印象派の人の絵は素直にすごいなぁと感心できます。中には「ちょっと器用な人なら、こんな写真みたいな絵はすぐできるよ」と言う人も居られるかもしれません。私は美術の専門家ではないので反論は出来ませんが、私には、その構図、個々の人の表情や衣服の皺、光が当たっている部分の柔らかさ、陰になっている部分の質感、さまざまな物がとても素晴らしいと思えます。それら全てが混ざってひとつの「芸術」になっていると思います。ですから、「ちょっと器用な人」がこれを真似る事はできるかもしれませんが、それを自分で捜索することが出来るかどうかは甚だ疑問に思う次第です。

翻って....本当に失礼なことを書いて申し訳ないんですけれど、シャガールや晩年のピカソなど、どう贔屓目に見ても、この人たちの描いた絵のどこがすごいのか分からない絵があります。これなら私にでも描けそうですし、小学生が描いた絵と言っても納得してしまいそうです。私にはその価値が分からないって事です。
みなさんは、シャガールの絵と自分が描いた絵や小学生が描いた絵を比較して、絶対にシャガールの絵が優れていると確信を持って言えますか? これがシャガールの絵だと間違えずにいえる自信がありますか?私にはありません。
シャガールなどはまだいいですけれど、中にはもっと意味の分からないものも多いですよね。闇夜のカラスみたいなものまでまじめにある訳ですからね。

このなんと評して良いか(私には)分からない絵を、小学生のいたずら書きと評すか、素晴らしい名作と評すか、その違いはどこにあるのでしょうか。素晴らしいと評する人は何を見て素晴らしいと思うのでしょうか。私にはそれが不思議です。
どなたか説明していただければうれしいのですが....


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