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2001年03月15日(木)
オリジナル(就職活動第2弾)

 就職雑誌を読むと、「君のオリジナリティを持とう」と書いてあります。「会社は何千人と受験者がいる。その中で合格するためには、他の受験者と自分は違うと言う所をアピールしなくてはいけない、その為には自分のオリジナリティを発見して、そこをアピールしなくてはいけない。その為には・・・」と延々書いてあります。

 その親切な本は「君のオリジナリティを探す方法」が懇切丁寧に書いてありました。私はその本をしばらく読んでいて、「本を読んで実行するオリジナルなんて、おかしい」と、ふと思いました。また、「オリジナルを出すためには自分探しが重要だ。自分探しの方法とは・・・」とこれまた丁寧に自分探しの方法を解説してあります。でも、本の言う通りに自分探しを実行しても、そこにオリジナルは生まれるのか?と言う疑問はついて回りました。

 私が色々な会社を回っている内に感じた事は「面接攻略本と同じことを言う奴は落ちる」と言うことです。集団面接で「このセリフどっかで見たことあるな・・・」と感じた事を言う人に次の面接で出会ったことは有りません。

 人事の人は就職活動する人よりも、就職関係の本を読んでいます。実際に人事の人が言っていましたから、これは間違い有りません。

 自分で自分のことを考えるから,オリジナルなのだと思います。人に考え方を教えてもらってはオリジナルでは無くなります。もし、どうしても自分のオリジナルが見つからない人は「私は懸命に自分の事を考えましたが、自分らしい事が何一つ思い浮かびませんでした。これだけ考え、オリジナルが無い人間も珍しいと思います。

私にはオリジナルは見つかりませんでしたが、他にはいない人間であると思います。さらに、他の皆さんがどうやって自分をアピールするかは知りません。しかし、私は無理矢理自分を捻じ曲げてまで、オリジナルを主張しないだけの信念があります。この信念だけは誰にも負けません。」とでも言っておけば、とりあえず目立つかもしれません。

 かなりのギャンブルなのは間違いありませんが。