内向的恐妻家の日記

   
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2003年06月14日(土) 会話(実験日記2)

「。。。やあ、久しぶりだね。」

「なんだい、そののんびりした挨拶は。急用だって言うから急いで着てやったのに。」

「まあ、落ち着けよ。君にとっても重要な話しだよ。」

「俺にとっても?、なんだい?」

「この日記の作者のこうが、またしても日記のネタが見つからなくって困っている
 そうなんだ。」

「なんだ、そんな事か。そんなの彼に任せとけよ。」

「そうもいかない。だって君も僕も、こうの人格の一部なんだよ。
 それに僕たちは、彼の窮地を救う為に作られたキャラだしね。」

「。。。そうだったのか。。。それならば仕方がない。
 彼に変わってネタを考えてやるか。。。」

「そうそう。」

「それにはまず、ネタも何も、彼の今日一日の行動はどんなだったんだい?」

「うん。ここにメモしてある。

 11:00 起床,朝飯
 12:00 子供と公園へ
 15:00 昼飯
 15:30 家族で近所のスーパーに買い物
 19:00 夕食
 24:00 カウントダウンとともに父の日のプレゼントもらう
 25:00 妻と子供、就寝

以上。」

「う〜ん、つまらない一日だな。確かにネタに苦しむのもわからんでもない。」

「だろう。」

「でも、父の日のプレゼントをもらったのは、結構大きなイベントじゃないか。
 これを日記に書けばいいじゃないか。」

「それで大丈夫なら苦労しないよ。
 プレゼントをもらいました。感動しました。マル。
 じゃ、読んでいる人も面白くも何ともないじゃないか。」

「いいんだよ、日記なんだから面白くなくても。
 そんな事を気にしているから、そうやって悩むんだよ。」

「僕に言わないでくれよ。」

「しょうがないなぁ。じゃあ、昨日の日記に書いたみたいに、
 自分の意見を書いてみるのはどうだ?
 恋愛感についてとかさ。」

「だめだめ。昨日の内向的性格について書いた文章は1票も投票されず、
 どうも不評のようなんだ。
 そんな面白くもない主張を2日連続でかけないよ。」

「じゃあ、思い切ってエロエロ日記でも書いちゃいなよ。
 アクセスアップのためにさ。。。」

「そんな体験っていつしたの?」

「いいんだよ。フィクションで。読者はわかりやしないって。」

「駄目だって。フィクションは絶対書かないって決めてんだから。」

「おまえな〜。そんな事ばっか言ってるから、日記のネタがみつからないんじゃないか。
 ほんとにネタを探す気あんのか。」

「もちろんさ、だからこうして君を呼んだんじゃないか。」

「だいたい、作者も作者だ。以前、探偵事務所の実験日記書いて大いに不評だったのに、
 またこうして実験日記を書くなんて、どうかしてる。」

「確かにそれは言えるな。でも、作者は某所で指摘されているように、
 Mなんだから仕方が無いよ。」

「ああ、この掲示板か。
 でも、作者の別人格である俺らが否定しておかないと、本当にそういう趣味があると思われてしまうぞ。」

「確かに。じゃあ言っておこう。この日記の作者こうは、いじめられるのは好きだけど、そういった趣味はありません!!」

「。。。フォローになってるのかそれ。」

「多分。」

「それよりも、こうやって俺たちが会話していたら、なんとか一日の日記としては
 十分な量になったんじゃないか?」

「十分すぎるよ。ここまで付き合って読んでくれている人が暇人に思えるぐらい
 たっぷりと。」

「おまえな〜。読んでくれている人になんて失礼な言い方するんだ。ちゃんと謝れっ。」

「ごめんごめん。こんな文章でもちゃんと読んでくれている人がいるのは、
 本当にありがたいよ。」

「そうそう。それじゃ、早くこの日記を終わらせるのが、読んでくれている人の為になるんだな。」

「うんっ。そろそろ終わりにしよう。」

「そうだな。ただ、このかけあい文章の元ネタは、横田順彌の小説って事だけは
 言っておこう。」

「なんだ、実験日記とかなんとか言っていて、実はパクリなんだ。」

「彼は否定するだろうけどね。まあ、模倣している事には間違いない。」

「しょうがない、僕らから謝っておくか。」

「そうしよう。」

「ごめんなさい。」

「ごめんなさい。」


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