■ ヘッド・フォンから石田彰
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|| 2004年02月11日(水) largo ||


■録画していた「ごくせん」と「攻殻S」を見る。「攻殻S」って、もし素子が人形遣いと出会わなかったら、っていう話なの?って・・今更?「GHOST・・」の方は、全然わかんなかったというか、あの作品を面白いと思えるだけの脳みそを私が持ち合わせていないというか・・・。ほら、私ってアナログな人間だから。「ロックマン」で言えばビデオマンみたいな?それにしても、EDのロールの速さはなに?

■「銀河鉄道物語」の12話を見た。イネさんが麻生さんだったよ!?学がカツオに見え、ちょっとウルル。

■今日は午後から「largo」を一気読み。榎田尤利の世界へどっぷりと浸ってみる。
作風の好き嫌いとか言う以前に、相性の良さみたいなものを感じる。それとも、これは皆が感じていることなのだろうか。特に斜め読みしているわけでもないのに、さくさくとページが進む。「読みやすさ」と言うと、ちょっと軽い感じがするので、あまり褒め言葉ではない気がするのだが、他に例えようがない。
まず、読み終えた印象をひとことで言うならば、これ、CD化されて欲しい、そういったところだ。音楽ネタだったということ以上に、凛の声が、あまりに鮮明に聴こえてしまったからだ。まず、置鮎龍太郎以外にありえない。←キッパリ
あああ〜、誰か同意して〜、頼むよ〜 ←その割に弱気
どんな作品でも、自ずから声を意識して呼んでしまうのは私の癖だ。が、これほどはっきりと声を聴きながら読めた作品は多くない。CDを一本聴いたような気にすらなった。ああ、なんてお得な脳みそ。もし、この作品がCD化されて、万が一(ま・・万が一!?)オッキーじゃなかったら、絶対に聴かないもーん・・いや、そのくらいオッキーだったってことです、あ、私的にね。
ボランティアネタ、多いよね、榎田作品。それでも、六実が施設でピアノを弾けなくなってしまったとき、ずるい!と思いつつも、ちょっときました。それと、凛の弾くリストの「ため息」、この描写がまた、たまらなくせつない。読み始めはキャラもなんだかありがちで一抹の不安を感じたし、正直、ストーリー自体も結構あっさりしていて、ぐいぐい引っ張られるほどのドラマティックさではないのだけれど、静と動の描写と、大切なシーンでのたたみかけがやはりスゴイ。プライドとコンプレックスが混在した六実、意外にもエゴイスティックな部分を露呈させる凛。多少極端な気もするが、バランスは絶妙。
ただ、ものすごく珍しいことに、当て馬の前原がちょっと弱かった印象。昨日読んだ「可愛いひと」の脇キャラの印象が、あまりに強かったからなおさらだろうか。
とにかく。面白かった、ということです。


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