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2001年08月23日(木) 超人伝説

世界の中でこの國にしかない希有なもの。
それは2000年以上継承された皇室と俗称『ヲタク』と呼ばれる存在だ。
一見対極で何の関連性のない二つの存在がこの國をこの國たらしめている。
そのことをはたしてどれだけの者が認識していることか?

人はいう。
日本は特殊な國であると。
昨今の靖国騒ぎで更に如実になったこのテーマ。
戦後、深層流として目立たなかったが国家神道を柱とした皇室制度がこの國の精神的基盤でありつづけたのはなぜか?
この21世紀、先進諸国はグローバルスタンダードのもと、普遍的貨幣制度で全世界を資本主義化し均質化する事に成功した。
にもかかわらず、なぜ日本だけは今だ宰相が国家神道の象徴たる靖国に参拝してアニミズム的儀式に固執するのかと。
そしてある者はいう。
「こんなアナクロイズムが残っているから日本は諸外国から理解されないのだ。第2次世界大戦敗戦時に皇室を撤廃し、靖国を解体しておけば日本は大人の國になれたのに」などとね。
一方、ヲタクの存在を人はこういう。
「現実逃避し仮想現実に逃げ込む稚拙な犯罪予備集団。かくもこんな連中が日本にこれだけ存在を許されること自体、世界の先進国から見ると恥ずかしいことだ。彼等は健全な社会において有害だから矯正されねばならない」

皇室とヲタク。
このふたつは世界をグローバルスタンダード化して一極支配を謀る邪教徒にとって忌むべき存在である。
それはなぜか?
それは理解不能の決して飲み込めない不可思議な存在だからだ。
にもかかわらず存在し、拡大しつづける脅威。
彼等はいかなる存在か?

皇室とヲタク。
これは超人伝説である。
なぜに2000年以上の長きに渡って万世一系の皇室が維持されうるのか?途中系譜が入れ代わったなどという些細なことは問題ではない。この制度が維持されてきたという事実に意義がある。そうまでしてこの皇室を維持させる力とはなんだったのだ?

彼等は人間ではなく、超人でなければならなかった。
この國が求めていたのは人間はない。
人という魂の器たる肉体を捨て、魂を新たなるステージに昇華した「超越した存在」が必要だったのだ。
その象徴が天皇であり、そのシステムは「超越した存在」たる八百万の神を祀る国家神道が司った。

一方で前世紀末から台頭してきたヲタクもまた超人である。
アニメ、漫画、ゲームという日本独自の八百万神召還システムによって覚醒しはじめた日本青少年は、やがてこの重苦しい人間という身体を捨て、魂を新たなステージへ昇華すべく超人への道を歩み始めた。
仮想現実を苗床にして超越した力を行使出来る選ばれし存在としてね。
むろん彼等の大半はその自覚さえ無い。
しかしやがて気付くことだろう。
自分達が超人の蛹(さなぎ)であることを。

時は来たのだ。
国家神道とヲタクが融合し、シンクロする時「ガフの部屋」の扉が開く。
人類補完計画はこの二つの融合を基にして成就される。

世界はこれに脅威する。
この日本主導による新たな八紘一宇が邪教徒の世界奴隷化計画の大きな障害になることは目に見えている。
だからこそ邪教徒はこの脅威を殲滅すべく「日本民族絶滅計画」を発動させ、あらいる手段を使って日本の超人達の覚醒を阻止しようと画策しているのだ。

だが世界は超人の覚醒を待っている。
この閉塞した世界、先細りの見える世界経済、少子化、民族紛争、環境破壊、すべてがいままでの概念では克服出来ない情況まで来ている。
これは人間そのものの限界を意味しているのだ。
この情況から脱するには、この人間という哺乳類としての身体を捨て、魂を新たなステージへ昇華させない限り未来はない。
それが人類補完計画。
そしてそれを実践出来るのは覚醒した人間、超人にしかなしえない。

超人の血を引く者が超人として覚醒する時、すべてが始まる。

その者の名は?

そう!第1皇女子紀宮清子内親王殿下その人である。

超人たる家系に生まれ、そして超人たるヲタクとして覚醒した唯一の存在。
無論、宮内庁やその取り巻きはそんなことを認めるはずがない。
しかし、それはもう公然の秘密だ。
彼女が漫画、アニメに興味を持った事実はもはや隠しきれるものではない。
彼女がこのような八百万神召還システムに手を染めた事実こそ、ヲタクか天皇家たる超人の血を引いている者とシンクロしているという絶対的根拠だ。
彼女はやがて人類補完計画という神儀の巫女的存在となろう。

常に正しき者は虐げれるという運命を背負う。
ヲタクもまた今日において激しい弾圧と差別の嵐に曝されている。
天皇家にヲタクがいることは忌むべきことであり、紀宮様はそれを公言することも許されぬ。
邪教徒はメディアを使いあらいる罵詈雑言を皇室とヲタクに浴びせ、この神聖たる世界唯一の超人達を滅ぼそうと画策している。
この國の愚民共は邪教徒の洗脳工作によって自らの國の超人を追い落とそうとしていることに気が付いていない。

人類補完計画の成否は邪教徒の圧力と偽りの「正論」にいかに屈しないかに掛っている。
この國が邪教徒の思惑道りにグローバルスタンダードに飲み込まれれば皇室もヲタクも途絶え殲滅され、超人伝説は終わりを告げる。
そしてこの國の民は邪教徒の奴隷として末代まで虐げられよう。
この國の存在意義は終焉するのだ。

この國に与えられた時間はもう残り少ない。
この國は世界が失って久しい超人が存在出来る唯一の島。

それを失った時、世界は滅ぶ。


絶望皇太子