リュカの日記

2007年01月02日(火)

高校の時によく遊んでいた中学時代の同級生が夢に出てきた。
そいつとは、中学時代は殆ど面識が無く、高校に上がった後で関わるようになったのだ。といっても、高校は別々だった。
俺が中学時代によく遊んでいた嫌な奴の一人、の親友だ。
当時は、そいつと、その嫌な奴と、隣の中学出身の暴力的な奴と俺の4人でよく集まっていた。
夢の中では、そいつと二人で色々と当時の事を振り返って話していた。
もしかしたら、こいつは割りと良い奴だったのかもしれないな、なんて事を感じた。
もっとも、その他の奴らが極端に異常な性格をしてただけ、というだけかもしれないが(といっても、一般的にはそういったいやらしい性格をした奴らが"普通"と定義されるのか。この世には、いやらしい奴らがあまりに溢れすぎているから)。
少なくとも、そいつは自分が関わっていた奴の中では、かなりマシな方だったなと。夢の中でも、しばらくそんな感慨に浸っていた。
場面が変わった。
俺が高校の頃に転入した単位制高校。
俺は無断でその高校の中に入っていった。
昼休みに給食が出るので、生徒に紛れてそれにありつこうとしているようだ(現実には、この高校に給食制度は無かった)。
チャーハンやから揚げを食べた。
そんな感じの夢を見た。
今日は午後13時過ぎに目が醒めた。
俺が大学1年生の頃、この高校の目と鼻の先にあるマクドでバイトをしていた。
休憩時間はタバコを吸う為いつも外に出ていたのだが、その休憩時この高校の前にあるスペースで菓子パンを食べたりする事が多かった。
その時、一度その高校の職員に声を掛けられ、「こんなとこに座って食べてんと中入り」と言われ、高校の空き教室に入れてもらった事があった。
俺は既に卒業してしまっていたので、もう二度と入る事は無いはずだった教室だ。とても懐かしく感じた。
一般人でも入れてもらえるんだな。
さすがに、24歳にもなった今の年齢じゃ入れないだろうけど。
寝起きから、そんな事を思い出し、感慨に浸っていた。

大分マシになったとはいえ、まだ風邪が治らない。
この風邪では最初から熱は出ていないけど、やっぱりしんどい。
頭がボケる。
今日もあまり考える事が出来なかった。
「鯨道(12)」と「フランダースの犬」を観た。
「鯨道(12)」は、広島に実在したヤクザ大西政寛のドキュメンタリーだ。
大西政寛は小柄で幼く、可愛らしい美少年でありながら、悪魔のような冷酷さを持つがために「悪魔のキューピー」と恐れられていたという。
その話を2chで知って、俺は興味を持ったのだ。
写真を見る限りでも、本当にそういう感じの可愛らしいタイプの男の子系の人間だったんだな、と感じる。
「フランダースの犬」は、「大いなる遺産」という映画に出てくる主人公の少年時代を演じた可愛らしい子役がネロを演じているので借りてみる事にした。といっても、以前も借りた事がある映画だったけど。
「フランダースの犬」でも「大いなる遺産」でも、この少年は絵描きの役だ。
「フランダースの犬」は名作としてとても有名な話であり、日本ではアニメで広く知られているけど、俺はアニメを観た事が無い。
でも、大筋のシーンは何となく知っていた。
街の人々が大勢でネロを追いかけ、その人々から逃げ回るネロは教会に逃げ込み、そこに展示されている憧れの絵画を前にして力尽きてしまう。
そんな話だと思っていた。
しかし、実際の内容はネロを心配した人々が必死の捜索を行っていたというもので、俺が思っていたほど酷くてえげつない話ではなかった。
ネロの家に、地主みたいな奴が借金の催促にやって来るシーンがある。
ネロがそいつについて「嫌な奴」と愚痴をこぼすと、おじいさんが「人を憎んではいけないよ」とネロを諭す。
俺はそれを見て、『これは立派な教育っていうのかな(酷い事をされても憎まないのは、可哀相じゃないか?という意識が俺にあるので)。まあ、立派なのだろう』とか思っていたけど、次のシーンでおじいさんが「お前まで最低な人間になってしまうから」と。
『最低って、あんたも十分憎んどるやん 笑』みたいな気持ちになって、少しだけ笑えてしまった。
今日はそんな感じで映画を2本観て過ごした。
頭はずっとボーっとしてる。
現在午後21時32分。


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