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2004年04月25日(日) 三菱自動車 / アウトレット / サッカー

三菱自動車へのダイムラークライスラーの支援計画が白紙化したことで、三菱グループは、三菱重工、三菱銀行、三菱商事を中心に2,500億円の追加融資を行う検討を始めたそうです。

ダイムラークライスラーが計画通り支援をしていたらダイムラークライスラーが4,000億円で、この3社は1,000億円の予定だったのですから、かなり大幅な融資額アップといえるでしょうね。でも、果たして三菱自動車がどこまで再建できるかはかなり疑問を感じます。
既存の三菱ユーザは、今回の一連の不祥事にも影響はなかったかもしれません。リコール隠しなどは、別に自分の乗っている車が燃えたりしなければ他人事ですし、脱輪事故もトラックの事故と思えばやはり他人事で済まされます。わざわざ古くからお付き合いしているディーラー、家の近くのディーラーを変える理由にはならないかもしれないですね。でも、一度落ちたイメージや信用を取り戻すのはかなり大変なんじゃないでしょうか。いわれのない風評被害なら裁判を起こすなど、信用を回復させる手段はありますが、これに関しては事実の寄せ集めですから、各社が狙う、どのメーカーかにこだわらない浮動票の客を取り込むことはかなり難しくなっていると思います。
ランサーエボリューションという車以外は、どこをどう見ても他の車と似たり寄ったりで、「この車でなければ」というものはありません。デザインは個性的ですので、それを指名する人も居るかもしれませんが、逆にそれを毛嫌いする人も居るでしょう。

商社などであれば、支援の融資さえあればそれで危機を乗り越えて、いつかは経営を軌道に乗せるという計算も立ちます。しかし、メーカーの場合は、確かに資金は開発などに有効に使えますけれど、その開発の情報交換や、エンジン、フレームを共通化していたシェアの低下など、さまざまな弊害が起きてくるでしょう。物は大量に生産すればそれだけコストが抑えられます。ですから多くのメーカーは車の車台は共通で上に乗せる箱の形だけあれこれ変えて、インテリアやエクステリアも出来るだけ共通の部品を使ってデザインをするんです。今はそれを一社だけではなく、欧米の会社とも共通化して効率化を図っている訳です。ダイムラークライスラーの出方次第で、今後はそのシャーシやエンジンの提供先がなくなれば更に経営を圧迫します。日産にゴーン社長が乗り込んで、さまざまな手腕を投じて日産の経営を再建したという例がありますが、日産の場合は、ラシーンなどを世に出せる厚顔無恥、無能な古いデザイナーやそれに許可を出す無能な上層部がいたおかげで人気が翳っていただけで、優秀なトップがいれば立ち直る土台はあったのだと思います。しかし三菱の場合はまず、信用を回復させるにはどうしたらいいか。そこから考えなければなりません。言葉を悪く言えば、「日本人なんて浪花節だから、客の前で土下座でもすればすぐに騙されるよ」という考え方もあるかもしれませんけれど、やはり茨の道なんじゃないですかねぇ。

