|| 2003年07月19日(土) 歌う石田彰 vol.1 〜レードン編 ||
■もし、自分が死ぬときのBGMが選べるとするなら、私はぜひこの「レードン」で、と思っている。どうせ死ぬなら、最期は石田彰の声を聴きながら死にたい。よって、走馬灯には「レードン」と、心に決めている。キャラに例えるなら千堂頼人、いや、青厚志に匹敵するくらい、この曲が好きだ。自分で例えておきながら、自分自身にすらよく理解できないほどわかり辛い例えだが、とにかく、そのくらい好きだということを心のどこかに留めておいていただけたら幸いだ。そんな理由で、万が一のためにこの曲を入れたMDを常時携帯している私だが、瀕死の私がもし、再生ボタンを上手く押すことが出来ず、次に入っている「コールド・スリープ・ブルース」をかけてしまったらどうしようなどという不安は常に付きまとうわけだが、それは運命に任せる外ないだろう。
■ここで言う「レードン」とは、当然「レジェンド・オブ・クリスタニア」のレードン役を演じた石田彰本人が歌っているバージョンを指している。彼の歌う歌の中では、もちろん、最も好きな歌である。あーさんの場合、キャラソンはキャラクターの声で歌っていることが多いような気がするし、唯一のシングル「KNIGHT OF MIDNIGHT」なども、返って作り声であるように思えるだけに、この「レードン」が一番彼本来の歌声である気がしてならない。まず、音域があっているし、何より、彼の歌の特長とも言えるビブラートが、なんとも言えず、美しい。
■個人的な「レードン」の楽しみ方を述べよう。当然、クリスタニアファンはクリスタニア自体の世界を思い描きながら聴けばよい。これは最もポピュラーでノーマルな楽しみ方であろう。しかし、私が心に描くのは第7世界の青厚志に他ならない。何度も言うようだが、私は石田彰演じるキャラの中で、青厚志が一番好きである。ゆえに、この歌をシナリオ3で聴くことこそ、本懐であると言えよう。以下、歌詞の一部を追ってみる。
永遠の繰り返し→ループ//閉ざされた時間(とき)→第5世界と第7世界//熱き想い 炎となり→もちろん舞への想い//白き翼→士翼号//扉 開いて→ワールドタイムゲート//赤き剣(つるぎ)→当然火の国の宝剣//君の笑顔〜同じ瞳に→どう考えても舞のこと
勝手な思い込みかもしれないが、これ以外の部分もことごとくシナリオ3とリンクしており、聴けば聴くほど身悶えてしまう。〜この身 千に刻まれ 骸となって〜の件りなど、厚志がミノすけあたりにしばかれている姿を想像したりすると、より身悶えること間違いなし。こういうときだけは、自分の思い込みの激しい性質を便利だと思わずにはいられない。
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