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2002年06月29日(土) 「人は皆 時の定まぬ 死刑囚 会って別れて 夢と消えゆく」

「人は皆 時の定まぬ 死刑囚 会って別れて 夢と消えゆく」


これは26日、東京地裁にて死刑判決が下された元オウム真理教幹部新実智光被告(38)が読んだ辞世の句である。

男の中の男、新実智光。

だが堕落した俗世は彼に罵詈雑言を浴びせる。
曰く「自分のやった事を直視せず逃げている愚か者」
曰く「卑怯かつ陰湿。身勝手な犯行。反省の欠片もない」
曰く「死刑制度には疑問があるが新実みたいな男には死刑が当然」

愚かな俗人の戯言が空しく響く。

彼にとって死刑は待ち望んだ魂の昇華の時である。
不要な身体を捨て、魂を昇華するための儀式。
彼は一足先に「人類補完計画」を実践する聖者となった。

人は死ぬ。
必ず死ぬ。

人はその生を受けた瞬間より「死の拠」を求める。
そして「死の拠」を得た者だけが生を成就し、魂を昇華することが出来るのだ。
彼は欺瞞なき「死の拠」を得た希有な聖人だ。


一方、彼を裁こうとしている司法行政責任者はどうか?
彼等俗世を牛耳る愚か者共に「死の拠」はない。
自らを欺瞞で装い、意地汚く現世に執着し、欲に塗れ、既得権益に縋り付き、生き恥を曝し、神聖なる国土を汚し國を売り、後世に膨大なる負債を課しているだけ。
國の未来のために命を捧げる者は誰一人としていない。
彼等もまた「死刑囚」であるのにその死を欺瞞で覆い隠しているだけ。

そんなクズ共に聖人たる新実智光を裁けるのか?

否。

まさに滑稽の極みである。


真実が人々に伝えられる事はない。
相変わらずメディアは世間を欺瞞に満ちた虚構で満たしている。

昨今のサッカー世界大会報道を例に上げるまでもなかろう。
民意を無視し、誰も望んでいない共催国応援を強要すべくメディアは狂奔した。
不正に満ちた試合を勝ち進んだ隣国全体主義国のチームの旗をふらされたのだ。
プライドある日本青少年の心に泥を塗って愚弄する情報操作。
全ては邪教徒の指図によって我々を洗脳する意図が働いていることは確かである。
そこに真実は存在しない。

神聖なる国土をバブル経済で汚したのは誰だ?
600兆円もの債務を後世に押し付け、國を邪教徒に売らんとする卑屈な売国奴は誰だ?
日本國をこんなにも絶望の國に貶めたのは誰だ?

大罪を犯したのは新実ではなく彼を裁こうとしている者のほうだ。

虚構の中に住まわさられているのはどちらか?

「人は皆 時の定まぬ 死刑囚 会って別れて 夢と消えゆく」

メディアに真実を語る資格はない。
真実はこの詩の中にある。

しかと心得よ。


絶望皇太子