内向的恐妻家の日記
2003年06月16日(月) |
小説家への道(第13章) |
こんばんは、こうです。
実験日記を読んで頂いた方にはおわかりかと思いますが、 実は私は、高校・大学時代から、小説家志望でした。
今でも夢って何?って聞かれると、
「メジャーな作曲家か、直木賞作家。」
と、答えています。
あっ、痛っ。。。いたたたた。。。
皆さん、物を投げないで下さい。。。物を。。。
夢は所詮夢です。ドリームです。ドリームオンアイスです。 ほぼ無理だってわかっていても夢だけは追いかけてもいいじゃないすか。
まあ、心の中で思っていさえすれば夢がかなう訳ではなく、 実践していかなくてはいけない訳で、それなりに自作小説 なんかも作っていました。
それ故、会社入社時の自己紹介では、
「趣味は、小説を書くことです。」
と自己紹介したのですが、ある女性が、
『ああ、私と趣味が一緒だ。。。』
と、心魅かれたのも仕方のない事でしょう。。。
それが間違いの元でした、、、というのは置いといて。。。。
まあ、ご想像の通り、この女性はつれなんですが、つれの場合は私と違って、 小説で県のなんとか賞を受賞した事もある実力者なんです。
以前、受賞作を読ませてもらった事がありましたが、悔しい事に やっぱ世間に認められただけあって、それなりに面白いんですよね。
ふと、私の頭の中に、女小説家とひも、という構図が思いうかんだのですが、 ここはやっぱり、自分の手でステータスを掴み、女房子供を養って いかなくてはなりません。
そんな訳で、いつものパターンですが、私とつれの本日の会話です。
「ねぇ、久々に小説とか書いてみたいんだけど、どうかな。」
「勝手に書けば。。。」
「。。。」
会話終了。。。
どうも、つれのご機嫌は今市、いえ今一のようです。
つれはソファーに寝転がって、何故かオスマン・サンコン氏の 公演のちらしを熟読しています。
そんなつれに、私は食い下がりました。
「ねぇねぇ。書くとしたら内容は、どんなんがいいと思う?」
「あぁん。。。何でもいいんじゃん。」
つれは寝転がったまま、オスマン・サンコン氏から目を離そうとしません。 そんなに、彼が気になるのでしょうか。。。
「久々にファンタジーチックな物を書いてみようかと思うんだけど。」
「ぅうん。」
重苦しい野獣の唸りのような返事とともに、ついにつれは起き上がりました。
「ファンタジーは、あんたの頭のだけで十分。 書くなら、妻と子に見捨てられ、落ちぶれていく男の悲哀でも書いたら。 将来の保険の為に。」 「。。。」
私がわるうございました。。。
おまけ こうの読書棚 パート1
今よんでいる本 乃南アサ 『鍵』 救いようのない本(良い意味で) 筒井康隆 『霊長類 南へ』 自信をもって薦められる本 三島由紀夫 『美しい星』 小説ではないけど、一度読んでおいた方が良い本 小此木啓吾 『対象喪失』
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