The Green Hills of Earth
昨年秋口からKonica MINOLTA Dimage G400、Panasonic FZ10、Nikon E3700 、Nikon D70と立て続けにデジカメを買ってあれこれ試行錯誤しましたが、いまの所D70をゴールにしたいと思えました。多分数年もしたらこのカメラの性能もかなり下の部類に入るようになるでしょう。日々進歩しているものですから仕方ないことです。ただ、他のコンパクトカメラならその進歩の為に新しいものに買い換えたい衝動に駆られますけれど、このD70の画像ならA4の用紙に印刷しても充分満足できるものですから、たとえ性能が悪いと言われようとまぁまぁ長く使っていられるんじゃないかなと思えた訳です。
そんな訳で、デジカメについてもう一度考えてみようと思いました。ハイエンドの方はD70で決まりです。ではローエンドというか手軽に持ち出して使う方はというと、今手元にあるのがPanasonicのFZ10とNikonのE3700である訳ですが、まず、FZ10はその大きさから「手軽に」という条件から外れてしまいます。その描写力の素晴らしさ、手ぶれ補正機能の優秀さなどは手放しがたいのですが、D70があるためにその存在意義が薄れてしまった訳です。そしてE3700ですが、これは「Nikon党」である私がNikonのカメラを持たないのは嫌だと言う理由で買ったものですから、D70を買った今、その存在意義がなくなりました。Nikonの製品ですから基本は抑えてあるし、画像はきっちりとしているのですけれど、正直に言ってちょっと特徴のないカメラという感じはします。 なんといえばいいのかわからないのですけれど、たとえ手軽に使うカメラでも、自分なりの何かのこだわりがあるカメラを持っていたいというのが私の性格なのですが、このカメラにはそのこだわりがなくて、誰にでも門戸を開くつまんない奴と言う感じです。
兎に角、FZ10とE3700を処分して、新しく手軽に使えるデジカメを一台選ぶとしたらどれにするか。そういう観点でデジカメを選んでみました。もし、その候補が値段と性能などを考慮してE3700を処分してでも持つ価値があるなら、それはそれで考えましょうと言う感じです。 CASIO EXILIM(EX-P600)やOLYMPUS μ-30などさまざまな検討をしてみたのですけれど、どれも物足りないんですよね。 一番残念なのはOLYMPUS μ-30ですかね。性能は全て私の条件を満たしています。ただ、記録媒体がxD Pictureカードであるということだけで候補の外に行ってしまいました。お店の人に聞けば「コダックと富士フィルムだけで結構なシェアを持っているので、そこが採用したので容易にはなくなりません」と言うのですけれど、もうSONYのメモリースティックでも食傷しているのに、もうこれ以上フォーマットを増やして混乱させてほしくない。そう思う次第。家にはコンパクトフラッシュとSDカードを読む環境があります。もうそれ以上のフォーマットは要りません。ですから、そんなカードを採用しているカメラは検討の余地がないのです。
そんな時ある雑誌を開いて目に入ってきたのがRicoh Caplio RXです。起動時間が0.9秒で28-100mmズーム、1cmまで寄る事が可能なマクロ機能、単三電池二本でも駆動可能....これは面白いと思いました。デジカメでは広角側を確保するのが大変で多くのデジカメは35mm程度なんですよね。28mmの広角を確保しているのはうれしいです。そしてマクロも1cmまで寄る事ができるってのはメモ帳代わりに使えますと言うことではないかと思います。まだ実物を見ていませんのでなんともいえませんが、製品紹介のページを見る限りにおいては結構操作系もすっきりしていて使いやすそうに思えます。ただ、問題は定価が\54,000もするって事です。ヨドバシカメラのオンラインショップでは今現在で\41,700で18%還元ですから実質\32,000前後の値段になっているように思います。この値段ならE3700を売って買いなおしてもいいかなと言う値段です。
本当はある程度マニュアル撮影もできる方がうれしいのですが、ま、それはD70がありますから、こちらはカメラ任せでもいいかなと思います。兎に角、明日にでも実物を見に行ってみて決めようかなと思います。 そして新しいカメラにするにしろ、E3700が勝ち残るにしろ、これでとりあえずカメラについては一段落させたいと思います。今後はレンズを買い足すことはあっても、二年くらいは手を加えないで済むようにしたいものです。
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