|| 2003年07月18日(金) ぎょんちゃんの野望 ||
■コミックス版「お金がないっ」の1巻と2巻を読む。香坂さんの描くキャラについては、好みが分かれるようであるが、私は個人的にとても好きだ。「お金がたりないっ」に描かれていた、ブタの貯金箱を持った綾瀬など、それはもう、めちゃめちゃ心を揺さぶるものであり、その誘惑に勝てず、フライングしてしまったのだった。原作を読み、CDを聴くだけでは忘れそうな、狩野の26歳という年齢も、コミックスならばなるほど26歳であって、しかもスーツ姿に慣れ親しんだ狩野が思いきりカジュアルであり、これはやはりコミックスならではであろう。ただ、誉、操の久芳兄弟の区別がつかないのは、CDと同様であるが。しかし、私としては何よりぎょんちゃんである。私は、置鮎氏のぎょんちゃんが大好きだ。ぎょんちゃんというより、置鮎龍太郎の関西弁が好きなのだろう。原作の小説であれコミックスであれ、私には3Dである。そのぎょんちゃんが、番外編では、柔軟なポリシーとささやかな野望を持って無駄な意気込みを空回りさせる。(ある意味ひどく虚しい。)CDとしても、ここまで定着させたのだから、ぜひパロディーを実現化してはもらえないものだろうか。もちろん祇園メインで。
|
|
|