金さえ出せば解決すると言う問題とは思えないだけに、果たして今後はどうなるのか、本当に興味が尽きません。


アウトレット

家の近くにあるアウトレットショップへ行って来ました。
私がこの町へ引っ越してくる前からというか、この新興住宅地が出来た当初からあるこの町の中では古い歴史があるお店なんですけれど、うちから微妙に離れているのと、駅の向こう側という事で殆ど利用したことはありませんでした。自分の中では象さんと亀さんが支えている世界のはてを落ちたところにあると言う認識ですから、普段は全く意識していなかったのですけれど、たまたま、先日カタログが送られてきて、服を買ったメーカーのお店がそれだったので、そこにも行ってみようと思った次第。おりしも今日は日曜日ですし、遥か昔に行った記憶では、そのあたりにあるお店のために日曜はいつも渋滞している筈です。ですから久しぶりに自転車をだして行って来ました。現地に行って見れば案の定駐車場に入ろうとする自動車が長蛇の列を作っていました。私の意識から外れたこの辺りに毎週こんなに行列が出来ているのかと思うと、ちょっと認識が変わった感じがします。
兎に角、そんな長蛇の自動車の列を尻目に自転車でお店の前に行き、自転車を止めてお店に入りました。私は知らなかったのですが、ゴールデンウィークに向けバーゲンを始めたとの事で、どうも長蛇の列の原因はこれだったんですね。お店ではある金額以上のものを何点か買うと割引があると言う感じでした。今日は7点買って15千円ちょっとと言う金額でしたが、そのルールに従って割り引いた結果、支払った金額は8千円ちょっとと言う感じでした。只でさえこのお店はアウトレットですからシーズンが終わったものやB級品などで安いものしかない店なのに、そこから更に半額ですか?ちょっとびっくりでした。その隣にある別のお店でトレーニングウェアも買ってきたんです。スポーツジムで使う服、実は今まで使っていたのは20年くらい前に買ったものだったんです。半分位の体重だった頃のもので、良く入ったなと思っていたんですけれど、さすがに経年変化に耐えられず布がボロボロになってしまったんです。そんな訳で新調したんですけれど、帰宅して試着してみたらみんな小さいんですよ。良く見たら私にぴったりのサイズより湾サイズ下のものばかり買ってしまったみたいどこで間違えたんでしょう。前向きに考えて、返品をするより、このサイズが着られるまでがんばってみようと思うのですけれど、もしかして「甘い!」ですかね。ちょっと心配です。
とりあえず、これで味をしめたので、また明日にでも買出しに行ってみようかなと思っています。でも、そんなに吹くばかり買っても殆ど着ないような気もしますけど....


サッカー

A代表の強化試合(対ハンガリー)をやっていますね。
芝がボロボロの状態でかなり環境が悪そうです。それを割り引いて考えても、欧州組がいないA代表って「玉蹴り集団」なんですね。どうして、パスもクリアもあれだけ味方のいないところに出来るんでしょう。悲しくなるくらいへたくそですね。
ジーコ監督を更迭するとかそんな話があるみたいですけれど、冷静に選手の質が悪すぎるって事を認識した方がいいと思うんですけれどねぇ。あれじゃあどんな名監督が来ても、サッカーになるとは思えませんよ。
特に日本のディフェンスって本当に質が悪いですよね。ディフェンスとは「相手の服を引っ張って行く手を阻むこと」又は「相手を蹴るか肘打ちすること」であるかのようです。アメリカンフットボールの様にホールディングの反則(オフェンスチームのディフェンス要員は指を使ってはいけない)を適用すべきではないかと思います。前回のワールドカップなどを見ていると、英国などいつもフェアプレー賞を獲得するようなチームは本当にディフェンスがきれいですし、欧州のリーグ戦を見ていても、フェアな攻防が繰り広げられています。質の悪いケンカをしているようでは技術の向上はないのではないでしょうか。世界のルールとは別にJリーグでは相手をつかんだらイエローカードと言うような厳しいルールを作って質の向上に努めなければ、いつまでたってもくだらない玉蹴りしかできないように思えて仕方ありません。

また、オフェンスに関しても、テレビ番組でゴールを9個のエリアに分けて全部抜いたら百万円とか、さまざまな状況でトラップをし続けることが出来たらいくらとかそんなのがありますが、殆ど成功しませんよね。それはなぜかと言えば、玉が足についていない、ボールコントロールが出来ていないからということでしょう。私は野球は好きではありませんが、少なくともプロ野球の選手なら玉を捕球してエラーをする確率、それを投げて暴投する確率、投げられた球をバットに当てられない確率はかなり低いと思います。彼らは、そんな事をしないのがプロだと胸を張っていえるでしょう。しかし、サッカーはと言えば、まともにトラップは出来ないし、シュートと言えば枠に行かないし、基本技術が未熟なんじゃないですか?と疑問に思えてしまいます。プロを名乗って金を取るのですから、トラップが足元に落ちて当たり前、ボールはコントロールできて当たり前、シュートは枠に行って当たり前。そうでなければならないんじゃないですかねぇ。サッカーのプロ選手は胸を張って「私はプロだ」と言えるのでしょうか。

ファンだからこその欲目と言うのもあるでしょうけれど、ここはファンだからこそ厳しい目で批判をして、技術の向上を促していかなければならないと思います。


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