仕事!仕事?仕事・・・
CLIO
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2001年03月21日(水) ■ |
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温度差(就職活動第3弾) |
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「就職氷河期」こんな言葉が出始めてからもう5年以上経ちます.就職氷河期とはその名の通り,就職するのがかなり大変な時代になった,と言うことです.具体的には求人倍率と言うのが有ります.これが現在では1をきっています.つまり就職先よりも人手の方が余っているということです.当然,就職できない人が出てきます.こんな人たちは大体フリーターになります.自ら望んでフリーターになる人もいますが. こんな大変な時代ですが,実際に就職を控えた人の中でどれだけ就職氷河期と言う事を意識しているのでしょうか?私は現在新潟に住んでいますが,東京と新潟では明らかに就職に対する意識が違うような気がします.個人的な出来事ですが,こんな事が有りました.私が東京に初めて面接を受けに言った時,あれは3月中旬だと思います.会社に行き,待合室で待っている時に,いっしょに面接を受ける人2人と話をしていました.その時の会話です.仮にその人をAさん,Bさんとします. 私「今日,初めて面接受けるんですよ.だから緊張して,緊張して・・・」 A「今日がはじめて面接なの?遅すぎないか?俺もう内定一つ持っているぞ」 B「私は内定は持っていないけど,今日で10社目くらいかな.今日はもう無いけど,明日は2つの会社の面接があるの」 私「一日に2社も受けるの?」 B「普通だよ」 私「普通なんだ・・・ねぇ,(Aさんに)内定が出たのはいつなの?」 A「今月の初め.酔っ払いながら内定の電話もらったから定かではないけど,内定です,と言っていたような気がする」 私「ふーん.それにしてももう内定が有るのって早くないか?」 A「まあ,早いほうだと思うけど,取り立てて早いわけでもない」 私「私が遅いと言う事ですか」 A「まあ,今からたくさんうければ良いんじゃないの?」 私「頑張る事にします・・・」
(チョット前の話だから,内容が曖昧だけど,大体こんな感じの会話でした) 私は,自分のいる大学の中では結構就職活動を頑張っている方でした.しかし,東京では全然遅い事がわかって愕然としました.テレビで「就職氷河期」と言われても,体感しないと分からないのですよね.どんなに外が寒くても,家の中にいれば寒さを感じない.これと同じことです.寒さも体感しないと理解できない,と言うことです.就職活動を控えている皆さん,現場に出て体感してきてください.外は凍えるような吹雪が吹いていますから.
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