内向的恐妻家の日記
2004年06月16日(水) |
車のディーラーも大変ですね |
こんばんは、こうです。
つい昨日、仕事が定時で終わり、お日様が地平線に落ちる前に自宅に到着する事が できた所、待っていたのは新聞の折込ちらしの山でした。
どうやらその日はちらしチェックデイだったみたいなんですが、つれはかなり溜め 込んでいたもようです。
私はちらしの山がある居間に足を踏み入れると、つれはお帰りなさいの挨拶もなしに 私にある一つのちらしを見せ、こう言いました。
「ねぇ。いまから、このミッキーのサンシェードもらいに行かない。」
つれが私に見せたちらしは、よくある車の販売店の新車の広告でした。
その広告には、『ご来店者には、ディズニーオリジナルサンシェードをプレゼント』の 文字がでかでかと躍っておりました。 (サンシェードといっても、駐車時にハンドルが熱くならないように、フロントガラスの内側に吸盤でくっつけるやつです)
もちろんこの景品は、ご来店者の方と書いてあっても、ご商談にやってこられた方用の 景品でしょう。
我が家にそんな新車を買う余裕など全くありません。
その辺りをつれに詰め寄りました。
「でも、うちの車、車検に出したばっかだし、車買う気なんてなくて、 ひやかしだと思われちゃうんじゃない?」
「ちっちっ、甘いな。これを見なさい。 フロントガラス撥水加工700円って書いてあるでしょ。 撥水加工を目的に行って、そのついでにサンシェードを貰えば変じゃないでしょ。」
「でもそれって、そこで車を購入した人向けだよね。。。 それにそこって、ニッ○ンのディーラーでしょ。 うちの車とメーカーも違うし。。。」
「それじゃ、まずは撥水加工してもらえるか聞いてみて、 駄目だったらサンシェードもあきらめよう。 それでいい?」
「。。。うん。」
。。。と、私はそのつれの案にしぶしぶ同意し、結局今からその販売店に出かける事となりました。
無事に販売店に到着し、駐車場に車を止める間に、店から小走りにかけてくる販売員。
その販売員に対し、早速つれは尋ねました。
「あの〜。ディズニーのサンシェード残ってます?」
聞く質問が違うやんけ。と突っ込みを入れた人は、私の他に100人は下らないでしょう。
はい。まだありますよ。という営業スマイルに気をよくしたのか、つれは、本題を尋ねました。
「この車、ト○タ車なんですが、撥水加工してもらってもいいですかね。」
営業マンは嫌な顔一つせずに、どうぞ、と答えると、 私達を店内に招き入れました。
つれは堂々としていますが、気の小さい私は、そのような大きな態度は取れません.。。
席につくと、別な営業マンが私達に飲み物のオーダーを取りにきました。
「何かお飲み物は如何でしょうか。」
「私は、ホットティーで。」
「。。。じゃあ、私はオレンジジュースで。」
「お子さまの分は如何いたしましょうか。」
「あっ。いいです。私と一緒に飲みますから。。。」
この期におよんで、子供の分まで、飲み物を提供して頂くわけにはいきません。
その後、つれと営業マンは、色々と話をしていたようですが、私はその会話に絶えられず、 展示してあった新車に難しい顔をして乗っては、買う気が全くない訳ではないよ、という 所をアピールしてました。
気の小ささって、こんな所に現れるもんなんでしょうか。。。
短くも私には永遠とも感じられた20分後、ようやく私の車の撥水加工が終わりました。
つれと販売員は、どんな話しをしていたのかにこやかに話しを切り上げ、私達は、ようやく 帰宅の途へとつきました。
ほっ。
後部座席で子供と共にサンシェードのミッキーの図柄を眺めているご機嫌のつれと共に、 ようやく社内には安息の空気が漂いました。
しかしその安息も長くは続きません。
眺めていたサンシェードから顔を出し、つれはこう言ったのです。
「あの販売店って、いつも結構いいプレゼントしてるんだよね〜。 また今度も、ディズニー商品プレゼントするみたいだから、またみんなで行こうね。」
「。。。」
勘弁してください。。。
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