仙人の壷

『仙人の壷』読了。読了つーか1時間ぐらいで読めてしまう,南伸坊のマンガのような本です。ワタシは酒見賢一の『墨攻』の挿絵で南伸坊を100パーセント見直したのだけど,この本は『墨攻』のときの絵とタッチが似ているので,喜んで読みました。中国の昔のお話をマンガにして,それに簡単なエッセイのような解説のような文章が着いている。とにかく,絵に味がありますね。話の選択のセンスがまたよくて,まったく唐突にブツっと終わるやつが多い。起承転結とかなくて,意味もよく分からない話が大部分なんだけど,これが南伸坊の絵とよく合うですね。
2001年09月17日(月)

ま2の本日記 / ま2