transistasis
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人生の敗北者。
先日、朝日新聞朝刊『くらし』欄に「結婚しない40オトコ」と題して40代で結婚したことが一度もない男性の比率が20%近くになった事を報じていた。 記事を読んでみるとタイトルが間違っていることに気が付く。
結婚「しない」のではなく結婚「出来ない」のだ。
貯金1億円の男、年収850万円の男・・結婚を望んでいるにも拘らず結婚出来ないという。 この記事では理想が高いとか、受け身過ぎるとか、そんな理由を挙げてはいるが説得力はない。
結局のところ、女性からすれば「いらない人間」なのだ。
ただでさえ男が余っている情況で、これ程の高収入の男すら必要とされないのだからもはや絶望的だ。 いわいるモテない男は一種の障害者であると言われる。普通、障害者は社会的弱者として保護される立場なのだがモテない男が障害者認定を受けたという話は聞かない。どちらかというと邪魔物扱いだ。これほど同情を買わない「障害者」も珍しい。 こんな不幸を背負った「障害者」がこれほど邪険に扱われ何の救いもないとは哀れの極みであろう。女性から嘲笑の対象とされるだけの「障害者」。
そんな「障害者」たる40代独身男性が日本中、溢れんばかりの情況になってしまったのだ。
自分の遺伝子を残せない男性は「人生の敗北者」そのもの。
驚くべき事に1950年代、40代男性の未婚率はわずか2パーセント弱だったそうだ。当時は結婚出来ない方が珍しかった。 この新聞の記事では2020年には40代男性の未婚率が25パーセントを越すという。いや、これは楽観的過ぎよう。おそらく70パーセント近くの40代日本男性が結婚不可能となろう。この頃には一夫一婦制は崩壊してほんの一握りの男性がハーレムを形成する一夫多妻制に移行している可能性が高い。 実質上、大多数の独身40代日本男性にとって結婚は過去の制度となってしまったと考えてよい。
すべては邪教徒の「日本民族絶滅計画」による謀略の結果であることはいうまでもなかろう。
いずれにせよ人口比率で男性が余剰である限り、モテない男は永遠に人生の敗北者「いらない人間」でしかない。 さして魅力のない低所得絶望独身男性はこの不幸な運命を受け入れる覚悟が必要だ。
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