|| 2003年12月03日(水) 学習能力 ||
■昨夜、娘(3歳児)が珍しく亭主に叱られた。仕事から帰ってきた父親に言った、あるひとことのために。この言葉は、多分テレビか何かで言っていた台詞をそのまま使ったと思われ、もちろん彼女に悪気などこれっぽっちもなく、それは亭主にもわかっていることなのだが、シチュエーションがまずかった。 夫は、帰ってくると、まず階下のインターホンを鳴らす。私がオートロックを解除し、娘が玄関ドアの鍵を開ける。これはいつものことなのだけれど、娘は玄関のドアを開け、力いっぱいに叫んだのだ。
「いまなんじだとおもってるのーっ!?」
時刻は午後10時頃。これは、ウチの亭主の帰宅時間としては、決して遅い部類ではない。しかし、時間帯から言って、おそらくマンション中に響き渡ったのではなかろうか。
なぜ自分が叱られたのか、彼女は理解できただろうか。ただ、めったに怒ることのない父親からの叱責に、夕べはさすがに落ち込んでいた。とは言え、夫の叱責など、せいぜい「めっ」くらいなものなのだが。
そして今夜。 ピンポーン、と、チャイムが鳴り、私がロックを解除し、パジャマを着た娘が玄関へすっ飛んでいく。そして、エレベーターから姿を現した父親に、彼女はまた、叫んだ。
「きょうはずいぶんとはやかったのね!」
時刻は昨日と同じく、午後10時。自分が叱られた理由を彼女が理解していたか否かはともかく、娘なりに学習はしたらしい。
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