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2020年04月08日(水) |
パンデミック狂想曲第8楽章「コロナ戦役絶望行軍」 |
今年も木々の新芽が芽吹き始め、1年で一番過ごしやすいシーズンがやってきた。 しかし、世界はコロナウイルス禍という「感染拒絶原理主義者」の奏でるパンデミック狂想曲によって散策することすら不可能になってきた。 この日本にも予想通り「緊急事態宣言」が発令され、この狂気に更なる死神のファンファーレが加わった。 世襲宰相は十分な現金補填も確約せず、ただ人々を閉じ込めるだけで、この「コロナ戦役」に粛々と行軍せよと説く。 いずれ人々はこの補給なき戦列から次々と脱落して、屍を重ねるしかなくなる。
すでにその予兆はあらゆる分野に露呈し始めている。 イベント、飲食業だけでなく、メディアも萎縮し始め、番組構成も間々ならなくなって次第に歯抜けのようになっていく。 今は維持されているインフラサービスもこのまま持つとは思えない。 遅かれ早かれ、引き篭もりを強要された市民は収入を絶たれ、精神的ストレスの重圧を強いられ、経済面でもメンタル面でも限界に達するだろう。 都市部に住む者はうろたえ、いよいよ都内から脱出し、帰郷や疎開を謀ろうともがき始めた。 しかし、地方はそんな「コロナ疎開」により都会民が押し寄せることで己の地域が汚染されることを恐怖し、その都市部から流れてくる「避難民」を拒絶、排撃。遂には都市、地方間戦争が始まるだろう。 「感染」の恐怖は人間同士の不信を生んで、反目、対立を増幅させる。 あらいる国家、民族、宗教、階層、地域、ジェンダー、ステイタス、家族間でこのコロナ禍を要因として醜い争いが始まりつつある。やがて収拾がつかない本当のカタストロフがやってくるのは必至。
これが「感染拒絶原理主義者」に従った成れの果ての現実である。 生命OSのアップデートに過ぎないコロナウイルス流行を、恰も「毒をまかれた」と妄信した結果、自らの手で文明を滅ぼそうとしている見事なまでの愚かさよ。 もはや「アリノスコロリ」ならぬ、「ヒトノスコロリ」だ。 全ては「感染拒絶原理主義者」という邪教を妄信してきた果ての禍。
もう、あらゆる観点で限界が迫っている。 この過ごしやすいシーズンが終わると、やがてじめじめした梅雨、そして耐え難い猛暑の季節がやってくる。 そんな中、この状況が続けばどうなるかは論を待たない。 コロナ禍を「感染拒絶原理主義者」に委ねている限りは永遠に「非常事態宣言」は続く。 そこに「出口」は、ない。 永遠に! 健常なる民は早く目を覚まし、この文明破壊者たる「感染拒絶原理主義者」と手を切ってコロナウイルスとの共生を模索し、抗体を獲得し、集団免疫を身につけるフェーズに移行する努力をしなければいけない。 そこに唯一、この長いトンネルから脱出できる「光明」を見出す事が出来る。
絶望皇太子
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